ラッキー

1年間通っていたお笑いの学校も今日で全てのカリキュラムが終了した。入学当初お笑いって人に学ぶもんじゃないだろと思いながら事務所に所属するため、同期を作って横並びのつながりを持つために仕方なくお金を払ってしぶしぶ通い始めた学校が終わってしまった。今思えば横のつながりを持つことが出来て良かったかなと思う。今までこの1年間、大学を卒業して初めての1年でずっと周りの人に今は大学を卒業して専門学校的なところに通っていると濁しながら過ごしてきた。学生やってますという大義名分が無くなってこれからは正真正銘のフリーターになってしまう。学校に通っていると言って何とか世間の目をくぐり抜けていたのが出来なくなるのはちょっと痛い。これからもし今仕事何やってるのと聞かれることがあったらどうしようかな。聞かれないけど。これからいつまでお笑いをやれるのか、はたまた成功していくのか、それはまだ何もわからないけど少なくとも今の時点でも既にこうして人前に出て自分の考えたものを披露するという経験を何度か経験出来ているというだけでやってよかったと思える。今まで全く知らなかった人に応援してますって言われるの冷静に考えてなかなか経験できない。まだたった一人のそういうのですら全然喜んじゃう。知らない人に一瞬でも応援される人生になると思ってなかったな、すごいわ、ラッキー。万が一このままぼろぼろにうまくいかなくてごみみたいな人生が待っていたとしてもこのラッキーである程度は賄える気がする。今はとても楽しい。