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【日曜日のweb教室】今週の自然トレンドと、葉っぱの付き方のお勉強

毎週日曜日更新のweb教室は2部構成です。前半は自然界のトレンド情報「ネイチャースナップ」と、後半は週替わりの自然に関する話題をお届けしています。


ネイチャースナップ

今が旬の自然の姿をお届けするコーナーです。毎日忙しくてなかなか自然との触れ合えなかった〜という方は、ここで追いついてくださいね。今の自然界はこんな感じです。

このコントラストが見られるのもあとわずか

田んぼのダイサギ

青々としていた稲穂は、いつの間にか黄色く色づき。
今ではその重みで、そっと頭を垂れるようになりました。

田んぼから漂う稲の香り。
その匂いに包まれると、なんだか心が温かくなります。
ボクはこの香りが大好きで、自然の営みに心を打たれます。

緑の田んぼと白いサギが織りなす美しいコントラスト。
この景色も、あとわずかな時間しか楽しめないと思うと、少し切なさも感じます。

月明かりに咲くレースの花

カラスウリ

日が暮れて辺りが暗くなる。
そうすると、カラスウリの花は開き始めます。

まるで繊細なレースを広げたような花。
この花の真の魅力は、懐中電灯の光を消した時に感じられるのです。

月明かりに照らされた白い花びら。
ぼんやりと夜空に浮かび上がり、その姿は遠くからでもわかります。

これこそが、カラスウリの花の巧みな戦略。
広がるレース部分は白く浮かび上がる仕組み。
おかげで遠くからでも大きく見え、虫たちにその存在をアピールできます。
少ない花びらの建設コストで、しっかりと役割を果たしているのです。

だから、カラスウリの花を眺めるときは、ライトを消し、暗闇の中でその美しさを味わうことが大切です。

つい確かめてしまう。におい

オミナエシ

秋の七草の一つであるオミナエシが咲くと、まだまだ暑い盛りの季節だけど「もうこんな時期が来てしまったのか」と少し切ない気持ちになります。

この花の独特の匂い。
まるで何かが腐ったような、決して心地よいとは言えない香り。

それでも、なぜかその匂いをもう一度嗅いでみたくなるのです。
「もしかしたら、今度は良い香りに感じるかもしれない」と期待してしまう。

「ちょっと、おしい」匂いなのです。

再び鼻を近づけると、やっぱりその匂いは変わらず、しっかりと臭いのですが。

この花の香りは、秋の始まりの一部のようなもので、どこか愛おしく感じられるのかもしれません。

葉っぱの付き方を学ぶ

以前、葉っぱには鋸歯というギザギザありと、なしの二種類があることをお伝えしました↓

これに続いて、今回は葉っぱが枝にどのように付いているかにも、いくつかの基本的なパターンがあることをお伝えします。この知識を持つことで、植物の種類を見分ける際に大いに役立つでしょう。また、絵を描くときにも、葉っぱの付き方を理解しておくと、よりリアルで自然な描写が可能になります。

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