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涙うるる、脚おどるる、元気もらえる。アールアールアール。RRR


音楽に合わせ、膝と脚が勝手に踊り出す!暗闇で誰にも見られなかったが。

インド映画「RRR」は破天荒がハンパない。とくに「ナートゥ・ナートゥ」ダンスは中毒性があり過ぎる。誰か、解毒の葉っぱを煎じておくれ~(笑)
注意:言語が元のテルグ語では「ナートゥ」、ヒンドゥ語では「ナーチョ」


みんなが思うインド映画のイメージは「歌とダンス」「ダンス中の群舞と衣装お着替え」「生死も恋愛も人生のハイライト全部盛り」「敵との報復全面戦争」など、ステレオタイプに違いないが、いい意味でラージャマウリ監督に裏切られた。
ダンスの上手い俳優を主役に迎えながら、劇中の群舞ハイライトはこの一曲限り。しかも、ストーリーの重要な軸にて唐突感は一切なく、ドラム鳴り響く”英国人vsインド人+非白人のダンス対決”なのだから、思わず前のめりになり手拍子打ちながら、冒頭のようにノリノリしてしまった。


ネタバレなしの大筋はこうだ。
時は1920年代、場所は大英帝国の植民地だったインド。炎の男ラーマと水の男ビームは出会い、兄弟のように友情を深めるが、やがて宿命は罪人と裁く側に引き裂かれる。以上

三時間ずっとわくわくしながら、今度は何が飛び出すのか、ありえねぇ展開や想像以上のぶっ飛びテンコ盛りで、いやぁお腹いっぱいになった。

主役のNTR Jr.のぶっ飛びダンスパワーは本作以外にこちらにも ↓

アクションについては前作「バーフバリ」同様言わずもがなであり、その上、音楽も素晴らしいので、ぜひ音響の良い劇場で見るのをおすすめする。
プロローグのタイトルバックの音楽というか地響きのようなスキャットで心をわしづかみされ、物語に惹きこまれていくし。エピローグのタイトルバックでは、インド英雄たち(おそらく)イラストをバックに一緒に踊る出演者たち、この音楽もめっちゃHAPPYでアユ-ルヴィータ的にじんわり全身に効く。全インド人のみならず、バンザイ三唱、あっぱれ!97億円なのだ。

(追記10/31)天竺奇譚さんのnoteによる、RRRおよびインド解説がすばらしいため、こちらに紹介させていただきます。これ読んだらもう一回見なくっちゃ!となりますぜ、旦那。

ラージャマウリ監督、ビーム(NTR Jr.)とラーマ(ラーム・チャラン)、どうもごちそうさまでした。お三方の来日インタビューなどはこちら

RRR 2021年/インド テルグ語/英語ほか
監督・脚本:S.S.ラージャマウリ 
原案:V.ヴィジャエーンドラ・プラサード 
音楽:M.M キーラヴァ―二 
出演:NTR Jr./ラーム・チャラン
日本語字幕:藤井美佳/字幕監修:山田桂子 






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