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旅するタネ(冬馬記者)
くまモン記者団の、冬馬記者(熊本市)です!
「植物」と聞くと「動かない、動けない」存在だと思いがちですが、タネの時だけは移動出来ます。そんな様々な植物のタネを集めた展示会「旅するタネ」が、熊本博物館の特別展示室で7月13日から9月1日まで開かれています。今回実際に行ってきましたので、私が面白いと思ったタネを2つ紹介します。
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<世界最大、とにかく大きい「フタゴヤシ」>
植物のタネの大きさといえばせいぜい1~2センチくらいのものを思い浮かべますが、なんと直径40センチ以上もあるタネが存在します。その植物は「フタゴヤシ」。最大で重量30kgになるものもあって、見た目はラグビーボールが2個くっついたような形をしています。発芽するまでに2年もかかるといいます。
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<雨水といっしょに、「フデリンドウ」>
「フデリンドウ」はリンドウ科の植物で、ラッパのような形の袋の中に小さいタネがたくさん入っています。この植物は、なんと雨が降った時にタネを自分でまくのです。その方法は、①ラッパのお椀の中に雨水が直撃します。②その時、飛び散った雨水と一緒にタネも飛び散ります。この方法ではタネが飛ぶ距離こそ短いものの、これを代々繰り返すことで残り続けてきたのです。実に驚きです。
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その他にもこの展示会では、「台所に現れる、すごく嫌われ者の、黒光りしてすばしっこいアノ昆虫」とタネとの意外な関わりや、大昔に滅んだ翼竜とタネとの関係が分かるコーナーなど、興味深い展示がたくさんあります。さらに、タネを使った体験コーナーや、日によっては各種イベントも開かれていますので、機会がありましたら会期中に是非見に行ってみて下さい。
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