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光る君へ20話「望みの先に」を自然観察

オープニングのあの花はボタンでもないし、ケシのようでもある。むぬぬ。と、まあ今のところ「架空の花」とボクの中では理解していますが、今回のお話で「ボタン」に一歩近づいた気がします。


ササゴイ:斉信、道長に「伊周と隆家は終わりだな」

ヒヨドリ:一条天皇おこ「許しがたし」

ビェー

ハイタカ?:斉信「二人には謹慎を申しつける」

キキキキという声。別の鳥かもしれませんが。いつものツミとは違う感じがします。

ヒヨドリ:為時ファミリーの昇進の団欒

あの鳥かごはあるけど、ヤマガラの声は聞こえないんだね

ウグイス:国盛「私は漢文が苦手にございます」

ホトトギスっぽいと思ったけど、ちがうよね?庭には梅の花だし。わかりにくい。遠くで聞こえます

キジバト:詮子、伊周の裁きが思ったよりも軽そうで悔しそうな表情

ホオジロ、ヒヨドリ:行成がたっくさんの書類を運んできた

ほんと自然な鳥の声使うよね〜。ちゃんと演出しているし、とっても自然。技術すごすぎ。

カラス:道長、書類を読むだけで1日かかった

ヒヨドリ:まひろの漢詩を読んで一条天皇「なぜこれを?」

カラス:越前守になっちゃった為時

カワラヒワ:まひろ道長との関係を明かす

キリリコロロと聞こえる素敵な声はカワラヒワだと思います。美声ですが、これはさえずりではなく地鳴き。さえずりのほうが地味なビーンという鳴き声です。

カケス:呪詛の壺発見!

ふふふ。それは本当の呪詛ではない!なぜなら、トラツグミが鳴いていないからだ!その代わりに鳴いているのはドングリ大好きのカケスじゃないかーー!

ササゴイ:定子は内裏を出ることを命じられた

カラス:斉信「中宮を見限れ」

ヒヨドリ:晴明「いよいよあなた様の世になるということでございます」

ひーよひよ。たまにこんな可愛い声出すよね。

フジ:がっかり清少納言。まひろの家「一緒に行ってくださらない?」

カケスとカラス:まひろと清少納言の潜入直前

ボタン:貴子のお屋敷の庭

ちょうどこのシーンが枕草子にも書かれているそうですね。そしてボタンの花も登場しているとのこと。当時すでに中国から渡ってきていたようです。

台の前に植えられたりける牡丹などの、おかしきこと

枕草子137段

ボタンかシャクヤクか迷いましたが、ボタンは花びらが散るけど、シャクヤクは花ごと落ちます。なので、これはたくさんの花びらが散っていたのでボタンと解釈しました。

あまりに波乱のシーンの場合、鳥もすっかり静かになるんですよねー。そりゃ、鳴けないわ。笑

こんなに野鳥を並べられてもわからんわって方へ

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まとめ

今回のあの印象的なシーンからも、オープニングのあの花はボタンをイメージしていると思いませんか?

ひゃあー。ドラマの内容が劇的だと鳥は静まる傾向にあるんですけど、今回もまさにその回でした。定子役の高畑充希さんすごくないっすか?主役かよ?って思っちゃいました。笑

次回も楽しみです。


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