書評のようなもの つけびの村

2020年8月23日
#つけびの村 #高橋ユキ
今までなら絶対に読まなかった本もちゃんと読んでいこうシリーズ
限界集落で起こった連続放火殺人事件の取材ってゆー。。
まだ途中。読んでいて本当に胸糞悪い。(作者のせいではなく、逆に作者の力量によるものだろう)
これは、限界集落になってくる(とことんまで村が閉鎖的になってくる)と日本人の民度は急落するのだということをいってるのではないか?
「本人にロコツに聞こえるような噂話」とか、しないよねえ?ノーマルな現代人って
あ。。一向になくならないいじめってのはそういう感じだったっけな。
やはり「閉鎖的」が共通項なのかな
自分が生まれる前からいろんなところで言われ尽くされている
「都会ではマンション(アパート)で隣人が何してるか知らないからコワい(からの、トーキョーは人が住むとこじゃないべした~っていう雑な整理)」
っていう状況のほうがまだベターじゃないかと思う。それがベストとはいわないが。

【重い話】最後のほうに興味深い記述があった。
連続殺人事件はその人数が多いほど、残虐であるほど、マスコミに騒がれるほど、死刑になる確率が高くなる(のでは?)という問題提起
一見、あたりまえだろ?という感じではあるが、シリアル・キラーの犯人は非常に高い確率で精神的に異常がある。
その異常度合い(⇒事件発生直前の精神状態の異常さ)は、外科的な疾患のように可視化することが難しい。
よって、今の日本ではどうなるかというと
連続殺人事件は殺害した人数が「少ない」ほど、残虐性が少なくマスコミに騒がれないほど精神異常であったと判断が下され、減刑される可能性が上がる。
その逆だと、裁判が世論に忖度するということだ。「精神的に異常はあったかもしれないが、判断能力は有していたに違いない」という判決が下され死刑に。
つまり、当の本人の症状度合いとはほとんど関係ないってこと。
なんか真逆なような気もするけど…残虐に、かつ大量に人を殺してまわっている時点でもう重度の精神疾患があって判断能力なんてないんじゃない?ってゆー
でもそのとおりに解釈して減刑したら世論の袋叩きに遭う。
世論ってすごいよね。。本来司法は独立しているはずなのに。
そもそも刑法に解釈の余地がありすぎなのか、刑法が歪んでいるのか。
●人以上殺害して、ある程度の「残虐性」がみられた時点で犯人の精神鑑定に関係なく「終身刑以上」にしたほうがわかりやすいんじゃないの?ていうことだね。
どーせそうなるのだから…というか、判例を積み重ね、そのように法改正せずともそうなってしまってるっていう
以上 作者の見解+私の見解を肉付けしてみました

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