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【オタク記事】ROM専でも出来る推しの応援の仕方

平素より大変お世話になっております。

”一般オタク”のkumaberryと申します。
今回はオタク関連の記事ですが、少し真面目なお話。

オタク文化...少し狭めると”推し活”における『ROM専』について、です。


本題に入る前に少し自分語り失礼します。
私のインターネットにおける名前は”kumaberry”です。

由来ですが、

”kuma”は私の本名から。

”berry”は私が13歳の頃に出会い
人生で初めて応援したいと思った人(たち)…
今でいうところの”推し”となる『Berryz工房』さんから取っています。

Berryz工房さんは2015年に「無期限の活動停止」となり、
もうおそらくメンバー全員で歌うことは訪れないでしょう.…

ところで彼女たちがグループとして活動停止するまでの間、
私は彼女たちをどのように応援していたと思いますか?

答えは…
「CDを買うこと」
「youtube公式ch.に投稿される動画を観ること」

これだけです。あとは何もしてません。

曲を聴いたり、youtubeで動画を観たり、メンバー個人のブログを読んだり…
それが楽しみだったから、テスト勉強や受験、親とのいざこざ、
課題やレポートなど辛いことを乗り越えてきたのに、
私の中にあった彼女たちに対する感情を一切放出せずに、
Berryz工房さんは活動停止しました。

ぶっちゃけて言うと今しゃちくしている日々が可愛く思えるくらい、
私の人生で後悔している出来事の一つです。

ですが今ではご覧のように、しゃちくでひぃひぃ言いながら、
周りからは狂気と言われる程度には推しに対して「好き!」の気持ちを伝えてます。が、ここに至るまで14年かかっています。
私を知らない人はSNSやnoteの他の記事を読んでみるといいですよ

そんな14年もROM専をしていた私が
『ROM専』のあれこれを語っていきます。

※【注意】
・私個人の考えです。
・決してROM専の否定や卒業を促す記事ではありません。
・私は『同人音楽界隈』や『Vtuber界隈』のオタクです。
 基本そちらに合わせたお話になりますのでご容赦下さい。
・気になることや意見はこの記事のコメントやSNSにどうぞ。
 鋭いコメントでも頑張って答えます…

前置きが長くなりました。(私の悪癖です
それでは最後まで読んでいただけると幸いです。



1.『ROM専』ってなぁに?

ROM専とはなんでしょうか…?

「ROM専」は「ネット掲示板で、書き込みをせず、読んでいるだけの人」という意味のネット用語です。

元々はネット掲示板で使われていた言葉ですが、最近はSNSでも使われるようになりました。SNSでは、「特に投稿などをせず、他の人の投稿を見ることが目的でアカウントを利用している人」のことを指しますよ。

引用元は下記URL参照

「ROM」は「Read Only Member(リードオンリーメンバー)」の略で、「ROM専」は「書き込みせずに閲覧だけする人」を指すインターネットスラングです。

誕生の歴史は今重要じゃないので割愛します。
気になった方はお調べくださいませ…

今現在、推し文化における『ROM専』を私なりに解釈すると

・youtube等動画サイトで推しの動画や配信を見る
 ∟でも自分の気持ちはコメントはしない

・推しや同じ界隈の人のSNSのアカウントをフォローする
 ∟『拡散』や『♡』はするかも?でもポストや返信で発言はしない

・CDをはじめとするグッズを買う
 ∟でも自分のグッズの対する感想は発信しない

・頑張ってライブなどのイベントには行くかも?
 ∟リリイベなど推しに直接会うかもしれないイベントには行かない

そんなイメージです。

…というか私がROM専時代にやっていたオタク行動です。

もっと端的に言いましょう。

推し文化におけるROM専は

『推しに対する”好き”や”応援してます”という気持ちを自己完結させ、推しに自分の気持ちを伝えない人』

です。(保身のために言いますが、私個人の見解です)

ここでいう「推しに自分の気持ちを伝える」という行為は
・動画、配信でコメントする
・SNS等で推しに届く(かも?)感想やファンアートなどファン作品を投稿する
・推しと対面するイベントで対話する
・ファンレターを書く
などが挙げられます。

どうでしょうか…

”あれ?自分、もしかしたら推しに気持ち伝えてないかも…?”
と思ったそこの貴方。
このままでいいですか?
今はちょっと好きだから配信や動画を観ているだけかもしれませんが、
推しをどんどん好きになって熱が入り、
推しの活動を夢中で追うようになったその時、
貴方の感情は内に秘めたままにできますか?


2.『ROM専』のメリット

ここからは私が思うROM専のメリットとデメリットを書きます。
まずはメリットから。

極論1つです。

それは…

『自己防衛』

です。ドウユウコトー?

先ほど言いましたが、
ROM専は自分の推しに対する気持ちを一切外に出しません。

つまり、推しやその界隈のファン、
関係者にもその気持ちは一切見られることがありません。

私がROM専だった理由の一つとして(というかこれが8割片占めますが)、
「自分の推しに対する気持ち」がほかのファンと比較して劣っていると感じたり、誰かに見られるのが嫌だったんです。

それぞれの界隈には
・配信でコメント読まれたり、動画のコメントに高評価が付く人

・配信のたびにスパチャやメンギフを投げる人

・ハッシュタグ等SNSの投稿にセンスがある人

・オフラインイベント(現地ライブやリリイベ)で
 ファン同士一体になるような企画を立てる人

・文豪レベルの秀逸な感想や布教ブログを書く人

などなど、”○○さん界隈のファンだとあの人が有名だよなぁ…”
と思い浮かぶ人がいるかと思います。
それだけ推しに対する熱量があり、
それがほかのファンや推し本人にも認知され、界隈が盛り上がることは素晴らしいことです。

”それだけの熱量は自分には無いなぁ…”
と比較してしまうこと、私にはありました。

また、良いか悪いか意見が分かれますが、
界隈には一人、ないし有名なファンの数人の発言や考えをヨイショする空気感が少なからずあります。

だって人間だもの。
同じ思想や気持ちを持っている人で集まって盛り上がりたくなるものです。
逆に違う視点から推しの「好き」を発言している人はどう映るでしょうか?

「なるほど!そんな視点もあるのか!」とピュアな気持ちで受け入れる人もいます。今はそんな人が大半を占めます。昔は…色々あったよね…

「は?そんなお門違いなこと言わないでくれる?」と統制する人もいるかもしれません。

私は最近ある配信にて、
そんなちょっと違う視点のコメントをしてファンの方に「違うだろ」
ってエッジの効いたコメントを秒でもらったことが1回だけあります。
今でもトラウマですし、そのときの様子がたまにフラッシュバックします。
「気にするな、所詮他人だ」って言われても、
人間だれしも自分が否定されるのは堪える…と思っています
(私は人から言われた否定的なことはジメジメと残るタイプです)

だからこそ、そうした”同志”で集まったファンと違う気持ちを発信するのが怖いのです。

配信では流れに沿ったコメントの一体感があります。
動画であれば「○○や△△が良かった!」のコメントで埋まりがちです。
そこに少し空気感が違う自分なりの気持ちをさらけ出すには勇気が要ります。

自分の気持ちを誰かに傷つけられたくない」
だからこそROM専は『自己防衛』になるのです。

もうひとつ『自己防衛』の理由としては、
家族や友人、クラスメイトや職場などに自分の推しを知られたくないからです。

私の場合ですとBerryz工房さんを推してた頃、
親は露出の多いアイドルという存在に否定的でした。
また学校では『AKB48』さんが空前のブームであり、その引き合いによくBerryz工房さんが出されてました。もちろん悪い意味でね…
足が太いだなんだの言ってた部活の友人は今でも根に持ってます。太いのがええんやろがい!

周りと違う「好き」を発信することは、時にいい影響をもたらしますが否定されることもあります。
やってみないと分からないかもしれませんが、それが出来たらROM専はしていません。


3.『ROM専』のデメリット

デメリットの方が沢山在ります。

3-1.そもそもROM専を嫌う人がいる

私もこの記事を書くにあたり色々調べましたが、
『ROM』そのものを嫌う人は一定数います。

例えば、SNSに投稿されているファンアートやブログ、タグ付けの感想など推しに関するファン作品を「いいね」や「リポスト」だけするアカウントがあったとしましょう。

ファン作品を投稿する人は、自分の作品に反応をしてくれた方がどんな人かチェックすることがあります。(私も偶にします)
その人のTLを見に行った時、推しに対する発言を一切せずににいる…
いうなれば「コンテンツを消費する」ことしかしてない人だと分かった時どう思われるでしょうか?

ほーんROM専なのかなぁ?」と何にも思わない人もいれば、

「私はこんなに”推し活”しているのに、この人は推しの情報を受け取るだけで失礼な人!」
と思う人もいるかもしれません。

TLは他人のポストだけが並んでいる…
あまりこんなこと言いたくないのですが、
不気味と思われても仕方ないと思います。
本人にとっては自分なりの楽しみ方かもしれませんが、
第三者から見るとあまりいい気はしないかもです。

あ、私はそんなこと思いませんからね。
投稿した記事に反応が付くだけで喜ぶタイプの人間です。

ここで言いたいのは、
「推しや推しに関するコンテンツだけを消費し、自分だけ楽しむ人」
をあまり良く思ってない人がいるということです。

インターネットは広大ですからね、光も闇もあります。


3-2.推しの活動継続の力にはならない

これが一番です。

ROM専が推しに対して出来ることは

「推しのアカウントを登録する」
「配信や動画を観る」
「曲を聴く」
「グッズを買う」
「ライブやイベントにいく」

です。

確かに登録者数や同時接続者数、活動資金には貢献できるかもしれません。

ですが、それだけでは推しは活動を頑張ることはできません。

推しだって人間です。
ファンの期待に応えられるように、日々新しいことに挑戦したり、
困難に立ち向かって頑張っています。
その頑張りに対し、数字として結果が出ることは嬉しいかもしれませんが、ファンからの感想が無いと頑張った甲斐がありません。

例えば、
貴方がもの凄く頑張ってテスト勉強をして、満点を取ったとしましょう。
その結果を親に報告したとき、何も言われなかったらどうでしょうか?
次のテストも頑張る気力が湧きますか?
少なくとも、私は同じ熱量で頑張ることはできません。

それと同じことです。

推しに
「良かった」「好き」「次も楽しみ!」といった、
嬉しくなるような感想を伝えることは今後の活動の励みになります。


3-3.推しに対する気持ちを抱え続けて辛くなってくる

(人によるかもしれませんね)
これは私の体験談です。
詳細は過去に投稿している私のクソ長自分語り、
「○○になったきっかけ」に書いてます。

私は仕事で辛く病んでいるときに今の推しに出会いました。
推しから元気を貰い、辛い日々を乗り越えることが出来ました。

そんな自分を変えてくれた推しに対する感謝の気持ちは、
日に日に強くなっていきました。

ですが『自己防衛』のためにROM専をしていた私は、
推しに対する感謝の気持ちを抱えたまま過ごしていました。

するとどうでしょう、だんだん感情の整理が追い付かなくなってきます。
…いやホントですよ?

誕生日や周年記念、登録者数〇万人達成など嬉しい出来事に対する
「おめでとうございます!」

ライブや新曲、グッズの発売発表に対する
「楽しみです!」

体調を崩してしまったときや、イベントの中止など悲しいことがあった時の
「お大事にしてください」や「次を楽しみにしています!」

などなど…

推しに対する応援の言葉を言えずにいる自分が嫌になってきます。
なんならちょっと体調を崩します。

自分の気持ちをグッとこらえ続けることは、
よほど精神力が強い人でない限りできません。

辛いことがあって「マイナスの感情を吐き出すこと」が出来るのであれば、
推しに対する「プラスの感情を発信すること」もできるはずです。


4.結局『ROM専』ってどうなの?

そんなの私にも分かりません()
…はい、スミマセン。ちゃんと書きます。

ROM専本人が推しをどの程度好きか、によると思います。

間違いなく言えることは、
「推しがいつか活動を終了したときに後悔しませんか?」
ということです。

悲しいことですが推しだって生きている以上
何らかの形で活動終了するでしょう。

『円満な終わり方』もあれば『悲しい終わり方』もあります。
終わりを迎えるその瞬間…自分の応援の仕方に後悔が無いか考えてみてください。

「別に困ってないや」っていう人はそのままでいいです。
ですが、『ROM専でも出来るみんなが幸せになる応援の仕方』
を模索してください。

「嫌だ…推しがいなくなるなんて想像したくない!」っていう人は今からでも遅くないです。推しに対する「好き」の気持ちを何でもいいから発信してください。ちゃんと推しに届く形でね…
それは間違いなく『推し活』になります。

推し活の熱量は人それぞれです。
学生であれば勉強や部活、バイトと並行、
社会人であれば仕事でプライベートが制限された中で『推し活』をします。

推しの活動を常に追い続ける凄いファンは居ます。
それはとても稀な人です。
『自分のペース』で『出来る範囲』で推しを応援すること…
この記事にそんな方法は散りばめたつもりです。

どうか周りと比較せず、
自分の意志に従って『推し活』を楽しんでほしいです。
その推し活をみた同じ界隈の人がもしかしたら貴方を肯定してくれるかもしれません。その時は『好き』や『楽しい』を沢山共有しましょう。


5.終わりに

まずは、ROM専ではないにも関わらず最後まで読んでいただけた方、
ありがとうございます。ROM専を拗らせ続けた一人のオタクの見解として受け止めてくれると嬉しいです。

そして現在進行形でROM専の方、
私の言葉が少しでも響いたら、推しに対する応援の仕方を何かしら変えてみませんか?

例えばyoutubeにおける動画や配信の高評価を押していますか?

特別な理由で高評価が押せない…以外であれば、
推しがが多くの人に見てもらえるきっかけとなる

『おすすめ動画のコンテンツ』

に乗る指標の一つとして『高評価』は影響するので押しませんか?

再生数も増えれば増えるほど、おすすめに表示されやすくなります。

私は普段から、
推しの曲はサブスクやCD音源ではなくyoutubeで聴いています。
コメントをしなくても動画を再生することで、
「推しを知らない誰かへ推しの魅力が伝わるかもしれない…」
そう思っているからです。

私がROM専を卒業したきっかけは
youtubeに表示されたある『おすすめ動画』がきっかけです。

あそこで出会えてなかったら、違う人生を歩んでいたかもしれない…
と思うと運命的なものを感じます。

「推しを応援したいなら、出来ることから始めてみませんか?」

以上、私が思う『ROM専の見解』と『推しの応援の仕方』でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

”一般オタクの”kumaberryでした!!!