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2023 10月環境の覇王魔術師デッキについて

皆さんこんにちは!くまけんと申します!

自分が思ったより覇王魔術師がデッキとして流行し、メタゲームの中心になりそうだったので思考整理も兼ねて2023年10月環境における魔術師の立ち位置や対面の自分の考え方をまとめていこうと思います。前の記事の情報も少し古くなってしまいましたしね…
今回の記事は前期と比べて変わった部分に関しての解説がメインですので、覇王魔術師というデッキそのものを知りたい方は以前の記事を読んでみてください!
https://note.com/kumaken_perform/n/n6d0e2842c6c8
今回は全文無料ですのでぜひ最後まで読んでいってください!最後にチップ感覚で前の記事を買ってくれたら嬉しいです。現在の構築がこれになります。



①今期の魔術師の立ち位置

これは基本的には変わらず、先攻が圧倒的に強く、ピュアリィなどの非展開デッキの後攻もそれなりに勝てる所謂展開デッキです。ほかの展開デッキと比較した際の優位点としては、メインギミックに時空や軌跡、紫毒といった割り札があるため、永続の回答を簡単に用意でき、御前や割拠の上から動けるため、ルーンに対してメインからでも勝ちやすいという点と、前に発動無効の妨害を複数用意しながら罠の妨害を用意できる点、長期戦になった際に星霜と時空の2種のグラフとP召喚による長期戦ができる点が挙げられます。
ただし、前と比べてサイドからメタられやすくなったためサイド後の先攻は以前ほど安定しないかもしれません。(それでも以前最強格の先攻の強さではありますが、、、)
前期と比べて変わった部分としてはサイドからドロールとニビルが入り始めた点が大きいでしょう。特に前者は非常に受けづらい誘発ですし、こちらが後攻の際のニビルは非常に厳しいです。
また、デッキの分布が非常にばらけているため、サイド15枚にロンギヌスやディレイといったピンポイントなメタカードを少し入れづらくなりました。(勿論、採用候補にはなりえます。)


②前期と比べて構築が変わった点

まずはサイドからメタらなければならないデッキが大きく変わりました。結論から言えばミラー及びラビュリンスになります。何故かというと、メインに採用しやすいカードでの後攻の勝利が厳しいからです。
魔術師デッキの手札の質がある程度担保されている場合かつ後攻側がドロールorニビルを引けなかった場合、要求される手札誘発の枚数は3だと考えています。3枚打った場合でも、時空やマスカレーナの妨害が残る可能性もあり、かなり厳しい状態です。ドロールおよびニビルはメインに採用し辛いカードだと思うので、対魔術師の後攻を意識するのであれば、サイド後にこれらのカードの採用は必須だと考えます。今回は展開デッキ相手に強いニビルよりも対ピュアリィの性能を評価してドロールを採用しています。

また、ラビュリンスに関してもダルマカルマの登場によって魔術師側の後攻の勝率が大きく下がることになります。

強すぎて効果100回くらい見直しました。

前期ラビュリンス相手のメイン戦の後攻を取れていたのには理由があり、R-ACEの台頭に伴い、ラビュリンス側が次元障壁を採用できなかったことになります。次元障壁がないラビュリンスは妨害の質は高くないものの圧倒的なリソースがあり、長期戦になったら負け、3ターン目で捲り返せるなら勝ちという試合の流れになりがちでした。
その常識をこのカードが変えることになります。このカードはメインに100%採用されていて、対面を選ばない、なおかつほぼ次元障壁です。強すぎんだろマジで…
しかし、このカードを喰らった際に、魔術師側はワンアクションだけ取る事ができます。それは「覇王眷龍スターヴ・ヴェノム」の召喚です。このカードはなんと、裏側の闇属性Pモンスターをリリースして召喚することが可能です!


とは言えエレクトラムにアクセス出来ていないとこのカードで試合を動かすことはできません。ダルマカルマの上からエレクトラムが出る訳もなく、覇王スターヴ単体でコピー対象もおらず、何するんですか?っていうのが課題でした。
しかし、覇王スターヴのお供としてあいつが採用候補に浮上します。

「超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン」

このカードにアクセスし、ダルマカルマの上から覇王スターヴを通すことが出来れば、リソースごと全て引っくり返し、無理やりゲームに持ち込むことができます。ラビュリンスの分布も日に日に増えており、このカードを採用する方向でデッキの構築を決めました。
とは言え覇王スターヴが止まった時点で負けなので以前厳しいのですが…。サイドからのラビュリンスへの対策は必須だと感じます。
なのでサイドデッキはドロール3とわらし3を固定枠として考える所からスタートしました。

また、EXも少し変更しています。まずは「深淵に潜む者」をアウトしています。ティアラメンツが消滅した&もし当たってもGの止まりどころはバグースカで十分そうなので不採用としています。今後、幻影ホルスが台頭してくるなら再び採用を考えても良さそうです。
「厄災の星ティフォン」に関してもアウトしています。このカードの役割は2つあって次元障壁を受けた際の返し札とアーゼウスの返し札でした。しかし、ラビュリンスは次元障壁以前にダルマカルマが次元障壁と同じくらいやばい上でこれを喰らうとティフォンが出ないこと、アーゼウスに関しては対ピュアリィはアーゼウスよりもメタりたいものが出てきてしまい、他の枠にカードを譲ることにしました。
新たに採用したものとしてまず「ブラック・ローズ・ドラゴン」です。 霊廟おろまいからの捲り札になります。このカードを採用するきっかけになったのは「醒めない悪夢」の流行になります。


当たり前ですが、このカードが通った場合、既存の構築だと紫毒を通すこと以外勝ち筋がありません。ルーン対策の巻き添えでやばいカードが多くのデッキのサイド枠として採用され始めており、対策は必須だと感じました。

対策としては2つのアプローチがあり

①サイド後に割り札を採用する
これはライトニングストームやコズミックサイクロン、パンクラトプスなどが候補になります。ぶっちゃけ全部弱いです。リープの回答になったり、R-ACEのシンクロ2面を処理できるパンクラがギリギリ許せるかなくらいのライン。どれもメタのメタの域を出ず、相手のメインギミックの妨害に大して無力だと感じることが多かったです。なので2つめのアプローチで考える事にしました。

②メインギミックに回答を用意する
この経緯でブラックローズを採用することにしました。結果として捲りに関しては格段にパワーが上がり、メタのメタではなく純粋な捲り札でありながら悪夢も見ることが出来る非常に満足のいく物になりました。

また炎王が順調に分布を伸ばしており、聖域→エタニティのコンボがこのデッキでは非常に重いことがわかりました。

ブラックローズですと、破壊によってアドバンテージを稼ぐ炎王相手の捲り札としては不十分だと感じ、リトルナイトによる聖域の除外が必要だという結論になりました。リトルナイトをP前に成立させることを補助するために今回は「ストライカー・ドラゴン」を採用しています。
とはいえ炎王自体がそこまで分布が多い訳では無いので、この枠は今後変えていい枠だと考えています。

③よく聞かれる各カードの採用枚数に関して


まずは光翼の採用枚数に関してです。このカードの採用枚数は自分も悩みました。1の人が多いのですが、以前の自分の構築は2で、今回も2にしています。正直3にもなりうるカードだと思っていて1番の理由としては速攻魔法であることが挙げられます。
こちらが後攻の際にラビュリンス相手に速攻魔法を持てているかどうかは試合の勝敗に大きく関与します。ラビュリンス相手は罠にチェーンして発動しレディの効果を躱すことができます。ラビュリンスの分布が多い際は速攻魔法と言うだけで本当に採用価値がグンと上がります。
また、覇王ギミックは2枚持ちの場合は「覇王門の魔術師」の特殊召喚効果からスタートでき、格段にパワーが上がります。

ss条件としてスケールに覇王門が必要なので2枚持ちだと嬉しい

そういった面からも覇王ギミックの枚数が多いというのは、純粋なデッキパワーの向上に貢献します。なので枚数を増やしてもいいのではないかなと言うのが自分の意見です。
しかし、光翼スタートをする=覇王門の魔術師で光翼をサーチしても旨味がなくなるという事なので、引き得カードではないことは考慮したいです。今後の環境次第で枚数は一生悩めそうです。



次にアドベント及びペンマジです。アドベントに関しては単独でのパワーというよりは覇王ギミックとの合わせ引きで強いカードであり、ドロールの受けが悪いので印象が良くない人も多いかもしれません。しかしこのカードとペンマジの採用の有無はgの受けに直結します。このデッキが負ける大半はgだと言っても過言ではないのでなるべくしっかり採用したいカードです。
またペンマジに関しては明確に必要だと感じる点があって、誘発の受けが良くなるからです。特に誘発+ニビルの上から時空を用意したい際に必要になります。やはり破壊回数を稼げるのは重要で、レアケースではありますが、ラビュリンス相手にビッグでニビルを使い回されてる場合などは採用有無が試合の結果に直結します。

順調に構築に関しての自分の考えが纏まって行く中で次の問題が生じます。それはサイド15に纏まらない問題です。
ドロール3わらし3泡3羽根1リブート1
ここまでを固定で考え、ルーンが以前強いことを考えると破壊のルーンを食らった際に再度用意出来るように時空の2枚目も欲しいです。(これに関してはドロールの受けの問題もあります。)
そうなるとあと3枠しかないんですね。このサイドの組み方だとR-ACEをあまりにメタれていないのでヴェーラー3を採用することにしました。
残念ながらディレイの枠は用意出来ず、相対的にピュアリィへのガードは大きく下がってしまいましたが、ドロールがそれなりに刺さるのでそこまでキツくないかなと今は感じています。
サイドに関しては今の考えを書いても環境によって全然違うものになる可能性があるので多くは語りません。ディレイの枠を展開系の後攻を見る枠に割きたかったため、今はこのような形になっています。
ピュアリィ、R-ACE、センチュリオンなどのテーマに関しては今更書くこともないかなと思うので割愛します。前期から何も変わってません。

④覇王龍ズァークの採用有無について

ズァークギミックに関してはこれらのカードを採用する必要があります。

このカードの採用の基準自分の中でもう明確になっていて2つあります。

1つ目はgを食らった際に形成する盤面がバグースカ+時空では不十分だと感じた場合(リンク召喚が主軸のデッキの台頭)
2つ目は超融合の流行になります。

1つ目に関しては仮にリンク召喚主体のデッキが台頭してきても深淵を採用した方がいいケースもあるでしょうし、仮にそういった環境にならなかった場合でも、サイドに余裕が生まれたら先攻枠として覇王天龍とアーペンを採用することも考えられると思います。
2つ目に関しては超融合を食らうと盤面を減らされた上で沼地のドロゴンに時空を透かされてしまい、厳しい状態になりがちです。ズァークを採用すれば超融合を喰らわない盤面かつ妨害の数も用意できるので今後の流行次第で採用を考えていきたいです。

どちらかと言えばサイド向きのカードかなと考えています。とにかくスロットを圧迫しますが、その分のリターンは充分あるかなと考えています。今後の環境次第では採用の余地がありそうです。


以上、今期魔術師を使う上で考えたことになります。まだ現環境がスタートしたばかりなのでそこまで引き出しもないですが、今後もっと煮詰めていきたいです。
正直、こんなに色んな人に覇王魔術師を使ってもらえると思っていなかったですし、昔の知り合いの復帰のきっかけになったという報告もいっぱい貰えてめっちゃ嬉しかったです。改めてこのデッキ愛されてんなと感じました。
魔術師はやり込めばやり込むだけデッキが答えてくれるホントにいいデッキだと思います。興味がある人はぜひ触ってみてください。
以前の記事も興味が湧いたらチェックしてみてください。基礎の部分はこちらからお願いします。分からないことがあれば自分に聞いてもらえればと思います。それでは、また逢う日まで。

 https://note.com/kumaken_perform/n/n6d0e2842c6c8

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