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買い物カゴとマスク。

マスクで何となく分かっちゃう

最近気づいたことがある。
「クセ客は大体マスクに特徴がある」ということ。
もっと具体的に言うならば「クセ客は大体鼻出しマスク」だ。だからといってそういうお客さん全員がそうだと言うわけではないが、感覚的に鼻出しマスクのお客さんのは結構な確率でクセ客なのだ。
この2週間で見かけた限りは
・レジ横に置いてあるコピー機を延々1時間以上使うおばさん(ほぼ毎日来る)
・セルフレジの入り口から大声で「ねぇ!PASMO使える⁉︎」って聞いてくるババア
・閉店時間過ぎてもなかなかレジに来ないおばさん(1年以上前にもネタにした
・隣のレジで順番待ちしてたお客さんを私のレジに案内したら何故か自分が誘導されたと思って満面の笑みで先に入ってきた後ろのババア
「鼻出しマスクの中高年の女性」と言った方が正しいのではないかとお思いかもしれないが、
・人の顔を見るたびに何かとイチャモンをつけてくるおやじ
という例もあるし(最近見かけないけど)、先週は
・セルフレジで適当に操作して分からなくなって放置して別のレジへ、というのを繰り返す中学生2人組
というのもいた。こいつらに至ってはそもそも最初に商品を置く位置を間違えてレジ3台使えなくした挙句対応したら「天才!天才!」と大声を上げる始末。「何が天才だ、わからないなら最初に呼べ」と内心ブチギレていた。ちなみにこいつらに至ってはノーマスク。もはや論外。

買い物カゴを取ってきて

買い物カゴを持たずに商品を持ってきて、隣のレジに積んであるカゴを当たり前のように取って商品を詰める。そういう客が1日に最低でも2〜3組はいる。
言い方は悪いが、一体何のために入口や店内の至る所にカゴが積んであると思っているんだと思う。レジに積んであるカゴはあくまで店員がレジで使うために積んであるのであって、隣のレジに並んでいる客のために積んであるわけではない。
当たり前のようにカゴを持って行かれると、取られた側は若干イラッとする。その分カゴの減りが早くなって補充も頻繁にしなきゃいけなくなるし、混んでたらなかなか補充できない。それでだんだんジリ貧になっていよいよまずいなと思っていても持っていく人は持っていく。「隣のレジから取り上げるなら最初から持ってこいよ」と思う。

今週のクセ客・ハプニング・嬉しかった

・空気は平和なのに
この仕事をしていて、妙な特技が身についた。
「バックヤードから売り場に入った時の空気感でレジの混み具合が大体分かる」というものだ。「こいつ何言ってんだ」とお思いの方が多いと思うのでもう少し詳しく説明すると、忙しい時は店内の空気もざわついているし、平和な時は空気も落ち着いている。お客さんの雑踏や話し声でざわついているわけではない。あくまで空気がざわついているのだ。
…本格的に「こいつ何言ってんだ」と思われたかもしれないが、私自身もこういうふうにしか説明できない。空気中の分子がレジの忙しさに比例して慌ただしく動いているのが分かると言った方がわかりやすいか(それでも伝わらないと思う)。
ただこの特技、時々外れることがある。
どういう時に外れるかというと「空気は平和なのにやたらレジが慌ただしい」時だ。2、3ヶ月に一度くらい夜にこういう時があって、休憩から戻ってきて「うん、平和だな」と余裕こいてレジに行ったら、どういう訳か何でもない平日の夜なのにいつもの3倍くらいのお客さんが来て地獄を見る。
その度に内心「おかしいなぁ」と思いながらレジ打ちをしている。

・悪口言ったからかな?
先週、かながわペイに関する愚痴を書いた。(詳しくはこちら
他の人がどう思っているかはさておき、私はこう思っているんだ!と長々1000文字以上にわたって書き連ねた。
それを知ってか知らずか、かながわペイの決済が出来なくなるというトラブルが発生した。提携先のサービスで決済はできるが、その後かながわペイの決済完了画面に切り替わらなくなるというものだ。完了が出なければレジ側の処理ができないので、一時的にかながわペイの扱いを中止した。15分くらい経って復旧したが、5分も経たないうちにまた同様のトラブルが発生、再び扱い中止…。完全復旧したのは最初のトラブルから1時間近く経った後だった。もちろんそれを待っていたお客さんでレジが大変なことになったのは言うまでもない。
その次の勤務日。どういうわけかかながわペイを使うお客さんが4連続で来た。ただでさえ1回がものすごく時間がかかる処理を4連続でこなすハメに。
先週の記事から間を置かずにこれらが立て続けに起こった。散々悪く言ったからやり返されたのかな。

・夜のセルフのおじいちゃん
いつも夜7時半くらいに6缶パックの缶ビールを持ってセルフレジに来るおじいちゃんがいる。「シール貼りますか?」と聞くと必ずムッとして「いらない!」と返してくるからいつも「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」だけであとはそっとしている。
ある日、おじいちゃんが有人レジの方に行った。珍しいなと思っていたら、帰りがけに私のところに来て「いつも遅くまでご苦労様」と笑顔で声をかけてくれた。突然のことだったから驚いて「え、あ、ありがとうございます」と返すのが精一杯だった。
私も私でいつも同じような時間帯にセルフレジを担当するから、お互いに顔を覚えているんだなぁ。おじいちゃんまた来てね。

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