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「大規模火災時における災害支援に関する協定」

愛川町と篠崎建材株式会社(愛川町角田1075-1、篠﨑敬治・代表取締役社長)は、7月29日、「大規模火災時における災害支援に関する協定」を締結しました。

久しぶりの愛川町役場内での取材でした。

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これは、平成28年12月に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災において、消火用水の確保のために民間事業者のコンクリートミキサー車が多く活用されたことを受け、国から大規模火災発生時の消火用水の確保について関係機関との協定を締結し万全を期すことが通知されたことから、同社の協力を得て、今回の締結に至ったものです。

協定の内容は、町内で大規模な火災が発生した場合や、消防水利が不足している地域で火災が発生した場合に、同社が保有している散水車(容量7t)の派遣と、事業所内の地下水の給水施設を利用できるというものです。

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平成28年12月に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災(17名負傷。147棟焼損)では、消火用水の確保対策として民間事業者のコンクリートミキサー車が多く活用され、消火に要した使用水量の14%を占めたことから、国から大規模火災発生時の消火用水の確保について関係機関との協定を締結し万全を期すことが通知されております。

愛川町は、大規模火災発生時に篠崎建材株式会社に対して、災害現場への散水車の派遣又は地下水の給水施設を利用し消火用水の供給を受けることができます。
(1) 散水車の派遣については、原則として篠崎建材株式会社の操業時間内となります。
(2) 愛川町は地下水の給水施設から無償で消火用水の供給を受けることができます。
(3) 災害支援の要請方法は、書面を基本としますが、緊急を要する場合は、口頭又は電話で要請を行い事後、書面にて要請書を提出します。

という協定内容。

7,000ℓの水で17分30秒の放水が可能だそうです。

「愛川町で大規模火災?」と思われそうですが、いくつかの工業団地をもつ愛川町としては可能性のある話です。

民間なんで操業時間内しか協定が発動しないのは仕方ないですが
大きな力となりますね


▽過去の「愛川町日記」はこちら


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