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「光る君へ」でバードウォッチング(1)約束の月

「ドラマと野鳥」の投稿の反響が大きく、驚いています。自分用に残していたメモを見やすく整理しました。ドラマを楽しむスパイスのような感じでお楽しみいただけると幸いです。

あらかじめお断りしておきますが、ボクは野鳥に関する本を出していますが、野鳥の研究者ではありません。わかりやすく解説するプロですが、識別のプロではないので、聞き間違い、認識間違いもあります。ご了承いただけると幸いです。「野鳥の声でもドラマが楽しめますよ〜」ということが伝わると嬉しいです。

とくに不安な部分は「?」がついていたりしますので「そうだよ。合ってるよ」とか「こっちの鳥かもね」というコメントいただけると嬉しいです!

あと、歴史については、小学生の娘にもバカにされるほど何も知りません…笑


このページの構成
名称:シーン
鳴き声
セリフ
感想

ヤマガラ:夜、突然降ってきた雨。雨漏りする家。

ニーニーニー
まひろ:うちには屋根を直す蓄えもないの?

ヒヨドリ:あかちゃんを抱っこする兼家

ビェー
兼家:肌が透き通るように白い美しい姫じゃ

かわいい赤ちゃんなのにヒヨドリを当てられてかわいそうに。
もしかして、この子はそっち系なの?ヒヨドリのようなやかましいドラ娘になるの?(ボクは歴史をなーんも知らんのです)

ヒヨドリ:遅れてやってきた三郎

ビェー
三郎:遅れて申し訳ございませぬ

キジ:久しぶりに会った道隆が三郎に

ケンケン
道隆:背丈が伸びたのぉ

キジが鳴いているってことは春のシーンなのでしょう。

ヤマガラ:まひろの家に酒を持ってきた宣孝

ニーニーニー
まひろ:今宵はどなたのところへ?
宣孝:そなたは大人のようなことを言うのお

ゴイサギ:夜。詮子と三郎の会話

グワッ
詮子:入内が決まってから帝の顔が気になって眠れないの

たぶんゴイサギ。ササゴイかも?
醍醐天皇から五位の位を授かったからゴイサギとのこと。醍醐天皇はこれよりも後の時代の人だから、この時代では別の名前だったのかもしれませんね。醍醐天皇は前の時代だから、すでにこの時代ではゴイサギでした(娘に訂正されました。グッジョブ娘。)

キビタキ?:ちやはと、まひろが御百度参りしている

キコキー
ちやは:式部省の少丞に任じられますように

カタカナにするとイカルっぽいけど、キビタキじゃないかなあ?ファーストインプレッションではキビタキでした。
でも、夏鳥なんだよね〜。これ、正月前のシーンでしょ?じゃあ、秋に鳴いてるイカルかなあ?

野犬:為時が夜帰ってこない。家を空けて平気なことが理解できないまひろ。

ワンワン
ナレーター:男が直妻の他に妻を持つことは珍しくなかった。為時もたびたび家を留守にした

ヒヨドリ:枝についていた1枚の葉っぱが落ちる

キェー
ナレーター:この年も為時の官職は決まらなかった

ハシブトガラス、ヤマガラ:がっかりした様子で家で本を読む為時

カーカーカー
ニーニー
まひろ:何を読んでいるの?
為時:史記の本紀だ。新しい皇帝を操った男の話が書かれている

ヒヨドリ:史記の本紀を読み聞かせる為時。そのひざに座るまひろ

キェー
まひろ:(男ならばなあと父に言われて複雑な表情。でも漢文の内容は面白いようで、それはそれで楽しいみたいな顔)←演技超うまい
為時:(読み聞かせ)

ヤマガラ:家に帰ってきたちやは。鳥かごの前でまひろと会話。

ツーツーピー
ちやは:一度飼われた鳥は外の世界では生きていけないのよ

モズ:雷が落ちたことを受けて、兼家、道隆が会話している。

キィキィキィキィ
兼家:噂を流せ。世の流れはおのれで作るのだ。

不穏な感じする。だってモズだもん。

カケス:弓の稽古に励む道兼。イライラしている様子。

ジェジェジェ
道兼:あああっ(弓が上手くできない)

あはは〜カケス〜。

モズ:時姫に呼ばれて、道兼、三郎がお菓子を食べながら詮子の様子を案ずる。

キィキィキィキィ
三郎:姉上から先ほど文が届きました。お上はお美しく…

ゆったりしたBGMとは合わないモズの高鳴き…。あやしい。

カケス:母に頼りないと言われ道兼が三郎をボコす

ジェジェジェ
道兼:母上に免じて今日はこの辺にしといてやる

道兼にはカケスらしい。

コオロギ:夜。兼家の肩を揉む時姫。

リリリリ
兼家:泥を被る者がおらねばならない。道兼が役にたつ

ん?もう秋なの??

モズ:散楽を観ながら百舌彦とぬいが手を繋ぐ

キィキィキィキィ
散楽:(演目の様子)

散楽、アクロバティックで楽しそう!現代でも見たい。
ただ庶民のロマンスであればなにもモズにしなくてもいいのにね…?百舌彦だからモズを割り振ったのかな?

ヤマガラ:まひろが鳥かごの掃除をしていたらヤマガラが逃げてしまう

ニーニーニー
まひろ:(あっ)

カイツブリ:ヤマガラを追いかけて河原まで来たまひろ。三郎に出会う。

キリリリー
三郎:いかがした?

へえー!カイツブリ!トビじゃないんだ〜。川といったらトビのピーヒョロロだと思った。こりゃ、効果音にこだわってますね。今回の大河面白そう。

ハシボソガラス:イライラしながら席に着く兼家。机に置いてあった書状にあたる。

ガーガーガー
兼家:(怒った様子で歩いている)

あ、ボソになった。こっちの方が濁った声。(たぶんです。わかる方教えてください)

ツミ:兼家が為時と話している。東宮様の漢文の先生に雇用する。

キーキーキーキー
兼家:それなら一つ頼んでも良いかな?

でた〜〜〜!ツミ!まじか。こりゃ、やばいシーンですよ。ツミという肉食の鳥がいるんです。でも、夏鳥なのでこれは夏のシーン?あ、季節はたぶん関係ないですね。環境音ではなく、演出として入れているはず!
モズよりは、ヤバさは上。モズより大きいので小鳥たちを襲うことも。うちでも、ツミがいるとほかの小鳥たちは大騒ぎになります。

カイツブリ、カワラヒワ:三郎とまひろが再び川で出会う。百舌彦とぬいも再会。

キリリリー
まひろ:お菓子を忘れた?許せぬ。

このドラマで川はカイツブリみたいです。カワラヒワみたいな声も聞こえました。

スズメ:為時の初出勤。着物がカビ臭い。

ヂヂヂヂ
為時:こたびのことは兼家様のおかげなのだ

平和なちゅんちゅんではなく、警戒の時みたいな声でしたね。スズメじゃないのかも?

モズ:為時が出勤

キィキィキィ
ちやは:明日は大安の日。お礼参りに行きましょう

大安の日だけど、行っちゃだめー!!

ニワトリ:あくびをする安倍晴明

ココココ
晴明:(あくび)

ユースケさんっぽい。笑

ヒヨドリ:東宮様が為時にキックをおみまい

ビェー
為時:(漢文を読む)

あはははー!ぴったり。このシーンに鳥を当てはめるならヒヨドリだよね〜。

イカル:ちやは、まひろがお礼参りにいく道中。お急ぎの様子のまひろ

キコキー
ちやは:この石段を何百回も歩いたかいがありました

おなじお礼参りの森のシーンだけど、こっちは声質がイカルっぽいなあ〜。でも鳴き方が違うよね。ボクの知らない鳥?西日本にしかいないとか、山の鳥とか?自信ありません。

トラツグミ、モズ:お参りしている

ヒョー
キィキィキィ

第一印象ではトラツグミだと思ったけど(環境的にも)ちょっと知ってる鳴き方と違うんだよなあ。でも他にこんな鳴き声の鳥いないよねえ。
あと、安定のモズ。これはこの後に起こることの暗示。

カケス:道兼が三郎をボコす

ジェジェジェ
道兼:こいつが出過ぎたことを言うので叱っておったんです

ゲス男発言〜(笑)

カイツブリ:三郎はまひろを川で待つが来ない

キリリリー

そりゃ来られませんよ…。


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