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神を信じますか?

突然ですけど、
『神様』の事を書いておこうと思います。

『神様』といっても『選挙の神様』と
呼ばれているだけで、登場する『神様』は人間です。

実はこの人、体の具合が良くなくて、
死の床についていると言われています。
そして、私も会った時にはそう感じました。

反コロ反ワクの人達でも中には、選挙の重要性に気が付いていて、候補者を擁立したり自らが立候補したりする人もいるのですが、当選率はいまいち。

もちろん『神様』の教えを忠実にやっても、落ちることはあるのですが、まったく的外れの選挙活動をして落選していて、敗因の分析も的外れなのに繰り返し立候補している姿は、ちと痛々しく感じます。

なので、少しなのですが、
私が知っていることや教わったことなど
どこかで伝えておいた方がいいかなと。
そんな風に思いました。

でも、選挙や市民活動に興味がないなら、
特に読む必要もないことだと思います。

多少なりとも興味がある人は、読み進めてみてください。
そして、市民活動はやるけど「選挙なんか意味ない!」「選挙じゃ変わらない!!」と思ってる人は、特に読み進めてください。
 
なぜ、市民活動の行き着く先が選挙になるのかは『神様』の軌跡をだどるだけでもよくわかる事です。

『選挙の神様』の実績として、多数の衆議院議員、参議院議員を当選に導いただけでなく、市長区長などの首長も多く送り込んでいます。地方議員に至っては恐らくは数百名。政党(今も現存する国政政党)を作ったこともありますし、多数の政治団体と政治家をつないで、総理大臣経験者とも懇意にしているとか?
まぁ『神様』の話ですから、信じるか信じないかはお任せします(笑)

東京15区補欠選挙

2024年4月28日が投開票日となる、東京15区の選挙区(江東区)で衆議院議員の補欠選挙が行われました。黒川敦彦率いる『つばさの党』がヤジで、小池百合子の側近といわれる乙武洋匡を攻撃したと報じられた選挙です。


この時の選挙で『須藤元気』候補の選対に『神様』が入ったという一報を受けて、私も4月20日に須藤元気の事務所に行き22日からは毎日、選挙を手伝っていました。

この情報は『神様のトモダチ』から入ったものです。

でも『神様』が推しているから選対スタッフに入ったわけではなく、個人的に『須藤元気』を推しているから入ったわけでもなく、『神様』の手法を知りたいから入ったわけでもありません。
 
そもそも私は“一周まわって"選挙に大して興味があるわけではないし、"一周まわって"選挙に期待しているわけではありません。
この辺は後述していきます。

いくら『選挙の神様』と呼ばれていても、全知全能というわけではないですし、やってる手法(戦略、戦術、戦闘の各段階)は知っていました。
調べればほぼわかります。それに『神の使い』が選対入りしてなくても、ほとんどの当選する候補者は似たような手法はやっているのです。

選挙期間中『神の使いA』(←便宜上こう呼びます)と話をした時も、
「セオリー通りやってるだけ!」
と言う言葉がありましたが、まったくその通りだと思います。
少なくとも選挙の戦術、戦闘においては定石通りのやり方に過ぎません。
『神様の手法』があるとすれば、戦略の段階ででしょう。


単に『神様』の最後の選挙を、花道で飾ってあげられたらと思ったことが、『須藤元気』の選対ボランティアに入った第一の理由です。


次に、、、
まったくの私事ですが、21日(日)ですが、出先でバイクでコケまして(汗)、後に足の甲にヒビが入った事がわかるのですが、ラーメン屋の営業を一人ではできなくななったというのがあります。

山道で斜面から猫が出てきそうになって、道を譲ろうと減速してバイクが止まりそうになった時に、猫が斜面の方に戻っていきました。なので、加速しようとしたら、積もっていた落ち葉でスリップして、そのままバタリと(汗)。

いわゆる立ちゴケという状態なのですが、逃げ遅れた右足の甲がバイクの下敷きになったのです。左脚は蜂窩織炎で右は骨折というわけで、ラーメン屋をやるにはトロ過ぎるのですが、ビラ配りなどの選挙スタッフなら、その場から動くことはあまりないので、手伝いでもしようかと。

そんな理由なんですね。

国政選挙の候補者について

『須藤元気』をことさら推しているわけではないと書くと、いろいろ誤解を招くのですが、推さないわけでもないのです。
そもそも、国会議員の仕事を理解せずに立候補または投票している人が多すぎです。

国会とは?

国会というのは『立法府』です。立法には法律の『廃案』や『法改正』も含みます。ですから、国会議員がやるべき仕事の1丁目1番地は『立法に関わること』があげられるのです。そして国会議員の地位や身分は憲法によって成り立っているのです。立法に関わったり、法の解釈をしたり、少なくとも法律を読めない人は国会議員には向いてません。

果たして『須藤元気』が立法に関わることができるのでしょうか?少なくとも参議院議員をやっていた時に、立法に関わったという気はしませんし、選挙のビラを見てもそうした事は書かれていません。
街宣でしゃべっている政策では「消費税廃止で庶民の暮らしを守る」と言ってますが、政策実現性は皆無です。

ただし、これは他の候補者全てに当てはまります(笑)
誰一人として、まともな人はいません。

福永活也について


自民党の受け皿になる?

泡沫候補と呼ばれることになると思います。この人も東京15区の補欠選挙に出ていました。弁護士をやっているそうなので、この人が仮に通っていたら、立法に関わる仕事をした可能性はあります。ただし、「自民党の政策を推進する」のを政策に挙げていますので、そもそも私は推すことはありませんし、時流を読めているとは思えません。
何せ、この補欠選挙は江東区を連続して襲った、自民党政治の不祥事まみれによって起こされているのです。だからマスコミ各社は「自公政権の不戦敗」と報じています。
ここにあえて飛び込むなんて、ちょっとまともではないですね(笑)
政治理念という意味でもナイですけど、選挙戦の進め方を見る限りだと超ど素人だと思われます。公示から何日か経っても、選挙ポスターを張り終えてもいませんし、街宣や選挙カーも見かけませんでしたので、おそらくは選対スタッフは3名以下。
供託金も没収される得票数しか獲得できなかった泡沫候補ですので、気にする人ではありません。

(小池都知事が推す)乙武洋匡について


五体不満足

著書『五体不満足』で一躍有名人となり、黒川敦彦率いる『つばさの党』から真っ先に攻撃対象に選ばれた人物です。結婚していながら複数の女性と関係を持っていたという過去のスキャンダルをまた掘り返され、後援者である小池百合子の学歴詐称疑惑もまた掘り返されることになりました。
ここで一つ、『選挙の法則』をあげておきます。

選挙の法則①『とにかく名前を売れ』

「悪名は無名に勝る」という言葉もあります。確かに悪名が響き渡っていても当選する事例はあります。元モーニング娘の後藤真希の弟が八街市議会議員になったと報じられました。立候補した時から散々と、過去の犯罪歴やらが報じられていましたが当選を果たしています。

今回の東京15区補選だと、各陣営を攻撃して回り悪名がとどろいた『つばさの党』の根本りょうすけは僅かな得票数で落選しています。悪名の場合は『もろ刃の刃』となりかねないと言えると思います。

ちなみに『神様』は悪名を振り撒くことに関しては、過去の選挙から見ると否定的なのではないかと思います。あまり悪目立ちさせてでもとPRした例は少ないように思います。

この『法則シリーズ』は私が『神様』から教わったことではなく、単にセオリーに過ぎません。『神様』との貴重な対話から得られたものは『神の言葉シリーズ』で公開していきます(笑)。

そして『法則』は与野党無所属問わずどんな候補者でもやってることです。

さて乙武洋匡ですが、著書『五体不満足』が売れたので、もともと名前は売れていますし、『つばさの党』によって掘り返された障害者ポルノ事件というか、複数の女性との不倫騒動でも名前は売れています。
さらに、小池百合子東京都知事の懐刀という側面もあるので、都知事による応援演説となり、小池百合子も『つばさの党』の攻撃対象となったのです。

選挙の法則その②『権威を使え』

乙武の例でも明らかなように選挙では多くの応援演説が行われ、名前の知られた政治家が駆け付けます。ひろゆきなども応援に駆けつけています。『権威付け』ということですね。こうすることで、この著名人を支持する人達の票も得られるということです。

これは大抵の候補者がやっています。

須藤元気も選挙期間中に、
れいわ新選組 山本太郎代表
元参政党 吉野敏明
小田原市議会議員
甲府市議会議員
三郷市議会議員
三鷹市議会議員
流山市議会議員
などなど、応援演説をした人もいれば、単にボランティアスタッフとして応援した人もいますが、ともあれ多くの政治家が集まりました。

根本りょうすけについて


乙武の攻撃に回った『つばさの党』は候補者は根本りょうすけですが、それ以上に党首の黒川敦彦が目立っていたように思います。黒川敦彦はいろいろな候補者の妨害をしたと報じられているのですが、今年(2024年)7月7日に行われる東京都知事選挙に立候補することを表明しています。そもそもの目的はここなのでしょう。

ちなみに黒川敦彦と『神様』は師弟関係にあったのではないかと思います。少なくともお互いに知らない仲ではありません。なので選挙のノウハウはある程度教わっている可能性があります。でもあまり反映されているとは言えない感じもしますね。そして『神様の友達』にあたる人物とは、本当に師弟関係にあった事があって、市民活動と政治活動のノウハウを教わっていますが、現在は波紋状態のようです。(必要な時には顔を合わせることもあります)

今回、黒川あつひこが小池百合子と乙武をヤジった時に、乙武が
「こういう人達」
と発言し、やり返した場面がありました。

この発言が故安倍晋三の「こんな人たち」発言とまるかぶりして、だいぶ票を落とすことになったのではないかと思います。

ところで、この安倍晋三による「こんな人たち」発言がどんな場面で飛び出したか覚えていますか?

これは自民党政治が『モリカケサクラ問題』での『トモダチだけ優遇政策』が批判を浴びているときの東京都議会選挙でのことです。自民党都議連に逆風が吹き、一方で小池百合子率いる『都民ファーストの会』が多くの候補者を擁立し自民党ピンチと呼ばれた選挙戦でのことです。

巻き返しを図る自民党が、人気の安倍晋三を応援演説に呼び、秋葉原駅で多くの聴衆が集まっている中、突如として、
「安倍やめろ!!!」
コールが起こったのです。

安倍晋三が著名な政治家であったために、元々多くの聴衆が動員されていたのでしょうが、多くの聴衆が集まるので、興味のない人たちも集まり(行列が行列を生むということ)、かなりの人達が集まっている中で、その一角で「安倍やめろ!!!」コールが起こり、中立の人達も一緒になって「安倍やめろ!!!」の大合唱になったそうです。
このヤジに耐え切れなくなった安倍晋三は「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と発言したために、大きな批判を受けマスコミも一斉にこれを問題視。結果、東京都議選は『都民ファースト』の大躍進と『自民党都議連』の崩壊という選挙結果になりました。

とても面白いのは、この時に人員動員し「安倍やめろ!!!」コールを始めた人物が、先ほど登場していただいた『神様の友達』になります。
そして『神トモ』の弟子の黒川あつひこが、今回は小池百合子の攻撃に回り、同じように「こういう人達」発言を引っ張り出して、落選させたということになります。

さて、巻き添えになるかのように攻撃された小池百合子ですが、トンデモナイ暴挙にでます。『つばさの党』より小池百合子のこうしたところは本当に危険です。

なんと「命の危険を感じた」として記者会見し、警視庁に相談したのです。

これにより、江東区一帯は城東警察とその応援に警視庁のパトカーや警官がそこらじゅうで監視をする異常事態になり、ちょうどポスターの張替え作業をしていた私も、執拗な職務質問を受け警察官に追い掛け回される羽目になりました。

色々と、 複雑な事情が絡まる東京15区の補欠選挙💦 元々、自民党推薦の柿沢議員が逮捕され、議員辞職したことで始まりました🙄     柿沢議員は東京都議会議員時代に、首都高を走行中に飲酒運転容疑で捕まった事もあります🍻 その時に、ちょ...

Posted by 矢澤 真 on Saturday, April 20, 2024

私の担当は40枚程度のポスターの張替えですから、職務質問に応じて張替えが遅くなったとしても、たいして得票数に影響を及ぼすことはないと思います。でも、公権力による選挙妨害にほかなりません。

警視庁は東京都知事をトップにすえる行政機関です。そのトップが公権力(暴力)をつかって、自分が推す候補者以外の選挙妨害を”命じる”というのはいかがなもんでしょうか?
厳密に指揮命令を行ったとは思いませんが、結果として警視庁は動き、結果として他の候補者の選挙妨害となっているのです。

そもそも、小池百合子は権力の収集癖があって、すべてを掌握したがりますし、公権力を使ってそれを実現しようとします。この辺は注意深くみているとかなりの頻度で見つけることができます。

例えば、前回の東京都知事選(2020年7月5日投開票)はコロナ元年とでもいうべきか、皆さんコロナを恐れロックダウンだのクラスターだのという言葉がささやかれ、飲食店は夜まったく営業できないような中で行われました。
動画チャットZOOMを使った、候補者討論会が行われたのですが、その際に小池百合子が他の候補者から
「飲食店に対する協力金を約束通り払ってないじゃないか!」
と批判されたんですね。これに対し小池百合子は
「(あれこれ言い訳しつつ、遅くなっていることを謝罪し)7月5日までには必ず振り込みます」
と答えました。7月5日ってね、都知事選の投開票日で日曜日です(笑)
金融機関やってないでしょ?
つまり、金払うから投票してねっていう意味なんですね。

同じことは年が明け、2021年1月31日投開票の千代田区長選でもやっています。この時、小池が推したのは側近で元秘書の樋口高顕です。

当時、飲食店の仲間内では、払われるはずの協力金が一向に振り込まれない事への不満が出てきていました。家賃やら、従業員への支払いなど、店は開けなくても出ていく金はそこそこにあるのです。
そんな中、千代田区にある飲食店だけは、投開票日前にどんどんと協力金が振り込まれました。ちなみに熊八は墨田区にありますが、振り込まれたのは5月末になってからで、実に半年遅れです。
サラリーマンでも半年、給料遅配であればそこそこに生活は苦しくなるのではないかと思います。そしてそんな中、選挙に合わせるかのように一部の人たちだけに支払われれば、不公平感はありますよね?

選挙制度による有権者の権利移譲(投票)というのは、生活に大きな影響を与え、そしてその権力を私物化されても合法的にあらがうことはとても難しいものなのです。

こうしたことも踏まえ、候補者を選んで選挙に行ってほしいと思います。
選挙に行かないのがもっとも危険です。それは現状を受け入れますという意思表示にしかなりませんから。
 

例えば、東村山市で朝木市議会議員が殺害されたとされる事件があります。
事件そのものに不可解な点は多いのですが、警察はこれを自殺として処理します。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/朝木明代市議転落死事件

一方、遺族側はこれを創価学会による殺人としてさまざまな活動を展開することになり多くの訴訟をおこなっています。その過程で、例えば自殺の原因を警察は「万引き事件の追及を苦にして」としているのに対し、万引き事件のキッカケの店の店主が聖教新聞を購読していた事や、警察側の検事が創価学会の幹部であったりという事が明らかになったりします。
確かに狂信的な人達が各方面から工作すれば、辻褄は合う話です。
でも、裁判などでは遺族側に有利に働くことはなかったようですね。『推定無罪』の原則であれば、明確に組織犯罪の証拠でもなければ難しいでしょう。

ここで大事なのは、実際に誰が何をしたのかという事ではありません。一般の市民(の顔をした狂信者)と警察のという権力(暴力)や消防という別の行政機関や検察という行政がグルで有れば、完全犯罪を起こす事は可能だという事です。

東京都の場合、その頂点に立つのは小池百合子と言うことになります。都道府県知事選挙というのは、そうした権力者を選ぶとも言えるのです。もし万が一にでも、サイコパス(と化す)を選べば、あなたやその家族が狙われ、永久に闇に葬られる事件の犠牲ともなるのです。

こうした公権力の集中(私物化)への抵抗として、国民運動としての『つばさの党』の活動は評価できると思います。誰かがやっておくべきことです。
これを「違法な選挙妨害」とか「民主主義の危機」とかいうのはちょっと違うかなとも思います。少なくとも「違法」では一応、ないように思いますが「脱法」ではあるかもしれません。でも現状で逮捕されることはほぼないでしょう。あるとすれば別件をなにかでっち上げてのことになるでしょうし、根本りょうすけが万が一当選すれば、落選者が四方に訴えて『当選無効』とされることはあるかもしれません。

吉川りな(参政党)について

党代表の神谷宗幣が「最低のラインとして、1万票を目指す」と言っているように、そもそも当選を目的にした立候補ではありません。参政党は結成当初からカルト化が指摘されていましたが、党員を社会から孤立させ、洗脳を深めているものだと思われます。

党代表にして一人だけの参議院議員の神谷の公設第一秘書が、神谷のパワハラと過労などによって追い詰められ自殺した事件に加え、当初は党方針の結束の強さを象徴するように5名の共同代表をゴレンジャーと称していたにも関わらず、吉野敏明(今回の選挙では須藤元気の応援演説に立つ)と武田邦彦(今回の選挙では飯山あかりを応援している模様)が離脱しています。

ほぼ崩壊寸前の参政党ですし、今でも参政党を推している人はカルト宗教と同じく抜け出すことは困難でしょうから、特に取り上げる必要もない候補ではありますが、実は選挙に関しては『神様』もよく使う手法を多用しています。

選挙の法則③『街宣するならお膳立てしろ』

参政党が街角で街頭演説をしている時って、必ず人だかりになっているのは見たことがある人ならご承知だと思います。あれはサクラで人員動員しているだけで、物凄い人気という意味ではありません。選挙期間中、参政党の車も大音量で江東区内を回っていましたが、手を振る人など皆無ですし、実際の得票数からも明らかです。たくさんの人に囲まれているので、興味のなかったひとの注目を寄せ、支持に取り付けようとしているのです。こうしたことは選挙に限らず、多種多様な場面で見ることができます。
例えば、飲食店でも同様なことは起こっていますし、起こすことができます。行列があるから行列に並ぶ人たちがでてくるんですね。味(街宣の中身)とは全く関係がありません。


今回、須藤元気陣営では人員動員をしていない(できなかった?)ので、別の形でお膳立てをしていました。これが『神様の手法』なのかどうかはわかりません。このやり方もいろいろなところで使われています。

 どういったやり方だったかというと、本人(須藤元気)が街宣を始める前に近くに隠れていてもらい、それまでマイクを握っていた人が、
「いよいよ須藤元気の入場です!!」
のようなアナウンスを行うのです。

そう、よくプロレスとかボクシングなんかでやってますね。
セミナーなんかでも、講師の人の経歴を紹介して、
「それでは!!」
みたいな感じで登場し、会場が拍手で包まれるみたいなのがあるのですが、こうしたお膳立てによって、聴衆が登壇者のファンに疑似的になり、発言に疑いを持ちにくくなります。

『神様の手法』かどうかはわからないものの、『神の使いA』のこうした演出は本当に見事でした。待ちゆく人の一定の人達の足を確実に止めていたと言えるでしょう。

加えて、須藤元気もこうしたお膳立てによく応えていたと思います。涙ながらに訴えるような演説が何度かありました。泣いて何かを言っていれば、これもまた一定数の人には届きますし、否応なしに注目を集めます。煽情的な動作に人はとても弱くできています。
 
参政党の場合は『怒り』を街宣で使いますね。
「日本人!このままじゃだめだろ!立ち上がれよ!」
みたいなのですが、なんにせよ煽情的な演説に人は誘導されやすいことは明らかで、学生運動に日本がわいていた時には『アジ演説』とか『このとき川島がアジった』というような言い方をしていて古典的な手法でもあります。

アジとはアジテーション(agitation)からきたカタカナ語で、感情や情緒を揺さぶり、なにかしらの行動をとらせるように仕向けることで、選挙の場合はもちろん自分に投票してもらうことを意図します。
感情で物事を判断すると、大きな間違いのもとにもなりますし、判断が二転三転することにもなりかねません。
 選挙の時には特に、こうした『アジ演説』が多くなることに留意しておく必要があります。

選挙の法則その④『LP(ランディングポイント)を作れ』 

少しおさらいをしておきます。須藤元気のボランティアとして街角にいた時の事です。参政党と須藤元気は主張がほぼ同じで、参政党はLGBT法案に反対していて、
「須藤元気はどうでしたっけ?」
と私に話しかけてきた人がいました。
 
LGBT理解推進法の事を俗にLGBT法と呼んでるのですが「LGBTQの事をみんなに知ってもらうようにしよう」と言う法律で、特定の人の権利をどうこうするという性質の物ではありません。

当初「女子トイレが危機だー!」と騒いでいた人達がいますが、全くのお門違いでかすりもしていません。この法律の問題点は教育方針にこれを盛り込むという事にあり、子供達の考え方を偏重させかねないところにありました。


↑ 元の法律を読めば間違いだということがわかる

(ちなみに女子トイレや公衆浴場が危機だと騒ぎはじめミスリードをした深田萌絵と榎本セイヤは、須藤元気の選対にいました)

LGBTに関して参政党は法案をよく読み、問題点を適切に指摘していたと言えます。繰り返しですが、国会議員とは立法に関わる仕事ですから、当然やるべき事をやったとも言えます。
でも詰めが甘いというか、国会議員としてどうすべきかと言うところではやはり少し外れています。ただ反対していても数の暴挙で通されてしまうのです。なので、この法律のわずかな隙を突くべきだったと言えます。

どこに隙があったかと言うと、この理解を推進する教育を行う内容や適用する年齢を「内閣が一年ごとに見直す」と言う所でしょう。ここを国会承認が必要とすれば、この法案から生じる幼少期の刷り込みなどは、避けられます。そして国会の委員会でも「閣議決定」から「国会承認」とを否定するような対案は出しにくいと考えられます。
 
そうした観点から見れば、参政党は支持者へのパフォーマンスをしたに過ぎないとも言えますし、須藤元気は農水委員会しか入っていませんでしたから役立たずとも言えます。どっちもどっちですね。選ぶ基準とはなりません。

でも選挙で誰を選ぶか考える際に、こうした政策面や法律に関することや、議員としての実績を考慮する事はやるべき事ではあります。有権者としては少し上質とは言えます。
でも、選挙戦での実際は、そうした事よりいかに票を集めるかと言うことに注力されます。
一人一人の質問に答える事に時間を使ってしまえば、当選するのに必要な票は集まりません。私も、質問されましたが全てのことには回答していません。

「須藤元気もLGBTQのは反対してたと思いますよ」
程度の回答です。

今回の選挙では須藤元気はLP(ランディングポイント=集票するところ)に『握手』を設定しました。元格闘家として、ダンスパフォーマーとして、元参議院議員としてそこそこに名前が売れていたのですから、「本人と握手ができる!」と人は集まりますし、握手すればそのまま票となって返ってきます。タレント候補としては王道のLPでしょう。
 
私も横浜の市が尾駅で三原じゅんこと握手したことがあります。私の場合はそれで投票するという事はなかったですが、嬉しそうにしている人は結構いましたから、有名人と握手したからと言う理由だけで、投票してしまう人はかなりいるんじゃないですか。
 
この辺で『選挙の法則』についてはまとめておこうと思います。
 
選挙に勝つには、
『羊の習性を利用して上手く誘導する』
と言う事に尽きます。


Wikipedia『羊』から引用


羊というのは群れで行動し、「先導者に従う傾向がとても強い」のだそうです。人間も動物ですし、進化はしたもののこうした性質はかなり持っていると言えます。こうした羊傾向の強弱は人によってあっても、やはり多くは誰かが先導したり誘導すると従いついて行きます。

これを否定したところで実際に行われ、成果を上げているのですから、まずは有権者の一人一人がこうした手法を知り、自分の意思からぶれることなく投票すべきでしょうね。常に何かに誘導されていないか、疑うべきだということです。

自分がインフルエンサーであり、リーダーシップを発揮しているという人は、『単に最初に動いただけ』かもしれません。そして、動いた方向が正しいのか、それとも崖に向かっているのかということは無関係です。

もっとも、こうした個々の意思の尊重に関しては理想に過ぎず、今回の選挙でも厳しい現実を突きつけられることになりました。

ここから、後半に行きます。
かなり長い前置きとなりましたが、いよいよ『神様』の言葉などをいよいよ紹介していきます。

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