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バナナペーパーで動物作り(守華記者)

くまモン記者団の、守華記者(熊本市)です!

私は9月29日に熊本市国際交流会館で行われた第1回フェアトレードセミナー「バナナペーパーで動物を作ろう」というイベントに参加しました。そこでは、バナナペーパーを使って動物を作りながら、フェアトレードやバナナペーパープロジェクトについて学びました。

まず国際交流会館の方から、フェアトレードについての説明がありました。フェアトレードとは、発展途上国の人々が生産したものを、安すぎない適正な値段で買うことで、その人たちの生活や生産性を良くしようという取り組み(貿易)だそうです。2011年に熊本市は世界で1000番目、アジアでは初めてフェアトレードシティに認定されました。

バナナペーパーはフェアトレードの紙です。講師のTAKATA PAPER PRODUCTS 高田 かよこさんがバナナペーパーについて写真を見せながら説明して下さいました。バナナペーパーはアフリカのザンビアという国にあるエンフエ村で作られたバナナの繊維を、日本で和紙技術を用いて加工した紙です。ふつうの紙よりザラザラゴツゴツした感じがしました。

説明の中で驚いたことがありました。それは、バナナは「木」ではなく多年草の「草」だということです。バナナは1本の茎に1度だけしか実がなりません。そのため実の収穫が終わった茎は切り倒され、捨てられます。バナナペーパーはその茎の繊維を作って作られています。木は切り倒されたらまた再生するのに何十年もかかりますが、バナナ茎は1年で再生するのでとてもサステナブルな資源です。

ザンビアのエンフエ村はもともととても貧しい地域です。食べ物やきれいな水を得ることも難しく、子どもたちは学校に行くことができなかったそうです。しかしバナナペーパーの生産を始めたことによって、人々は仕事ができ、より良い生活が送れるようになったそうです。工場には20人ほどの人が働いていて、バナナペーパーの仕事のおかげで子どもを大学にも通わせられるようになったと喜んでいるそうです。

しかし、今ザンビアは干ばつのせいで水不足と電力不足になっているそうです。電力不足なのは、ザンビアの電力は主に水力発電だからです。バナナペーパー工場は電力不足のせいで生産できなくなるところでしたが、多くの人の協力を得てソーラーパネルを設置し、生産し続けることができているのだそうです。また主食のとうもろこしなどの作物は干ばつで枯れてしまっているのですが、バナナは雨が降らなくても育っているのだそうです。

バナナペーパープロジェクトはSDGsの17の目標全てに関わる事だと学びました。バナナペーパーをもっと広めることで、生産者の暮らしや環境を守ることができるのです。

パナナペーパーの動物作りでは、5種類の動物の中から好きな動物を選んで作りました。私はヒョウを選び、姉はカピバラ、妹はキリンを選びました。

細かくはさみで切ったり、折ったり、接着剤でくっつけたりして難しかったですが、ボランティアの方に手伝ってもらって上手に作ることができました。

これからもフェアトレードについてもっとたくさん知りたいと思います。

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