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平和な一週間。

今週のお客さん

・今週も。
先週書いた缶ビールのおじいちゃんが今週も来た。今度はセルフレジ。
すっかりお互い顔馴染み、マスク越しの笑顔で「ありがとうございました〜」と言ったら「いつもご苦労さま」とまた笑顔。ちょっと疲れが取れた。

・なんでわざわざ
お客さんが少なかったから売り場の品出し応援へ。1人黙々と30分くらいやっていたら
「私も回されちゃいましたよ」
と後輩が来た。それからしばらく一緒にやっていると
「さっき休憩中に親からLINEが来たんですけど」
そう切り出してきた。何かあったのかと聞くと、私がやった会計のレシートの写真が送られてきたという。それがどうしたと問えば
「話しかけたいけどなかなか話しかけられないから、せめてよろしく伝えてくれって」
とのこと。
「…は?」
そう返すのが精一杯、言っている意味がわからなかった。
「私も意味がわからないんですけど、とりあえずそういうことなんで」
そう平然と言ってくる後輩に
「そんなLINEする親も親だけどバカ正直に言いにくる君も君だぞ」
と言い返してみた。後輩は「そうですよねぇ」と笑っていた。
挨拶したいなら何の気兼ねもなしにしてくれればいいのに。

・話を聞けババア
「かながわペイと、現金と、クレジットのギフト券を一緒に使いたいの」
お会計でそんなことを言い出したおばあちゃん。一応そういう取り扱いをしてもいいことになっているし、ちょこちょこそういうお客さんはいるので「またですか」と思いながら処理を始めた。
手順としては商品券→かながわペイ→現金の順で処理することになっているのでその旨最初に説明して「わかりました」と返事したのに「まずは現金?」とか言い出した。
「いや、最初に商品券ですよ」と言ってるのにかながわペイのQRコードを読み取って金額打ち込もうとする。
「このババア話聞いてないな」
そう確信した。この手の年寄りが一番面倒くさい。自分が合っていると思い込んでいるから、使い方もまるで分からないのにどんどん勝手に進めちゃう。その都度元に戻そうと説明するのにほぼ聞かないでいるからタチが悪い。
このババアも御多分に洩れず、色々勝手にやろうとする。「だから違うって」と若干強い口調で注意しつつ、3つ全ての処理を済ませる。ただでさえ一番時間がかかるタイプのお会計なのに、なんだかんだで5分くらいかかってしまった。このババアがいうこと聞いてくれれば2〜3分もあれば終わるのに…。
「話を聞けこのババア!」心の中でそう怒鳴らずにいられなかった。
辛抱強く待っていてくれた次のお客さんが「大変でしたね」と慰めの言葉をかけてくれたのがせめてもの救い。

それにしても平和な一週間でした

嵐の前の静けさというヤツだろうか、いつもの半分くらいしかお客さんが来なかった。その分ネタが少なく、その中から探すと先述の3つくらいしかない。
なので今週は書くのに少々難儀したが、実際に働いている分には結構楽をさせてもらった。
ただ楽をできるのは先週まで。今週末にはクリスマス、来週末にはもう年越しが迫っている。一気にお客さんが多くなるのは容易に想像がつく。今回は年末30日から元日まで連勤の後、2日3日はお休みをいただく。今回は元日までの勝負、かながわペイのポイント還元上限が3万円に引き上げられるのがどう働くか。
次に平和になるのは年明け。今年も善戦できるよう頑張ってきます。

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