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「孤独なバッタが群れるとき」前野ウルド浩太郎著。好きなことをやり続ける大切さ。成功だけでなく、失敗も盛りこんだ研究者の紆余曲折。虫好きにもたまらない一冊

本書は「バッタを倒しにアフリカへ」に感動し、購入した。
数ヶ月かかったが、読了した。


虫好きにはたまらない一冊。
また、僕の尊敬するファーブル博士への著者へのリスペクトも半端ない。


著者のサバクトビバッタの研究の丁寧な解説も楽しいが、それだけではなく、著者の紆余曲折、失敗も、語られ、読んでいて、胸打たれた。

著者は、いろんな人の出会いに恵まれ、支えられ、研究を進めた。
著者が、バッタに惚れ込み、研究に打ち込む姿に、
人々が、力をかしたくなったのではないだろうか、。
人から助けられるというのも、一種の才能だと感じた。

著者は、多くの論文に研究をまとめ、成果を出している。
その上で、多くの人々の支えも、無にしていない。

学会や、研究者であることの環境も、読んでいると、感じることができる。

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バッタを倒しにアフリカへと、同じテンションの本だった。
著者は、この本を、まさに、バッタを倒しに〜のアフリカ、モーリタニア滞在中に、まとめていたのだと、リンクも感じた。

著者の研究者生活は、ぎりぎり、綱渡り、運にも多分に恵まれたところもあった、。貯金が底を尽きる手前まで、著者は、体験した。それでも、大好きな虫、バッタの研究を止めることはなかった。そのことは、バッタを倒しに〜でも詳しいが、本書にも、記されていた。

研究者の生活は、厳しい。狭き門。そこで、著者は、たじろぐことはなかった。あきらめず、好きなことを継続した。僕は、読んでいて、何よりもそのことに、心打たれる。

人の運、情熱、あきらめないこと、
好きなことをやることの大切さを教えてくれる。
いい本でした。
書いてくださり、ありがとうございました!





子供の頃から、絵を描くことが大好きです!オリジナルキャラのペン画を制作しています。いい絵を描ける日が来ればいいと思い、日々、制作しています。ニュージーランドにつながるための道としての英語学習、TOEIC900点トライ!も、継続中です。サポートしていただけたら、ありがたいです!!