前回、GPTsで作った自然ガイドボットは、ひどい結果でした。内容は嘘だらけだし、いちいち返答が長い。だめだめ、ほんと、こんなことしてたら、目の前で子どもがあくびするのが目に浮かぶわ。
キミはゼロから叩き直しじゃ!
今どきこんなこと本物の人間に言ったらパワハラ認定されてしまうけど、GPTくんはビクともしません。というかますますの自己主張っぷりに教育担当のボクは頭を抱えます。
ヒヨドリの語源は「日より鳥」と持論を挟んだり↓
鳴き声が美しいと言ってみたり…↓(ボクは少なくともそんなことを言う人には会ったことがありません)
もう、どうしたらいいんでしょう…
大切なのはプロンプト
そこで聞きなれない単語を知ることになります。プロンプト。
GPTを構成するために必要な指示書のようなもの(だと理解しました)
このプロンプトが曖昧だったりすると、ダメな子が誕生しちゃうそうなんです。
バカ犬は飼い主が原因みたいなものか…
賢いGPTにしようと思ったら、まず自分が賢くならないといけないってことか…
つっても、そのプロンプトとはどう書いたらいいんじゃい?とググってみてもなかなか答えは見つかりません。そこでボクがとった方法とは…
GPTのことなんだからGPTに聞け!
ということでGPTと何回か質問のやり取りをしてできたプロンプトがこちら。
そしてついに出来上がったのがNature Guide GPTです!
ぱちぱちぱち〜!
では、返答例を見てみましょう
ここで、できあがったばかりの新生Nature Guide GPTくんに質問を投げようと思いますが、今までなんども「ヒヨドリってどんな鳥?」を聞いてきましたが、ボクが想定するユーザーはそもそもヒヨドリも知らないような相手です。だから、この質問自体が現実的ではありません。
おそらく、こんな質問をするのではないでしょうか?
そもそもGPTは具体的な問いを立ててもらうと、良い回答を返してくれる仕組みなのだそうですが、特に身近な自然に関しては「あれってなに?」のような超曖昧な質問が飛び交います。だから、これについてはユーザーに具体的な質問をさせるのではなく、GPT側に質問を投げかけてもらって精度を高めてもらうしかありません。(そのようにプロンプトをつくりました)
おかげで、なかなかよい返答をしています(なぜか途中英語ですが)。
ほら!さっきまでのGPTくんとは打って変わって、対話型の素敵なガイドさんです(自分も参考にしたいくらい!笑)
ボクとしては、ムクドリを当てて欲しかったんですが、残念ながらそこにはいきつきませんでした。もっと鳥の基礎情報を事前に教えておく必要があるのかもしれません。
まだまだ改善の余地はあるけどだいぶ前進した!
賢いGPTくんにするにはプロンプトが大切であることがよくわかりました。ここをもっと精度を高めていくと、さらに良い回答をしてくれるようになるはずです。
桜の季節に間に合うかちょっと不安でしたが、これならいい線いくAI自然ガイドをお披露目できそうです!!おたのしみに!
悲報。日和見のヒヨドリは譲れないらしい。
一晩あけて、試しにいつもの質問を投げてみました。
GPT得意の自論
・ヒヨドリ=日和見
・鳴き声が美しい
が復活していました…(一晩経つと忘れるのか?、それじゃあ人間と一緒じゃないか!)
ボクのチューニングはこれからも続きます…
これまでのアップデート(新機能)
追加予定の機能