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七人の

そういえば、救急病床にいた頃、妙な夢を見た。夢はそもそも妙なものなのだが、病床を区切るカーテンが動いて『白雪姫』だったか『ナントカ姫』だったかに登場する七人の小人様の小柄なオッさんたちがするすると入って来て枕元に整列したのである。思わず笑ってしまったら、そのなかの何人かもにやけてしまい、何事か呪文のようなものを唱えながら整然と出て行った。やはり自分は動転しているのか、病院というところはその性質上そういうものがいるものなのか。

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