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『文字のフィットネス』#9 無資格でもトレーナーを名乗れる時代だからこそ、有資格パーソナルトレーナーに体を預けたい!一般の方があまり知らないトレーナーの資格事情

こんにちは。
パーソナルナルトレーナー&NESTA(全米エクササイズandスポーツトレーナー協会)認定のトレーナー養成校で講師をしております、くまスポ•前田です。

今日は、トレーナーと資格について考えていきます。

数ある業種の中で、有資格でないとお仕事そのものができない職業が存在します。

医師…医師免許
料理人…調理師免許
タクシードライバー…自動車免許
など

プロのボクサーとしてリングに上がる場合も、JBC(日本ボクシングコミッション)が発行するプロライセンスを取得する必要があります。これがないと、どれほどの路上の猛者でも、プロボクシングのリングに上がる事は出来ません。

では、私達パーソナルトレーナーの世界はと言うと…。

◎パーソナルトレーナーは無資格でも出来る仕事?

実は我々パーソナルトレーナーという職業には、
「この資格が無いとパーソナルトレーナーを名乗れません」というルールはありません。

コロナ禍になる少し前、まだまだ複合型大型店舗、大手フィットネスクラブが元気であった頃は、各社独自のトレーナー資格の取得や、「トレーナー団体認定の資格を所持している事」などが契約条件というケースはありました。
これは大手フィットネスクラブでは、今も変わりはないと思われます。
このケースにあてはめると、大手フィットネスクラブ所属のトレーナーの方々は、おそらくなんらかの資格を所持されている事が多いでしょう。

その後、コロナ禍で大型店舗が軒並み大打撃を受けている中、反比例的に小規模のパーソナルトレーニングジムが立て続けにオープンしました。

大手との契約などを挟まず、誰でもトレーナーとしてジムをオープン出来る時代になったのです。
契約条件なども当然存在しない為、無資格でもトレーナーを名乗れるわけです。
それ自体は、冒頭にも記載した様に、「この資格が無いとトレーナーを名乗れない」というルールは現状では存在しない為、何一つ悪いことではありません。
トレーナーになるというハードルが低くなった形となり、良い方向に考えると、様々な方がフィットネス業界に参画できる時代になったのです。

※実際、無資格でも素晴らしいトレーナーさんは数多くいらっしゃいます。


◎私の意見とその理由

ここで、私個人的な意見としては、トレーナーは資格を有するべきであると考えます。

これからパーソナルトレーニングを始めるという方も、トレーナーをお探しの段階で、有資格者をお選びいただく事で、質の高いトレーナーと出会える可能性が高くなります。

様々なご意見があるかと思いますが、私の考える理由はこちらです。

•有資格者 = トレーニングに関する知識をひと通り学んだと証明された人

我々トレーナーは人の身体に関わる職業である為、学ぶべき項目は多岐に渡ります。
解剖学、生理学、栄養学、物理学、運動学…。
これらはトレーナー活動をするにあたっての必須項目です。
資格取得の際の試験では、これらが網羅されたテストを受けます。

勿論テキストもそれらをバランスよく学べる内容になっています。
つまり資格テストに合格するという事は、それらをひと通り学び、トレーナーとしての必要な知識がちゃんとバランス良く備わっていますよという証明なのです。

NESTA認定校、JOTスポーツトレーナー学院はこちら
https://www.nesta-gfj.com/


様々なエクササイズや、いわゆる「きかせ方」を知っていて、見た目も大変いい。
でも、栄養学や生理学の知識はまるでダメ…。
これではなかなかトレーナーとして活動するのは大変ですし、決して安くない金額を払って身体を預ける事に不安を感じてしまいます。

資格の有無は、お客様が「ひと通りちゃんと学んだトレーナー」を見つける一つの目印なのです。

そう考えると、やっぱり資格を取得する事は意義のある事ですよね。

◎トレーナーの資格って、どんなのがあるの?

実際、様々な団体が様々な資格を認定しており、トレーナーの資格も非常に多く存在します。
エクササイズツールを取り扱う認定資格も合わせると、かなりの数になります。
しっかり学習しなければならないものから、講習会に参加すれば付与される資格まで、様々です。

その中でも、例えばこれからトレーナーを目指すという方がおさえておきたい資格は、この辺りでしょうか。

•NSCA-cpt/cscs
•NESTA-pft
•JATI-ati/aati/sati
•JSPO(日本体育協会)-at
•健康運動指導士

この他、JCCA(コアコンディショニング)やNASM(スポーツ医学)、などあるジャンルに特化した資格もあります。

お客様がトレーナー選びをされる際も、上記の資格を取得されているトレーナーは、ひと通りはトレーナーになる為の勉強をバランスよくしてきたという証明となります。

◎私自身の所持資格

私自身が現在所持している資格は、以下です。

・NESTA-pft
・adidasファンクショナルトレーニング
・adidasキックボクシング
・BFR(血流制限トレーニング)
・グレイシー柔術認定インストラクター
・NSPA-cpt(既に失効)

私の場合は、資格を①必須の資格、②他との差別化の為の資格、③結果的に取得できる資格、の3つに分けて考えており、上記の「押さえておきたい5つの資格」は、①の「必須の資格」です。私の場合、『NESTA-pft』を所持しています。

◎やっぱり安心できる有資格トレーナー


勿論、無資格のトレーナーさんでも本当に物凄い実力の持ち主の方もおられますし、有資格者でもその「?」という方もおられます。
しかし上記の通り、何度も記載しているように、主要な資格を所持しているトレーナーはそれなりの難易度の試験を合格してきた方々なので、やはり頼りになります(頼りになる事が多い)。

これからトレーナーを目指す皆様、これからパーソナルトレーニングの受講を検討中の皆様、参考にいて頂ければ嬉しいです。

NESTA-pftの有資格者でもありNESTA認定校のトレーナー養成講師でもある私のセッションはこちら
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