見出し画像

光る君へ12話 思いの果てのリンドウ

今週も、源氏物語のシーンとマッチする自然物が出てきてましたよ!も、もしかして毎週練り込まれていた!?


このページの構成
[雰囲気音]or[演出効果音]+鳥の名前:シーン
セリフ
[感想]

雰囲気音とは、シーンのリアルさを演出するための音。
演出効果音は、それとは別で意図して入れている音。

[雰囲気音]モズ:なつめさん髪を切るシーン

このドラマではモズは悪いものとしては扱わないようです
てっきり「何か起きる?」とそわそわしていましたが
普通に秋の情景を思い浮かべるだけで良さそうです

[演出効果音]マガン:まひろダッシュ

キィキィキィ….

ちょっと自信ないのですがガンの声じゃないでしょうか?ヘッドホンで聞くとわかるんですけど、まひろたちが進む方向に合わせて、鳥の声も移動しています。飛びながら鳴いている鳥のようです。そうなると対象は限られてきて、マガンとか、そのあたりかなあ?と。ちょうど季節は秋なので、秋の季語でもありますし。

[雰囲気音]カラス:さわさんをお連れしました

リンドウ:なつめさん穏やかに世を去った

画面に出てきていた花はリンドウだと思います。秋の花ですが、晩秋もいいところ、初冬といってもいい頃に咲く花です。「やっぱり12回は秋なんだね〜」とスルーしそうになったのですが、直感が働きました!

このリンドウには何か狙いがある!で、見つけました

枯れたる草の下より竜胆のわれひとりのみ心ながう這ひ出でて露けく見ゆるなど…

源氏物語 夕霧

リンドウは源氏物語の中にちょいちょい出てくるようです。↑ここでは、他の草花が枯れてしまっている中、リンドウだけが花を咲かせていて、露に濡れている様子は、たえがたいほど悲しいものがある。という意味(だそうです)

妾の病&自分の失業という困難な状況下で、できる限りの力を尽くす為時パパの姿は、枯れ草の上で花を咲かせるリンドウの美しさようでした。

[雰囲気音]コチドリ?:さわさんがまひろの家にやってきた

ピピピピピ

あれだ。公任が歌を詠んだ時の後ろで鳴いてたやつだ。ちょっと自信ないんですけど、チドリ系の鳥だと思っています。

[雰囲気音]ホオジロ:まひろさんにいろいろ教わりたいです!

[雰囲気音]キジバト:さわさんとカブを収穫したり、琵琶したり

ヒヨドリやカラスも鳴いてました

[雰囲気音]カワラヒワ:背が高くてシュッとした感じ?さわさんにはダダバレ

[雰囲気音]アカゲラ:実資様とは身分が違いすぎる件

キッキッキッ

[演出効果音]ヒヨドリ:実資「見えておる」

お茶の間もドキドキしちゃいました。笑
コミカルな感じにヒヨドリの声はぴったりです。

[雰囲気音]モズ:大根洗ってる

[雰囲気音]コオロギ:道綱と道長のサシ飲み

[雰囲気音]ドラミング:サロンでドン引き

タタタタって音が聞こえますが、キツツキが木を突いている音です。特に意味はないと思います〜

[雰囲気音]キジバト:明子様と詮子様の対談

[雰囲気音]コオロギ:明子の呪詛計画

ろうそくの炎がメラメラしてましたね。ふふふ。これから面白くなりそうなキャラ登場っすね!

カマドの炎がメラメラ:いとの声も聞こえないほど

明子の呪詛計画がメラメラしてたら、次はまひろがメラメラ〜笑

[雰囲気音]コオロギ:父上から公任へのアドバイス。道兼をそらすな。

[雰囲気音]ヒヨドリ:道兼「よしなにお計らいくださいませ」

[雰囲気音]ササゴイ:百舌彦が恋文持ってきたところ

こんなに野鳥を並べられてもわからんわって方へ

最後に宣伝です。
ボクの本「エナガの重さはワンコイン」では、これらの鳥たちのことを初心者の方でもわかりやすく紹介しています。日本国内では普通に見られる鳥を中心に紹介していますので、これを機会にちょっと覚えてみようかな〜って方にはぴったりの一冊です。
よろしければ弊ストアから注文いただければサインを入れてお送りします

まとめ

源氏物語の内容に当てはまる自然描写が2週連続出てきて、もしかすると1話からそんな情景が練り込まれていたのかもしれません。
ボクはそもそも源氏物語を読んでいないので、ドラマの演出を見て「ん?」と違和感を感じてから調べるってことをしています。
読んでみたらもうちょっと精度が上がりそうですけど、このスタイルだから独自の角度で鑑賞できている気もするので、このまま貫きたいと思います〜笑

継続的な発信のため、あなたのご支援をお待ちしております。発信のための活動費に使わせていただきます。