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中国で完全電動自動車に乗ってみて素敵と思った3つの理由

先日、はじめて完全電動自動車に乗りました。

片道約450kmのドライブ、しかも満充電しても理論値320kmしか走行できない車。どこで充電すれば良いのか、そもそも充電できるのかなど疑問だらけ。

基本的に心配症なわたし、ガソリン車をリースできなかった時点で、正直今回の旅行は「詰んだ」と思ってました。

しかし、4日間の旅行を終えてみて考えが完全に変わりました。中国広東省なら電動自動車って完全にアリだと思います。

理由は3つ

  1. 急速充電はマジで早い

  2. 充電コストは激安

  3. 電動自動車は静かで速い

では、具体的に説明していきます。

急速充電はマジで速い!

借りてきた車は、満充電でも320kmほどしか走れないお車でした。そして、なぜか満充電されていなかったので、借りてきた時点で残り走行距離は230km程度でした。

高速道路で、時速80kmほどで走行しているときは、理論値通りに電力を消耗していたのですが、途中120km制限道路で加速すると、充電がガンガン減り出します。

サービスエリアに充電ステーションがあると表記されていましたので、立ち寄ると壊れていて充電できませんでした。それで、車のナビに充電ステーションを聞くと、少し先のICから出て200メートルほどの場所で充電できるというので、1度高速を降りて充電することにしました。

50元ほどデポジットし充電を開始して、近くの蘭州ラーメン屋で食事して、お手洗いに行き、戻ってくるとほぼ充電は完了していました。ここまで50分程度です。

1時間程度で残り20%から95%くらいまで充電できるのであれば、気にすることもないなと思いました。他にもスーパーマーケットや商業施設の駐車場にも充電できるところがあるので、買い物の度に充電するというのも良い方法だと思います。

充電コストはガソリンに比べて激安

今回、450kmほど走行して2回充電しました。

それぞれ48元(950円)程度でしたので、1kmあたりのコストは1900円/450kmで、約4.2円程度です。

もしこれがリッター15kmくらいの燃費で走る車であれば、30リットルほどのガソリンが必要で、今の東京のレギュラー最安値が153円だそうですから、4590円ほど必要です。

ガソリンですと、1㎞当たり10.2円となります。

こうなると、ガソリン車に対して燃費は半値となります。中国のガソリンは安くなく日本と同じくらいと聞いたことがありますので、概ね間違いはないでしょう。

さらに、電動自動車はガソリン車よりも優遇されており、ナンバーも取りやすく、購入補助金も出ていたようなので、燃費は安いけど結局はガソリン車のほうがお得ってこともなさそうです。

電動自動車は静かで速い、これは家電の類い

そして、電動自転車にのって思ったのが、これは自動車の形をしている家電なんだなと。

電動自動車はとにかく静かで速い。今まで、モーターによる出力ってドッカンパワーで踏むと急加速、アクセルを戻すと急減速するものだと思ってました。

しかし、今回利用した中国の電動自動車はそんなことなく、スムーズに加速しますし減速も穏やか。気難しいところはひとつもなく運転も楽でした。

振動もすくなく、まぁまぁ静か。タイヤの音は気になりましたが、それ以外の不満点はありません。

さらに、スイッチで操作することはほとんどなく、鍵をもって近づけば勝手に起動して、走行モードにすればスルスルと動き出す。車から降りてある程度離れると勝手にロックしてシャットダウンする。

これは自動車というよりは、新しい乗り物、むしろ便利家電に近いって感じでした。きっと、自動車の形をした別の乗り物なんだろうと思います。今後、これがどんな風に進化するか楽しみです。

まとめ

じゅあ、電動自動車を購入するかと聞かれれば、答えはノーです。

買いません。

わたしは自称ミニマリストですし、旅行で必要ならレンタカーを借ります。今は、妻氏も盟友フランス人も運転できますので、必要な時に車を手配すると思いますが、自動車は日常的に使うには贅沢品です。

電動自転車で事足りてますし、今の状況ならすべての移動にタクシーを使う方が経済的だと思います。

でも、充電ステーションが普及しないとどうにもならない電動自動車をここまで普及させた中国の徹底ぶりには感心しました。日本で、充電ステーションをここまで準備するのはまだまだ難しいんでしょうね・・・しらんけど。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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