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「俺働きたいんっすけど」は概ね間違っちゃいない。


3月頭にアルバイトの青年を2人採用した。どちらも短期であるけれど、真面目に働いてくれて感謝している。ひとりはカフェのインスタにアップしているので、イケメンでちょっと話題にもなっている。

 この青年の採用へのいきさつについてちょっと書いておこうかと。

男子グループでお客さんとして食べに来てくれた。その日大変お客様が多く、注文してくれたカレーを出すのに30分以上待たせてしまった。すると食べ終わってそのグループのひとりがレジに来て、「ここでアルバイトしたいんですけど」って言ってきた。

 聞くと長くは大学進学で離れるので働けない、でも働きたいと。
壁にアルバイト募集の貼り紙もしてないし、SNSで募集告知もしていなかった。もちろん時給いくらなんて書いない。

うちは覚えてもらう事多いし、せっかく覚えてもらって辞められると困るからなぁ〜と一旦は断った。でも名前と連絡先だけは面白かったので聞いて帰ってもらった。

そうこうしているうちに人がだんだん動くようになり、皿洗いだけでも追加で人が欲しいという状況になり、じゃあ来てもらおうかとその青年に電話し、やってもらう事になった。

面接の時にわかった事だけど、知り合いのヨットオーナーの息子さんだった。なーんね●●の息子ね、はよ言わんもん!とかその時は言ったけど、先に言わないのも良かった。

その後、一緒に食べに来ていたグループのもう一人も電話してきてきてもらう事になった。めっちゃ近所の子だ。

生きてて待ちで自分の望む状況にお膳立てしてくれるなんて事はほぼ無い。断られる事や受け入れてもらえない事の方が多いのは当たり前だけれど、やっぱり積極的に取りに行く姿勢を持っていないと状況は変わらない。

もう50年以上も生きている訳だけど、消極的で動かなかった人生の期間はまーつまらなかった。
独立して約10年、自分で動かざるを得ない状況の今でもびびって動けない事も多々ある。
でも結局待っててもダメだよね。

高校時代に聴いてたSIONの「風向きが変わっちまいそうだ」の曲の歌詞にある”俺働きたいんすけど”のフレーズは概ね間違ってはいないと思っている。

現実にはかかってきた営業電話にはえげつなく断ったり「言い方!」とか思う事はあるんだけど。

なんかそんな事思った。

https://youtu.be/prtJPX-z8MA

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