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食事に時間もカネもかけない かけるのはリスク

ホントに、食事に時間もお金もかけない時代になってきたなあって痛感する。

特に時間のほう。ちょっと前まではお金で(豊かな)時間を買うって感じでしたが

そもそも飲食店で、それなりのお金を払っても豊かな時間を享受できる保証がない。我々の側の我慢が効かないから…

飲食店側のグレードはおそらく下がっていない。それなりのグレードの店はわかりやすくそれなりの価格帯であり、その価格帯に見合うサービスを提供する「用意はある」。店側は。

それをぶち壊すのは、たまたま同じ時間を共有する別な客です。

客側の民度が下がった…と結論づけるのはおそらく安易で

どのお客さんもおそらく、おしなべて鼻息が荒いんですよね。昔より。

こんだけお金払うんだから…と、サービスを享受される気満々なんです。

私はマイノリティかもしれませんが、そういう客層をみているだけで私はイヤになってきます。ああ、私もこの人達と同類と思われているのか…と、軽い絶望感が襲ってくるので。


一方で、「安くておいしい」お店は増えましたし、「ふつうにおいしい」店はもはや星の数ほどあります。

飲食はそういう店でさくっと済ませばよろしい。滞在時間が長ければ長いほど、不快な体験をする可能性が高まりますので。

まぁ、そういう店であればこちらもサービスに期待をせずにいきますので、ほとんどノープロブレムです。リスクは少ないほうがよい。


食事に関しては、家での食事を充実させていけばよいのです。栄養価的にも、味覚的にも。

中食(スーパーやコンビニのお惣菜)でもぜんぜんよいではないですか。十分においしいのですから。

お金で豊かな時間を買うことをあきらめるというわけではありません。いわゆる「レストラン」での食事で、金銭的に見合う豊かな時間を享受できる可能性は、昔と比べてかなり少なくなってきているということです。


Just Ideaですが印象としては、第一次産業が衰退したのと似たような感じなのかなあと思いますが…

でも違うかな。サービス業を衰退させていくのが、サービスを享受する側の客(の民度の低下)というのが、皮肉ですね。プロフェッショナル側のスキルはむしろ上がっているというのに。

いずれにせよ、時代は変わってゆきます。


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