すぐ上に立とうとする

今日は休みだったんでかっこつけてカフェで作業をしてきた。集中するために2時間くらいはスマホを封印してやる事と向き合おうなんて考えながら行き慣れてないカフェに行った。並んで5席ある1人席の両サイドが埋まってたから空いてる真ん中の席で作業を始めた。家だとすぐ気が散って集中できないけどカフェは周りに勉強してる高校生やら仕事をするサラリーマンやらがいて集中しやすくていいななんて初めは思っていたがさっぱり作業は進まなかった。

その席は死ぬほどエアコンが当たる席で寒すぎて何にも捗らなかった。本当は入って5分くらいですぐ寒くなって隣の席にずれたかったけど両サイドが勉強してる女子高生だったせいで移動できなかった。「すみませんエアコンが寒いんでこちらに」なんて話しかけながら移動するのはきしょすぎるし言い訳なしでずれたら「うわこの人席空いてんのになんか私の隣に移動してきたキショ」って思われるだろうし無理だった。他の席はほぼ空いてなかったし。その席が空いていたのもエアコンで寒いのが常連の中では有名な話で俺が座った時点で「ああまた無知なビギナーがあの席座りましたわ」と周りから思われてたかもしれない。両サイドの女子高生もそう思ってたかもしれない。じゃあ隣に移動してもなんとも思われなかったじゃん。ずれればよかったじゃん。ずれた結果「そこの席寒いですよね」とか話しかけられて新たな物語が始まったかもしれない。ただただスマホを封印して2時間凍え続けてしまった。よりにもよってアイスコーヒー頼んでたから余計寒かった、いや嘘、アイスロイヤルミルクティ頼んだ、アイスコーヒーの方がかっこいいかなと思って脚色した。早めの自白は罪が軽い。しかしアイスは氷多すぎて長居するには向いてないな、終盤ほぼ水の味しかしなかった。ガムシロも一つじゃなくて二つ貰うべきだった。本当は二つ三つ入れたいくらい甘いのが好きだけどレジの女性にたくさん持ってくの見られてダサいと思われたくなかったからかっこつけて一つしか貰わなかった。今の一文見ていや店員わざわざそんな事思うほどお前に関心ねえよって思った人は何もわかってない、熊谷ビギナー、そんなことで俺の上に立った気になるなよ。そんなのはわかってる上でそう思ってんだから。なめないで頂きたい。次は違う席でホット飲む、そういうだけの話。

万が一お金を捨てようという発想に至った場合のみ僕に引き受けさせてください。リターンはありません。