入居率９５％を維持するための考え方

こんにちは。収益物件を所有されている方には、入居率(稼働率)はとても気になる部分だと思います。今回は入居率を上げる前提の考え方を書いていこうと思います。

はじめに

入居率を高めるために整備しないといけない項目は大きく分けて2つになります。それぞれアプローチする先が違うので注意が必要です。

案内を増やすために行うこと

まずは自分の所有する物件が『決め物』になるようにしなければなりません。当然、最終的に申込になるかどうかは内覧に来られた入居希望者の判断になりますが、案内に来てもらえるようにすることは大切です。

・インターネット広告

ご自身の物件のメインターゲットに訴求するサイトに掲載されていますか？賃貸物件には店舗・事務所・居住用・倉庫・シェアハウスなど用途はたくさんあります。ターゲットとする入居者が見に来るサイトに掲載されていなければ、そもそも内覧も来られません。

・案内図面

インターネットに掲載されている情報は『確かな情報』であり、『写真の画質が良く』、『魅力的』でなければなりません。映えるという言葉かあるように、誇張はいけませんが、事実を正確に伝えて物件の持つ魅力を訴求する必要があります。

・客付け業者への協力依頼

不動産会社は賃貸経営のパートナーです。世間の動向や流行の設備、お客様の動向を肌で感じているはずです。ご自身の空室を募集依頼かけるときには、ぜひ『どうすれば入居してもらえるか』アドバイスをもらってみてください。よく自分の物件の良さだけお話になられる方がいらっしゃいますが、結局は入居希望者が価値を共有できなければ契約までは至りません。そしてアドバイスしてもらったことはぜひ実行するようにしましょう。

・広告料

紹介してもらった人への報酬です。不動産会社のみならず、自分の知り合いにも常日頃から声がけをしてみてください。

案内後の申し込み率を上げる手段

・初期費用が０円で入居できる部屋

初期費用のハードルを抑えることで、競合物件と差別化を図ります。

・クロスが選べる部屋

入居希望者がクロスを選べるようにして、『自分の物件』のような気持になってもらい、入居期間も増えるかもしれない対策です。通常物件は茶色い床に白いクロスが一般的です。そこを自分のデザインを取り入れることができれば差別化になります。

こちらの進化版はDIYできる物件などになります。

・家具付きの部屋

単身者などの物件は最近よく見かけると思います。一式そろえると約１０万円ほどする家具家電をはじめから設置しておくことで引っ越しに対する心理的負担を解消することができます。新築建売物件などは、エアコン・カーテンついてますのようなぶっけんもみたことがありますね。

・部屋の状態を清潔にたもつ

当たり前ですが、上記の対策を行っても薄汚れていたりにおいが出たりしていれば決まりません。空室巡回は行いましょう。

・建物外観は清潔に

駐輪場・集合ポスト・廊下、階段など整然と清潔が保たれていなければなりません。普通の事ですが都とも重要なことです。

まとめ

上でみてきたように、空室の原因は分けて考える必要があります。そして個別に対応策を打つことで空室は確実に改善されていきます。皆様のご参考になれば幸いです。ありがとうございました。