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編年体式読書記録 2019年1月-

最近読んだ面白い本ない?とたまに聞かれます。そんなとき、やっぱり直前に読んだ本に引きづられるし、そもそも飽き性なので三冊くらい並行して読んでいてうまく答えられないことが多くあります。その際、マスターライブラリ的なものがあればいいのでは!とひらめいて雑なコメントともにログ残しておこうかなと思い立って書いてみました。

編年体と書いたんだけど、実際この記事を書き始めたのが、2月の半ばなので順番はだいぶ前後しているし漏れも多い気がしますが、適宜更新していきたいと思います。(2月17日記載)

なお、読み切った本を記載していますが、つまらないなぁと思ったら容赦なく途中で辞めるタイプなので、そこそこQualifiedされていると思います。まぁ個人の完成なので合う合わないはあるでしょう。

結果を出すリーダーはみな非情である

経営共創基盤の冨山和彦さんの著書で、どこで知ったんだっけ?ともう覚えていないけど、経営を強くしていくにはミドルマネジメントを強化しないといけないという本。ミドルマネジメントと言っても、執行役員から現場の課長レベルまで幅ひろいと思うけど、ポジション取って決断することが必要、それが非常なこともあるし、その非常さが逆に優しさにもなることもある。私もミドルマネジメントの端くれだが、同じような立場の人にはぜひおすすめします。

マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す 「劇薬」の仕事術

足立さんの経歴的にロジカル系人種かと思っていたけど、めっちゃ人間臭さがにじみ出てて良い。マーケティングとして名をはせているけど、結局経営レイヤーで仕事していると結局ヒトというところにいくつくんですかね。タクティックレベルでも役になることがいっぱい乗っています。

外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」

最近いっぱい本出しているなぁと思っていたけど初めて山口さんの本読みました。Kindle Unlimitedにあったというのが理由です。99全部役に立つかわからんけど、"「考える」という行為と「悩む」という行為を一緒にしてはいけません。よく一日考えましたという人がいますがそれ、「考えている」んじゃなくて「悩んでる」だけですよ"的な一節が割と刺さったのでスクショとってました。(ざっくり抜粋で引用ではありません)

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

正直全然期待していなくて、Kindle Unlimitedにあったのでパーッと読み流すかぁと思っていたらいい意味で期待を外れて一晩で一気に読んでしまった。確か日曜日で次の日会社なのに、一時くらいまで読み続けてしまった…。事実は小説より奇なり的な企業再生物語です。

ポスト平成のキャリア戦略

これもKindle Unlimitedで、20,30,40代にわけて、佐々木さんと塩野さんというエリート二人がキャリア論を語っており、割とエリート路線向けかなぁ。いま20代だけど、30代向け、40代向けのところのほうが割と刺さったような。ハングリー&ノーブルってキーワードが斬新かつキャッチーでよかったです。

業務改革の教科書―成功率9割のプロが教える全ノウハウ

ちょっと社内のプロジェクト的なのでリサーチしていて見つけた本で、業務改革だとかプロジェクトどう進めるかのはうつーが書かれている。切り口、わかりやすさどちらも星高めでおすすめ。読み終わったところ、うちの社長氏にお渡ししたら、あれに転用したい的な考えがいっぱい浮かんできたとおっしゃっていました。


FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

どこの本屋に行っても平積みになっている本。世間では当たり前と思われている事象は、実は先入観に満ちあふれているということを自身の経験と実際のデータ=ファクトを用いて書いてくれております。個人的にはデータが大事!というよりは、実際に足を動かして見てみることが大事、3現主義(現場・現実・現物)のバック・トゥ・ベーシックス大事だなぁと思い返しました。たかだか10個の事実書くのにダラダラ書いてんじゃねえ!というレビューがあるのもわからんでもないけど、それが本ってもんだぜ!

THE MODEL

Marketoの福田さんの著書。日本オラクル> Oracle Corp > Salesforce US > Salesforce Japan > Marketo Japanという、もうハイテク系BtoBビジネスのど真ん中のキャリアを歩んできた福田さん。世に知られているSalesforce The Modelは彼が名付けたというのを、昨年秋にあったMarketo Nationsのアレン・マイナーさんとの豪華な対談で話していましたが、その歴史から実際のHow Toまで書かれていてものすごく豪華な一冊。BtoBマーケの会社で働いているけど、一回は他の人にも読ませたい所存です。ポイントとしては、本にも書いてあるとおり、単価・商材などなどでModelって全然違うんだよ、鵜呑みにせず自分で考え抜きなさい、というメッセージをひしひしと感じました。ちなみに私の本には彼のサイン入っておりますw

経営は「実行」―明日から結果を出すための鉄則

上記で福田さんが一冊なにかおすすめするならこの本ということで、実際に即実行して購入してみたら、まぁ良書。もうタイトルで結論出ているんだけど、実際の気をつけるポイントなどが体系立てて語られています。今読んでも刺さったけど、将来経営レイヤーになったらもう一回読み返したいと思います。

レスラーめし

筋トレしている人がみんな言うのは、トレーニング二割、食事が八割ということだが(細かい割合はブレる場合あり)、プロレスの身体を作るのには欠かせない食事についてかかれています。ただ、食事の話というよりも、食事を軸に当時のエトセトラが語られるという切り口が非常に面白かった。しばらく料理していなかったけど、これ読んでからなんか毎食作って、ついには会社にお弁当持っていくようになりました。

行こう、どこにもなかった方法で

なにこの美しい文章。最近流行っている高級白物家電メーカー、バルミューダ創業者の寺山さんの自伝(?)。前半の生い立ちのストーリーからグイグイ引き込まれ、後半は扇風機の開発ストーリーに。いやもう本を通じて熱量がすごい。感想を一言でといわれたら、Life is Beautifulと答えるでしょう。

CRMの基本

昼休みの持参した弁当食べて、株価見たあとの余った時間x4日くらいで読破。"CRM"の考え方の基本書いてあって入門書としてはおすすめですかね。まぁこれ読むのと使えるのはまた別の話だけど、逆に触れるのとここに書いてあるようにできることは別のお話なのです。ちなみに、セールスフォースも今一番伸びしろはサービスクラウドだし、ZendeskとかServiceNowとかもイケイケなので、クライアントを中心としたデータ周りは今後も需要ありそうですね。

日本国記

話題の一冊。賛否両論呼ぶのは間違いないけど、一番批判来そうなのが、出典もなく彼の勝手な推測が散りばめられていて、これじゃあ歴史書としてどうなのか?ということ。まぁでも、司馬遼太郎的な歴史小説というかなんというか、そういうくくりで読んで見ればいいと思うし、日本人として日本人をモチベートしようとしているところは嫌いじゃない。ただ、思想的に受け付けない人は受け付けないでしょうね。

マーケティングとは「組織革命」である。

昼休み読破本第二弾。発売直後一回読んでいるんだけど、半年ちょいという時間を開けて再度読んだ。森岡さんの本は全部読んでいますが、いままでは彼の得意な数学という切り口が多かったところに、この本は組織革命と題うって、部門間ないしは部門内でどうやって人を動かすか=提案を通すかということが書いてある。実体験から書いてあるので、生々しくてとても良い。ジュニアレベルから組織の長のレベルまでのステージで感じることは違うかもしれないけれどどなたでも参考になると思う。The Modelもそうだけど個人の目標と会社の目標を連動させて、評価軸と待遇に反映させるかということが組織運営に不可欠というところは個人的には感じるところが多い。

マネジャーの教科書――ハーバード・ビジネス・レビュー マネジャー論文ベスト11

マネージャーになり半年ちょい。ということで、いったん体系的に勉強しようかとマネジメントの本を何冊か購入。
担当→マネージャー→リーダーシップ(経営レイヤー)という変遷を経てハイレベルなレイヤーになっていくと思うのだが、それぞれ求められる能力が異なってくる。優秀な選手が、名監督になれるかわからない的な話があると思っていて、自分でも言葉としてもよくわかっているけど、実際に自分で経験しないとマインドセット変えられないなぁと思います。これについてはまた記事を書こう。この本としては、いろいろな角度で書かれている論文を一冊にまとめているので、どれかしらは刺さると思います。ただ、まとまりがないと言われると確かに本を通じた一貫したトピックという点ではかけます。しばらくしたらもう一回読みたい本。

ハーバード・ビジネス・レビュー リーダーシップ論文ベスト10 リーダーシップの教科書

マネージャーときたら次はリーダーシップです。これはマネージャー(管理職)とは違うレイヤーでその上のシニアリーダシップ人材になるには、という視点が強いと思います。第一章リーダーシップとマネジメントの違いとあり、ここから楽しめます。ざっくりいうと、マネージャーは複雑なことを管理していく人材で、リーダーシップは変化への対応を管理していくということみたいです。ほかもろもろ管理職以上の人も、そうでない人も楽しめると思います。(ただ、読み手(の立場)によって刺さるところとか感じるところがあるかと思います)

できる人の読書術

大前研一さんと並んで日本のコンサルの双璧のひとり堀紘一さん。こんな自己啓発の本買うのかというところで興味をもって手に取り、立ち読みでざっと読んでしまいました(買わなくてすみません。。)
まぁAI時代だから教養ないやつはダメ、へんな勉強の仕方するなら読書しとけって感じですが、いま全く本読んでいない社会人ならもしかしたら刺さる人もいるかも知れないですね。


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