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居酒屋の常連の定義

高級レストランもいいですが、僕的には大衆居酒屋が落ち着きます。いつも行くのは、浅草の居酒屋「鳥椿」です。朝から営業しているので、週末は昼飲みもできるお店。

そんなお店に、時折「常連ヅラ」をする人が入ってくることがあります。僕的には、「常連」と「常連ヅラ」は、似て非なり。まったく違うんですよね。

僕が思う常連の定義は、「優遇されないことを良しとする人たち」だと思っています。そして、「一見客が楽しんでいる姿をつまみに、お酒を飲める人」じゃないかと。

優遇されない、というのは、冷遇されるという両極な話ではなく、たとえば自分のオーダーは後回しになっても気にしない、といったことですね。他の普段あまり来ないお客さんを優先して、常連は後回しにする。こういうことに目くじらを立てる人は、常連とは呼ばない。

また、店員さんが忙しそうにしているのに、返事をするまで声をかけ続ける人も、常連とはほど遠いですよね。

以前、こことは別の居酒屋さんで、お店が混んできたときに常連さんがカウンターに入って、立って飲んでいたのが印象的でした。自分のことは、常連どころか、客なんて思っちゃいない、その佇まいが心地良い。

自分の居場所は、自分の立ち振舞いで決まりますよね。


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