特性を持つ子の親は「独り」になりやすいというけれど
とてつもなくヘビーなタイトルはさておき。
気がつけば10月も始まり2023年も残すところあと3ヶ月を切りました。秋真っ盛りのはずなのに私の住む地域ではまだ日中半袖短パンでも余裕で過ごせる暑さ。この気候にも今の状況にも身体と心が追いつかない日々を送っているくまぁです。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
我が家は発達特性持ち(診断はとってないけど、見立てではASDとADHD)の長男が来春に小学校進学という大きな節目を迎え、てんやわんやの日々です。
進学する可能性のある学校をかたっぱしから見学、説明会に参加し、かかりつけ医と相談、周りからも情報をもらい考えをまとめる…それでもなかなか「こうしよう」が決まらない。
知的な遅れがないこと、発達検査の結果、家での様子を総合的に見て一度心を決めても、環境変わるとあっという間に決断がひっくり返る。そして悩むの繰り返し。母、メンタルが弱っているのを感じていました。
…そんな中で起きました。「運動会号泣事件」。
今ここであの時の思いを昇華しながらタイトルの回収、そこで気づいたことをつらつら書きたいと思います。
それは9月中旬。保育園での運動会のこと。
元々、運動会には出たくないと言っていた長男。
嫌なこと、興味のないことはまっったくやらないため(今期のプールも一度も入らなかった)、先生たちも長男の気持ちを慮って練習もほぼしない状態で当日を迎えていました。そして今回の運動会、今までの運動会と違い「親子で運動を楽しむ」をコンセプトにお遊戯等はなく、親子の競技でやる競技がメイン。今回は、割と前向きに参加できるのでは?と親側も思っていた。かけっこも去年は走ってたし、いけるだろうと。そう思っていました。
結果
・予想をかなり上回る落ち着きのなさ(列に並ばない、走り回る、他の組の演目の場所に侵入)
・かけっこまったく走らず(園長先生自ら走らないならと転がってゴールする勇士を見せるも、ゴール前で座り込み自力では動かず)
・親子競技の衣装も説得虚しく着ないと騒いで逃げ回る、暑さ対策の扇風機の前で謎に踊り狂う
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そんな様子を見ながら、人の目もあったけど涙をこらえることができませんでした。何度も何度も泣きました。
他の子たちが一斉に親元に向かってかけてくる中、1人ニヤつきながら全く動かない息子に声を続ける虚しさ。
去年はできていたことが今年はできないことへの焦りと疑問。
比べちゃいけないと思ってはいても、明らかに周りの子と違う行動をし続ける息子に対して拭いきれない恥ずかしさ。
全体の進行を妨げることの申し訳なさ。
周りのシーンと静まり返った異様な空気。(最後はみんな頑張れ〜と応援してくれました)
運動会中ずっと、普段の様子からは同じ人物と思えない息子の様子に私の理解が追いつかない…降りられないジェットコースターに乗り続けているような恐怖すら感じていました。
(ちなみに、かけっこでなんとかゴール?した後、一緒の走順だった子のお母さんが、何故か写真を撮ると申し出てくれて息子と2人で撮りました。自分の携帯カメラで撮ったにもかかわらず、どんな顔してるのか怖くて未だに見れてません。笑)
保育園の先生たちもここまでの事態を想定してなかったか、親が今回近い運動会にしたからか、息子の対応はほぼ親という形で、私もずっと走り回っていました。
その時に、感じちゃったんです。
「あぁ、孤独だな」
って。
「これまでだって今だってずっと1人で私は常に戦っているんだな」
そう思った。
周りに理解されづらいこの状況で、独り、戦っている。
だから疲れるのかと。
そして療育や地域の保健センター等の繋がりは子どもの発達支援の側面もだけど、何より親の拠り所として必要なんだと、ここで気づけたんです。色々なところで見る「当事者の会」、1人じゃないって思えることを皆がどんなに望んでいるかということもやっと感情を伴って自分の中で腹落ちしました。
運動会を終え、あれから数週間。
いまだにあの日のことを書きながら溢れる涙は止まりませんが、こうした気づきをくれたこの出来事に感謝しています。そして、予想しない状況なんて今までだってたくさんあったじゃないかと思いを巡らせ、彼の良さが発揮できる場所、楽しく過ごせる環境を母としてやっぱりしっかり探してあげたいと強く思っています。
いつかは自分で見つけられるようになって欲しいけど、今の段階ではやはり親の影響は間違いなく大きいし、後悔しないためにも目を逸らさずに向き合っていきます。
今回は私の負の感情が溢れ出てしまったnoteになってしまったけれど、本当に良いところもたくさんある自慢の!愛すべき息子なので、そのことについてはまたnoteにまとめようかなと思います。特性ある子どもの子育て、大変なこともあるけど面白いことも色々あるので。
今回、初めてこんなに感情的に文章書きました。
いつもモヤモヤしてても有耶無耶にしちゃう気持ちを言語化できたことはかなり大きな収穫。そして、こんな日々を面白おかしくかけたら最高だなと思います。
note、2回目なんとか書き切りました(2100字!?)
ありがとうございました!!
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