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【日曜日のweb教室】今週の自然のトレンドと、絵本づくり第1回目


ネイチャースナップ

梅雨前に、ちいさな秋みつけた

クリの赤ちゃん

自然界は秋を思い起こさせる風景へと進んでいるというと、驚くかもしれませんね。
梅雨のじめじめとした空気はどこにも感じられません。しかし、クリの木の下では、小さなイガがすでに秋の実りの準備を始めています。秋のチクっと痛いトゲトゲしさとは異なり、今のイガは柔らかい。手に優しく触れられるほどです。この意外な展開に心が弾みます。

ドングリの赤ちゃん

同じく、ドングリもこっそりと次のステージへの準備を進めています。あの帽子の部分が、まだまだ小さく愛らしく丸まっています。

これらの小さな命たちが季節のリズムを先取りしていることに、新鮮な驚きと、自然界の不思議さを改めて感じさせられます。

これから訪れる梅雨を経て、これらの植物たちがどのように成長し、秋の豊かな風景を形作るのかを見守るのが、一層楽しみになります。

ホタルブクロの秘密

ホタルブクロの花が一輪咲いていました。ふと、時間が早送りになったような感覚に陥り「もう、そんな季節か」と、つぶやいてしまいました。
ちょうどこの時期に飛ぶホタルを花の中に入れ、自然の提灯として夜を照らす遊びが、この名前の由来とか。

では、さっそく。と、花の内側を覗くと、そこには無数の毛がびっしりと生えているのを発見します。外から見ればただの美しい花でも、その内部はまるで小さな洞窟のようで、この毛深さには誰もが一瞬驚かされるでしょう。

また、ホタルにとっては多少の戸惑いを隠せない場所かもしれません。彼らは花の蜜を求める生き物ではないため、この花の中に入れられる意味を理解できないでしょう。

それでも、人間の手によって創り出された一瞬の幻想の世界で、特別な役割を演じてくれるのです。

絵本を作ろうプロジェクト

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