ヒトリボッチ帝國リターンズ第十回最終回

’23年5月26日

最終回

 何かね、自分の中で自分はもうダメだという意識が出てきて、それがなかなか払拭できなくなったので、今回でやめることにする。周りの評価的には、「お前はもうダメだ」となっていたと思うから、傍目から見ると何も状況は変わっていないにも関わらず、自分の中ではもうダメだ感が強い。周りの人たちはとっくの昔にダメだと思っていたんだよと感じるが、周囲のことなど自分の中ではわかっていないものである。
 とはいえ、なんか毎日何か書く癖はできたのだから、書き続けたいという気持ちがあるのも確か。書くことなんてないんだ。
 まあ、最後は恥かいて終わった方がいいと思うのだ。こういうアイディアを考えついた。絶対にいけると思っていると思っていたあの頃の勢いは出せないが、エンジェル投資家にアイディアだけ出して、迷惑だとケムに巻かれつつ終わった方がいいと思う。
 自分の中でだけで終わるのではダメなのだ。通過儀式として、けちょんけちょんに貶されて終わった方がいいと思うわけである。優しく諭されて君はダメだじゃダメだと思うのである。というわけで、ファウンダーのサイトで投資家の方にアイディアを出そう。やる時間は無限にあるのだから、それをやるべきだ。ていうか今までなぜそんなに時間を無駄にしてしまったんだ?
 パソコンに向かえ。それで何か書き続けろ。何かしらで売れたいんじゃないのか? 諦めるな。何かしろ。考え続けろ。死ぬなら前のめりで死ね。納得いくものができるまで生き続けろ。
 この日記も最終回となっているけれども多分明日も書く。どうでもいい様な内容を書く。多分明後日も書き続けるだろう。アイディアを1日一回出すというルールが外れてしまえばいくらでも文章なんてのはいくらでも書けるのだ。多分、自分を鼓舞する様な適当な文章を書いて終わるのだろう。それでもいい。そんなの誰も読まないかもしれない。でも、むしろ誰も読まない様な文章を書いた方がいい。何か文章を書いて、脳が気持ちよくなれればそれでいいのだ。それができている。それでいいのだ。いい文章なんて書かなくていい。同じ様な文章の繰り返しでもいい。でも、ちょっと、売れたいなとかそういう願望が出てきたのであれば、推敲を重ねて文章を書けばいい。どうせ今の自分なんて誰も見ない。今日だって、たまたまいつもよりもスキが多かったから書く気になっただけだ。本当はこんな文章書いても意味ないし、無駄だからやめようと書こうと思ったんだけれども、書いてみたらいい気分になったから、こうして無駄に書いている。明日も生きようと思うために書くと思う。中身はなんて全然ないのにこうして文章を書いている。明日もそんな中身のない文章を書く。どうしよう。止め時がわからない。まあいいや適当に終われば。

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