【日曜日のweb教室】7月1週の自然トレンドとツバメを描こう
ネイチャースナップ
今週見られた「旬の自然」をお届けします。ここで最新トレンドをチェック!
巻きひげに萌ゆる梅雨
植物の競争社会は熾烈です。誰よりも多く日光を得るために上へ上へと伸びないといけません。しっかり葉や花を支え、風が吹いても折れない茎を作るコストは相当なもの。その建築に時間と労力をかけすぎると、他の草に日光を奪われてしまうかもしれません。
植物は自分で移動できませんので「じゃあ、もうちょっと空いているところへ移動しましょうか」なんてことができないのです。
そこである植物は考えた。そうだ、他人に頼っちゃえ!他の植物を足場にして上へ上へと伸びていけばいいじゃないか。
それがつる性の植物の知恵。写真のような巻きひげをのばしクルクル巻きつけている様子を確認できると思います。
柔らかいイガ
この季節限定の体験。ふやふやのクリのイガ。
秋にはあんなにツンケンするクリのイガが、今の季節なら触っても刺さらないし痛くもないのです。
このまま育ってくれればいいのに、いつの頃からかチクっと尖った子になってしまうのです。そんな成長が悲しい気もします。結局は、中身を食べてしまうのですけどね。
こちらは花びらになって目立ちたいおしべ
先週、アジサイのがくは、花びらよりも目立っているとお伝えしました。
今日、紹介するヤブカンゾウは、おしべが花びらのように変化して目立っている花です。
なんだか花の雰囲気がゴチャっとしてますよね?ユリのようにスッキリしていません。このゴチャをよく観察してみると、花びらのように見える部分の先端におしべの先っぽであるやくが見つかります。そう、これはおしべだったのです。
ヤブカンゾウは道路脇にも生えています。花びらの鮮やかなオレンジ色が目立つ、今が旬の身近な植物です。
自然イラスト教室開催しました
こちらは活動報告。
デジタルハリウッドSTUDIOつくばさんで、ライブ授業の講師をさせてもらいました。今回のテーマは「自然イラスト」ということで、こちらも今が盛りのアジサイをじっくり観察して描いていきました。
ボクが絵を描く時に普段から気をつけているのは「よく見ること」です。そして、見るだけでなく花のつくりなどを知ることも大切。
いつも以上に「見る」に時間をかけて絵を描く。あっという間の2時間でした。
自然イラストクラブ(ツバメを描こう)
初夏の風に乗って、颯爽と飛ぶツバメ。優雅なラインや、滑らかな動きは見ているだけでうっとりしてしまいます。そんなツバメの姿を自分の手で描けたら、いいですよね〜。
というわけで、今回はツバメのイラストに挑戦してみたいと思います。美しいフォルムを捉え、ツバメの魅力を詰め込みましょう。
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