【チュートリアルを作成する時に必要な知見】

画面を見ない人にチュートリアルで学んで欲しい知識を学習させるのは難しい

>画面を見ない人にどうやって学習させるか?

1.失敗体験を通じての学習(死にゲーやレトロゲームの多くはこれ)
2.成功体験による正の学習体験の積み重ね
1と2の組み合わせが望ましい。逆に、1と2のバランスが悪ければ継続率は下がっていく。
【余談】インディーズゲームの場合、この辺を雑にしても自慢のスキルでついてきてくれるプレイヤーが多い分、どうも適当になっている気がする。

>ノウハウ

・「正解」「完全な失敗」「正解に近い失敗か」をゲーム側で判断させ、表示する(負の学習を防止する)
・理解を焦らせない(ミスを誘発させない)
・成功時に必ず褒める(=正の成功体験を与える)
・一つの画面で一つ以上の新情報を出さない(情報の理解速度のコントロール)
・連続で失敗した場合、説明画像や動画を即見返させる(負の学習を防止するため、正しい情報を滑り込ませる)
・「1回でも操作成功していれば進行できる」というデザインにしておくべき(自身の操作で正解を実行させ、正の成功体験を実感させる)

表示物について

覚えてほしい情報は強制的に表示し続けること。
大戦シリーズのチュートリアルなどでも採用しているが、
「成功回数/目標回数」
の表示は非常に重要。
回数をこなして学ばせたい項目は必ずゲーム画面上に表示すべき。

操作について

「操作は最初からフルオープンすること」は無条件で正しいとされがちだが、「一つずつ学習していくプレイヤー」というのも存在する。
そのような人に対し、操作フルオープンの設計は混乱を誘発する。

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