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住まいのアイテムについて〜照明その2

前回は仕事場の照明についてご紹介しましたが、今回は寝室の照明をご紹介したいと思います。寝室の照明では、直接明るい光が目に入らないようにすることが特に大事になってきます。一方、ベッドに寝転んで本を読むこともあるため、一定の明るさと指向性のある光が欲しいと感じます。

そんな要望を満たすことができる照明として選んだのが、ルイス・ポールセンのAJテーブルランプです。

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AJランプの特徴は電球の光が直接、目の中に入るのを防ぐことができる大きなシェードがあることです。またこのシェードは上下に動かすことができるため、微妙に光の具合を調整することで、本を読むための明かりを確保することも可能となっています。

このランプはアルネ・ヤコブセンが1960年、SASロイヤルホテルの開業に当たって手がけたものです。前回ご紹介したPHランプもそうですが、何十年も前に発表されたデザインです。最近はモノのデザインの賞味期限がどんどん短くなり、デザインの大量生産・大量消費が行われているように感じることがあります。そのような中、一部の家具や照明器具のデザインが、住宅のしつらえ自体の大きな変化にもかかわらず、違和感なく馴染むのはすごいことだなと思います。

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