230322水/うまい棒お土産/岸田首相のウ訪問 お膳立て雑感/修正版

岸田首相のウクライナ電撃訪問、五輪のサイバー対策でアメリカの協力を得ているくらいだから、同様に米の全面協力があっただろう

画像で見る限り、首相も補佐官も警護の人間も戦地訪問のストレスで引きつったすごい顔をしている

中露会談へぶつけたという意見は皆が言っているし、その通りだと思うのでここでは触れない

それ以外のことを書き残しておく

現在ただでさえ落ち目の日本は、大幅な円安とウクライナ戦争による原油等の高騰の直撃を受け、大幅な貿易赤字で発展途上国に転落した
国民生活を直撃する食の安全保障にまで支障が出る始末だ

この状況下で日本としてインド訪問と巨額の投資、ウクライナ訪問も必要であるという立場は確かに存在する

国際的な経済力と影響力の低下は、エネルギーと食糧の調達という経済安全保障の問題になる
またウクライナと同じ台湾問題の導火線をもつ立場としては、ウ戦争を侵略側の勝利で終らせることはできないからである

もちろん理由はそれだけではない
安倍元首相銃撃事件後に露見した自民党と統一教会問題の癒着の問題による自民党支持率の低下、岸田派の存在感、G7広島サミット成功という、普遍的価値感とは関係ない私ごとの理由も十分含まれている

中露包囲網というG7の思惑もあるだろう

訪問は一部メディアには知らされていたらしい
列車乗り込みでうまい棒の箱を見せたのはむしろ日本国民への庶民アピールで好感を得るため
W B Cの侍ジャパンで国民は上機嫌だから、そのハロー効果も考えているだろう

気になるのはF A C T Aが31日というガセをつかまされているらしい点である
2021年の総裁選の時にもあったが、安倍政権末期や菅政権、岸田政権誕生にかけての時期に、マスコミがガセを掴まされ信用低下する事例が繰り返し見受けられた

これが意図的になされ、習慣化しているなら、政治モラルは超えてはならない一線を超えている
政治家自ら民主国家のモラルという家の柱を腐らせる行為をしているのだから猛省すべきである

ここからが私の意見だが
国としての安全保障や、自民や首相の私的な立場から行われたインド・ウクライナ訪問であったとしても、これで日本や自民がが抱えている悪しき因習や人権問題がチャラになるわけではない

人権問題で国連やG6からの批判は事実無根ではないのである
日本への批判には、たとえ建前半分であっても人権問題に努力してきた国々からの厳しい目があるだろう
大震災などやむを得ない事情があるとはいえ、人権問題や政官経の癒着、報道の自由への介入など、日本は国としても市民のレベルでも、目の前の普遍的な問題から目を逸らしてきた
その狡さや甘えを批判されているのである
もしくは、ここまで経済力、社会システム、モラルが落ちぶれてしまったかつての憧れの国への幻滅であろう

安倍政権時には日本をチヤホヤする旨みはあったのだが、今はない
人権問題への批判から日本の経済界を慌てふためいているようだがこれもまた同様の話

身内の既得者グループで権力を握って互いに甘やかし、国外の強者に媚びて私的な関係を結べば国内の不正・不条理放置も許されると勘違いする甘えが、批判されているのである


230330木追記
先日この記事で「ガセを掴ませる」と書いたが、どうも誤報道の背景には他の要素もあるようなので、修正しておく。

ウ訪問の関連記事を見ると、噂はいくつか流れていたようで、31日とした記事は、記者の予想違いの要素がある。また現在SNSで蔓延している憶測を発信する風潮や、SNS等で政局のイニシアチブを握ろうとする風潮も背景にあるようだ。

とはいえ記者の能力不足と簡単に言えないとも考える。安倍政権以後政治家とメディアとの関係や、政府の秘密保持のあり方も変化している。政府や政治家の方で、メディアを敵視したり、軽んじる姿勢が以前とは違うのは、事実だと思う。

念の為書いておくが、官僚が政治家の足を引っ張るためリークする慣習とか、記者クラブが取材相手と癒着するとか、そんな話は当然知っている。

それを前提に書くが、安倍政権以降、マスコミ、学者、そして国民を敵視したり、コントロールするだけの相手とするような風潮が強まったと書きたいのである。

国民も、学者も、マスコミも支配者層の敵ではないと言いたい。そう感じることが多くなったから書くのである。

もう一つ情報修正
タイトルのうまい棒はお土産ではなかった
宮島の必勝しゃもじである

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?