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視神経症、強度近視、緑内障、老眼、そして飛蚊症、次は…

♪目指せ!くっきり、めッ!♪
(ファンケルのえんきんCMより)
    このTVCMを初めて見たとき、「スゲー!」と感心してしまった。なんと言っても替え歌のうまさ。絶妙です!沢村一樹さんも好き♪

   まあそれはよいとして、眼は大事!この世に生まれてはすぐに機能しないのが感覚器官だが、目が最も遅いとか。私の場合、なかなか目が見えるようにならず、親が心配したそうで。この頃、すでに眼が弱かったということだわね。
   そのせいか、小学校に上がる前の、とある夏の日、突然右目に異変が。母親が、
  「左目隠してごらん、見える?」
   と、私に言った。
  「…ううん、真っ黒」
  私の右目はその時、光を失っていた。母は私の右目が動いてないのに気づいて見えるかどうか確かめたわけだ。
   青ざめた母がすぐさま病院へ私を連れていき検査をしたが、小さいクリニックなので対応できず、紹介してくれた大きな病院へ。
   そこではピンク色の液体(おそらくビタミン)を飲み、赤い光(不明)を目に当てしばらく過ごす。
   結局、原因はまったくわからなかったが、後に大人になって聞いたところ、どうやら視神経症だったらしい。何らかの原因で視神経に栄養や酸素が行き渡らなくなり、視神経が枯れてしまったんだと。
   それから、治療をして1週間後にはうっすら見え始めるようになった。そして、ゆっくりと1年をかけて快復していったのだが、8割くらい見えるようになって、止まってしまった。
  現在でも右目は少々薄暗い。黄土色っぽいビニール袋越しに見る感じと言えばわかるだろうか。所々視野も欠けている。ともかく、母は安堵していた。
   その後、小学5年だったろうか、メガネをかけるようになった。左目の近視が進んでいた。母曰く、「左目に負担があったから」。それもあるだろうけど、そもそも、受精卵から細胞分裂して最後の最後に目の仕上げが上手くいかなかったのかもしれないなと、時々思う。
   長じて二十歳の頃、近視が進んでいたのでメガネの処方をお願いしにクリニックに行ったとき、初めて「緑内障」と正式に診断された。左目もその傾向がらあるんだと。 
   そして、現在、とうとう老眼になった。
   おまけに視界に虫やゴミや浮遊している。これが飛蚊症だ。飛蚊症が急にひどくなったり、閃光が視界に走ると網膜の剥離や裂孔を疑う。
   先日、心配だったので念のため 眼科で網膜の検査をしたところ、網膜の裂孔など重篤な所見はなかった。胸を撫で下ろす。
   
   次に来るのは白内障だろうか。50過ぎてスマホ使うようになって一層目に負担がかかっているから、案外早めに来るかもしれないな。
   
   以前お世話になっていた眼科医が言った言葉が私の記憶に強く刻印されている。
 『眼はね、最後にできあがって、最初に衰える器官なんだよね。脳の出先機関とも言えるもので、視神経は脳の神経と同じで一度完全に壊れると再生しない。寿命が先か、眼が見えなくなるのが先か、わからないけど、とにかく機能を維持することが大事だよ』
   なんだか、心にズーンと響いた。

   最近はCMで、眼の定期検診をしましょうと啓蒙している。あれは、とても正しい。
   
   おっと!そろそろスマホをしまおう。目にワルイワルイ。

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