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終了まであと2日! 熊野町の伝統を守り筆の楽しみ方を広めたい|クラファンリターン紹介2

熊野町といえば、どこを思い浮かべますか?

私たちがいるのは、広島県安芸郡熊野町。日本一の筆の都です。

そんな熊野町で85年続いた「筆まつり」がコロナの影響で中止に…。なんとか伝統を守り筆の楽しみ方を広めたい!という想いで、クラウドファンディングをスタートさせました。

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この記事では、クラウドファンディングのリターンにある筆供養と関係者のお食事についての紹介をいたします。

現地に行けなくても筆への感謝の想いを形にできる筆供養と、現地で実際に熊野筆の関係者とお会いして普段でき内容な話をするという、貴重なリターンです。

熊野町と筆の関係について

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熊野町は江戸時代から伝わる筆の生産を産業の中心として「筆の都」として栄えてきた町です。この町では書道筆・画筆・化粧筆・その他、どんな筆でもそろいます。

熊野町で筆作りが始まったのは江戸時代の末期。筆作りの技術を習得した村民が、人々に技術を広め、農業が落ち着く秋から冬にかけて筆作りをするようになっていきました。

筆の生産が伸びたのは明治に入り学校で筆を使う機会が多かったからです。第二次世界大戦後は学校で筆を使うことが禁止された時期があり、代わって画筆や化粧筆作りに活路を、見出していきました。

今では、熊野筆『伝統的工芸品』の指定を受け、18人の伝統工芸士が活躍しています。


筆と人との絆が深い熊野町の筆まつり

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熊野町の生活を支える筆。文字を書く毛の部分の原料は動物の毛です。主に馬、鹿、山羊、たぬき、いたちなどが使われています。

しかし、熊野町にはこの材料がなく、そのほとんどが中国をはじめ、北米(カナダ)などから、輸入しています。

毛皮のコートやその他の用途で使われた動物の毛で、他に使う用途がなくなったものを熊野筆の材料として使わせていただいているのです。

熊野町のおまつり「筆まつり」では、「筆供養」という行事を必ず行ってきました

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そんな筆づくりのため毛を提供してくれた動物たちへの感謝と供養と、使い古されて役目を終えた筆にたいする感謝の気持ちをこめて、毎年何千本もの筆を神聖な火の中に投じるのが筆供養です。

あるとき、筆供養を行う日に台風がやってきてお祭りが中止になったことがありました。

それでも、筆供養は絶対にやる…。何があっても絶対にやる…。そんなみんなの強い想いで筆供養は実施されました。

それほど熊野町の筆供養に対する想い、毛を提供してくれた動物たちへの感謝の想いが強く込められた行事です。

【筆供養】あなたのお名前を呼びます!

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 熊野バーチャル筆まつりではオンラインで筆供養をライブ配信します。その時にあなたのお名前を呼ばせていただきます。

いつも筆を使ってお仕事されている方、大事に筆を使っている方、感謝の気持ちをあなたのお名前に託して、筆を供養させていただきます。


【筆供養】あなたの筆を供養します!

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こちらは、実際に使った筆を供養したいという方向けです。心を込めて使った筆、メイク道具として自分の片腕となって支えてきた筆、作品を一緒に作り上げてきた筆、思い出はそれぞれあると思います。

はい、それではゴミ箱へポイっと捨てるには忍びない筆たちを、供養という形で気持ちよく送り出してみませんか。


熊野バーチャル筆まつり実行委員長とその関係者とお食事できる権利

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熊野バーチャル筆まつりの実行委員長や縁の方々と、実行委員長が週2で食べる、美味しいお好み焼きのお店でお食事会です。お店は行きつけのお好み焼き店「鏡」。

熊野筆や熊野町のことを語りながら、いっしょに広島風お好み焼きを食べましょう。ここは熊野のB級グルメ『ふわふわ納豆焼き』も食べれるお店なので、B級グルメ好きさんにもおすすめです。

ちなみに実行委員長は化粧筆メーカーを営んでいます。自分のオリジナル筆を作って販売したい方などは、もしかしたらそのまま商談することも夢ではない?!

オリジナル筆は作りたいと思っても誰でも作れるわけではありません。そこには信用があって成り立つものです。そんな信用づくりの場としても活用できるチャンスです!

最低のロット数などもあるので、直接お話して企画が動けば、いい時間になるのではないでしょうか。


ぜひクラウドファンディングにご協力お願いいたします!


2020年は熊野バーチャル筆まつりを開催します!

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2020年の筆まつりはコロナの影響により開催が中止が決定。

でも毎年の恒例行事。これをなくしてしまって来年は開催できるのか、人が戻るのか、心配な部分たくさんありますよね。

主催者側もただこの状況に何もしない訳にはいきません!

多くの人が楽しみにしていたイベントを、何とか実現できないかと熊野筆事業協同組合の青年部が中心になり、商工会や町役場の有志が集まりました。

そして熊野バーチャル筆まつり実行委員会を立ち上げて6日間のオンラインでの開催を試みることにしました。

筆まつりで行われている「筆供養」をライブ配信以外に、新しい筆の楽しみ方や可能性を一緒に考えていくイベントになっています。

それぞれが考える楽しみ方や活動を「#筆を楽しもう」を添えてSNSに投稿してください。

あなたの筆にまつわる活動も一緒にPRしていけますよ。

今回の担当はたかいやすかでした。
ブログ https://kanazawa-ouendan.com/




いただいたサポートは、熊野バーチャル筆まつりの運営資金ならびに今後の熊野筆の普及のために使わせていただきます。