目のクマの出現は、必ずしも夜更かしではなく、その5つの原因かもしれない

記者 三山熊裕 報道

我々の根底にある意識では、夜更かしをしていることが原因で目のクマが出てきます。しかし、実際には、目のクマができる原因は様々で、さらには病気の前兆でもあります。

また、目のクマには2種類あり、1つは微小血管内に血液が滞留していることが原因の青のクマです。もう一つは、メラニンの生成や代謝が悪くなることで起こる茶色のクマです。青のクマは不規則な生活をしている人に多いですが、茶色のクマは老化と関係しています。そのため、クマは夜更かしが原因であるとは限らず、他の原因であることもありますし、病気の前兆であることもあります。

今回、三山熊裕先生から、目のクマができる原因を紹介しましょう。

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一般的に、クマの形成には次のような要因が関係しています。

1. 生まれつき眼輪筋が太い人や、目元の皮膚の色が濃い人もいます。同時に、メイクやアイライナー、マスカラを頻繁につけて、夜にメイクを徹底的に落とさないと、濃いメイクの粒子がまぶたに浸透して黒ずみの原因になってしまうこともあります。

2. また、アレルギー性鼻炎の人は、目と鼻が鼻涙管でつながっていたり、鼻の中でアレルギー性の炎症反応を起こしたり、さらには鼻の中の細菌などの病原体までもがつながっているため、目の下にクマができていることもあります。ある程度までは、すべて鼻涙管を通って目に広がり、目の赤み、涙、腫れを引き起こし、重度の場合には、目袋を生じさせることができます。クマは他の鼻のトラブルとの関連性もあり、アレルギー性鼻炎やくしゃみで悩んでいたり、年間を通して頻繁に鼻水が出ていたりする場合は、クマは、目の毛細血管に血液が長期間滞留することでできます。

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3. 長い間消えない濃い目のクマは、腎不全が原因の場合もあります。漢方によると、腎不足はエッセンスにつながり、エッセンスで目に栄養が行き渡らないと、目がくすんでクマが出てきます。

4. 通常、胃腸障害の人は目の下にもクマができます。その状態が再発したり、長期間にわたって消化吸収機能が低下していると、クマも悪化してしまいます。

5. 生理不順、月経困難症、卵巣疾患、機能性子宮出血などの婦人科系の疾患もクマの形成には重要で、気や血の流れに不調をきたし、クマの原因となります。

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クマができてしまったので、それを消すにはどうすればいいのでしょうか?目に熱いタオルを10分間あてるか、温かいタオルのほか、きゅうりを使うのもおすすめである。きゅうりは、目に十分に沿うように、また簡単には落ちないように、できるだけ薄く切るようにしましょう。朝、慌ててベッドから出ずに5分間のスパトリートメントを目に与えることで、クマの症状を遅らせることもできます。

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