築地本願寺
気になっていた築地本願寺へ。
築地本願寺の歴史は古く、1617年浅草近くに創設されたそうですが、1657年の明暦の大火と呼ばれる火災で焼失、その後再建のため江戸幕府に与えられた土地が当時はまだ海上で、埋め立てて土地を築き、本堂を建てたことでその土地が「築地」と名付けられたそうです。1923年に関東大震災で再び焼失、そして現在の本堂が1934年に完成しました。設計は東京大学正門、明治神宮、靖国神社神門なども手がけた伊東忠太氏。
ロゴやサインもデザインされ、カフェや宿泊施設も併設されていて現代的です。「ご自由にお参りください」の一言でぐっと敷居が下がって入りやすいですね。
一般的な日本のお寺と違って装飾が豊かです。インドなどの古代仏教建築様式が取り入れられているそうです。
洋館のようなエントランス。
エントランスのドア上部にはステンドグラスもはめ込まれています。ここを見るだけでも柱や梁、照明の一つ一つに装飾が施されています。
参拝スペースのなんたる広いこと!撮影は他の参拝者に迷惑にならなければ自由に撮って良いそうです。
廊下が市松模様でかっこいい。
祭壇近くに寄ってみるとさらにきらびやかな装飾が。
振り返ると、中二階?に立派なパイプオルガンがありました。教会のような要素も入っていて、ここで結婚式もできるそうです。
さてここからは動物モチーフシリーズ。
柱についていた装飾です。亀と蛇でしょうか。
牛。参拝者を見つめます。
にわとり・・・いや、孔雀ですかね。
躍動感ある馬とライオン。
シンメトリーの猿。
圧倒的重量感のゾウ。ゾウの見つめる先には…
えっ HIDEさん…?
後々に調べたところ、告別式が行われたのが築地本願寺だそうです。
現在の神々も昔の人たちが故人を偲んでいるうちに神格化していったのでしょうかね。
ちょっと気になった中庭。
敷地内にあった浄土真宗の宗祖とされる親鸞聖人像。ただならぬ風格があります。
お寺の多様性を感じる不思議な場所でした。
築地本願寺
所在地:東京都中央区築地3丁目15−1
交通:東京メトロ日比谷線「築地」駅直結
URL:https://tsukijihongwanji.jp
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