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【リフレクション】 Xデザイン学校 ベーシックコース 2023 #02 エスノグラフィと行動観察

リサーチ

リサーチは、物事の情報を集めて、省察し、物事の真理を明らかにすること。
物事の真理を明らかにすることとは概念化にも置き換えられる。

エスノグラフィ

二次情報や少数意見(5-6人)だけで数万人対象のビジネスを発想することは非常に危ういという前提で、ビジネスの発想はスピードも優先されるため、エスノグラフィの優先度は下がりプロセスとして飛ばされやすい。
業務でエスノグラフィを取り入れることも考えると、ステークホルダーや外部へのインタビューのコストの課題が大きく、難しさを感じた。
すでに一定の価値がユーザーに与えられているものであればエスノグラフィが必要なのか?という気づきもあった。
業務でクイックに取り入れるにはSNSでのユーザーの声を聞くこともやり方としてはあることを知った。
日常的にユーザーと同じ立場になることも一つの方法である。
私は現在、基盤プロダクトに関わっているので、ユーザーと同じ立場になるにはもっとユーザーを知る必要がある。
インフォーマント(情報提供者)がいないと「なぜ、彼ら(生活者)はあんなことするの?」と聞くことができないので、インフォーマントを見つけることも重要。

定性分析と定量分析

定性と定量は別の概念だと多くの人は思っているし、私自身もそう思った。
そうではなく、定性の中に定量が含まれていて、わずかなものが数えられる。
定量分析に関わる経験が少ないため、定量分析できるようになりたいと漠然と思っていたがマクナマラの誤謬という言葉があるように数字だけに頼って、物事の全体像を見失うことは避けたい。
定性分析も定量分析も手段でしかない。

質的調査

ジョブ理論でも言われているようにユーザーは困っていることを自ら説明できない。
行動データと発話データの2つのプロトコルデータをとることで、人の行為の全体像、潜在的なニーズ、暗黙のうちの価値観を明らかにする。
マーケティングの定量調査である商品が〇〇店で売れたという情報からはどんな理由でユーザーが困っていてその商品を買ったかは推測しかできない。
これを解決するためには、インタビューは無駄なことを聞くことが重要である。
相手の期待値をすり合わせて、なぜ期待値に至っていないのか3回程インタビューをしてすり合わせていくのが効果的であることを知った。

行動観察

カスタマージャーニーマップは回顧的になりやすい。
私自身も回顧的で顧客に説明するために作ってきた経験がある。
心理曲線は時間が経ったら変わるため、調査した直後に作るのが希望。
ビジネスフレームワークを使うことに懐疑心がある理由がわかった。
説明という理由があればフレームワークを利用する意味があると思う。
しかし、手法から入って満足してしまうケースが実際多いはずだ。

ワークショップ

プラットフォームのビジネスモデルを言語化してみた。
フレームワークを使うことで口頭の説明なしでもイメージが伝わってくることを実感した。
このやり方はプラットフォームだけでなく、ビジネスモデルを目線合わせや明示化ができるので業務にも取り入れていきたい。

おわり

業務に活かすには?の視点で講義を受けていた。エスノグラフィを取り入れたらもしかしたら直近のサービス内容から改善できたかもと思ったからだ。
しかし講義を受けて思ったことは、基本の引き出しを増やして、時代に合わせたやり方で、タイミングを見て取り出すことが重要だ。
手法を毎回必ず取り入れるものではなく、ビジネスの成熟度に合わせたり、時代の変化に合わせてやり方は変えていくのだ。

「配布資料を見ながら書かない、自分の記憶で書く」
膨大なインプットからリフレクションの整理ができずまだできない。
配布資料を確認して記述することによって自分の頭が整理されるのはメリットだと思った。
回数を重ねて自分の記憶で思ったことを書きたい。

#Xデザイン学校 #Xデザイン学校2023年ベーシックコース


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