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弓道(冬馬記者)

くまモン記者団の、冬馬記者(熊本市)です!

日本に古くからあるスポーツと言えば、剣道、柔道、そして弓道などが思い浮かびますね。実は5月から、南部総合スポーツセンターの弓道クラブで弓道を習ったので、その事についてお話ししようと思います。

(人と弓)
日本での人と弓の付き合いはとても長く、旧石器時代末期にさかのぼります。当時、世界中で遠くの動物を狩るために弓が生まれます。日本の弓は、世界から見ても珍しい縦に長い弓です。狩りの道具だったものが武器となり、さらに儀礼の道具として発展しました。弓は、日本最古の武道でありスポーツでもあります。

(射法)
弓道は的に当てるだけではなく、射るまでの作法も大切です。ここでは、その射法を説明します。
①足踏み
足を開き、正しい姿勢を作る
②胴造り
弓を左膝に置き、右手は右の腰におく
③弓構え
右手を弦にかけ、左手を整えてから的を見る
④打起し
弓構えの位置から、静かに両拳を同じ高さに持ち上げる
⑤引分け
打起こした弓を、左右均等に引分ける
⑥会
引分けが完成し、心身が1つになり、発射のタイミングが熟すのを待つ
⑦離れ
胸郭を広く開いて、矢を放つ
⑧残心
矢が離れた時の姿勢をしばらく保つ(5秒くらい保つ)

以上の射法で矢を打ちます。審査会では、的に命中することも大切ですが、この射法の上手さや綺麗さでも点数が決まります。

(弓道の競技)
弓道には、近的と遠的の2つの競技があります。近的は、28m先にある直径36cmの的を狙います。学校で目にするプールくらいの距離です。遠的は、60m先にある直径100cmの的を狙います。60mは、大体20階建てのマンションくらいあります。他にも矢の羽の長さの違いもあります。

(弓道を習う)
道場には神棚があり、入退場時には一礼して、練習を始める前には三礼二拍手2礼します。習い始めは、弓ではなくゴム弓で練習しました。練習を重ねて弓に触れる様になりましたが、射ることは出来ず作法を練習しました。作法は、弓を持って道場へ入退場する時の足さばきを教わりました。その後、実際に矢を射る練習が始まると、まずは1m先の大きな的を射る練習をして慣れてきたら、28m先の的を射るようになりますが、小学生は遠的で使う1mの大きな的で練習します。28m先の的に命中させるのはとても難しいですが、何度も練習して的の下の方に当たる様になりました。

最後の日に、納射をしました。納射は、1年の総決算で練習の最後の日にするものですが、前期の最終日として行いました。納射ではいつもと違って、5人1組で並んで順番に1射づつ行いました。入場から退場までの動作を初めてやってみたので大変でした。練習の時より小さい的だったので気合が入りましたが、的には当たらず、がっかりしました。

(終わりに)
弓道をやってみて、弓を引くために力が必要ですし、的に当てるのは難しかったです。弓も長くて重かったので、バランスを取るのが大変でした。だけど、先生方の袴姿がとてもカッコ良かったし、弓道の道具に触れたりして、弓道という日本文化に親しむことが出来てとても有意義でした。

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