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忘年会の話その2 〜しゃぶしゃぶとかスポッチャとか飲み会とか〜

先週に引き続き、昨年末の2度の忘年会のお話。
今回は後編でおま。いつになく長編になりそう。

12月30日。

JR川崎駅の改札前は大勢の人で賑わっていた。
この日は高校の部活の先輩との会。12時15分に改札前集合と言われて11時40分着の東海道線で着く。30分前行動が染み付いている私にとってはいつも通り。そして1着で待ちぼうけ。これもいつも通り。
先輩方が皆さんお見えになる訳ではないというのは聞いていたが、はっきりと誰が来られるのかは知らない。多少ドギマギしながらシンボルの時計台の下のベンチに腰掛けて待つ。
待ち合わせの12時15分少し前に先輩が2人ご到着。このタイミングで誰が来られるのか知る(というか教えて貰った)。下手すると卒業式以来最大5年のご無沙汰。
5年。もうそんなに経っていたのかと、ちょっと衝撃。
それはそうと、今回の主宰である同期が来ない。LINEを開くと「ごめん、遅刻する」とのメッセージ。
おい、最初に行く店誰も知らないんだけど?

LINEでなんとか最初に行く店を教えてもらった。
ホテルの中にあるしゃぶしゃぶ屋さん。
もうこの字面だけで、私の緊張フルマックス。心理的には「絶対高級店やんけ、オラァ!」と勝手に戦闘モード。私にとって心地よい接客レベルは牛丼屋とかファストフードとかファミレスのそれなので、とにかく不慣れ。
…と勝手に身構えていたが、そういえば「しゃぶしゃぶは一人1800円ね」と前もって知らされていたのを思い出した。そう身構えるもんじゃないだろうと、ちょっとリラックス。
が、思ったよりも高級な雰囲気。こんなとこにピンクと白の縦縞ワイシャツにジーパン、赤いパーカーで来るのはいくらなんでも場違い感がする。やっぱり戦闘モードに切り替わったのであった。
店員さんから「お連れの方がお見えになってからお持ちしましょうか?」とのお気遣いをいただき、しばらく待っている間に雑談。
各々の近況報告を兼ねて15分くらい待っていると、もう一人先輩がご到着、続いて同期も来て、いよいよしゃぶしゃぶランチ。
美味しいお肉をいただきながら、さらに話に花が咲く。
途中、ずっと葛切りのことを「マロニー」と呼んでいたのを店員さんに
「違うっつの」
と思われていないか心配になった。22歳になって小心者の私。

この後は4時半からROUND1のスポッチャに行くということになっていたが、店を出たのが2時過ぎ。乗る予定のシャトルバスは4時発。
2時間もどこで暇を潰そうか。色々お店を探すも、年末ということもあってかどこもかなり混んでいる。
あれこれ探した挙句にたどり着いたのはサイゼリヤ。流れ的にはしゃぶしゃぶからのデザート。さぁ何を頼もうか。ドリンクバーはマストとして、大体はケーキやらジェラートやらを1人ポップコーンシュリンプを注文する輩。そうです、私です。
「お前さっきしゃぶしゃぶ食ったやろがい!」と心の中で自分につっこむ。
こういう時に空気を読めない(というか好き勝手にしてしまう)私って、一体…。

4時のバスに乗る前に、もう一人先輩と合流。私の代の部長だった同期もこのタイミングで合流のはずだったが、電車に乗り遅れたか何かで間に合わず。現地合流ということにして、バスに揺られること20分弱。思ったよりしっかり走るんだなぁと思っていたら、ROUND1の所在地は川崎大師のさらに向こう。そりゃ、20分かかってもしょうがないわな。
スポッチャの受付をしている最中に部長到着。これにてようやく全員集結。
さぁ、はっちゃけるぞ。

・ローラースケートで滑り始める前にすっ転んで勇気ある撤退(というかただの惨敗)
・人生初のバッティングマシンでまさかのマシンがボーク(なぜか一球出てこなかった)
・まぐれで一本だけ刺さったアーチェリー(マジでびっくりした)
・ロデオマシンでビビりまくって不戦敗(想像の5倍暴れるんだもん)
・かなりシビアなだるまさんがころんだ(やればわかる)
・縄跳び徒競走でズル(飛んでるフリだけでもちゃんと機械が認識してくれる)
ざっと3時間でこんだけ。本当は省略するのも勿体無いが、長くなりすぎるので泣く泣く割愛。

この後川崎駅の近くで呑もう、という話になった。
詳しい経緯は忘れたが、私たちの代3人は1本遅いバスで川崎駅に戻ろう、ということになった。次のバスまで30分。
この間にダーツでもやってみようということで、ガラガラのダーツエリアのうち1台分を陣取る。全員ルールがわからないので、とりあえず「これでいいかぁ…」と適当に選んだのは、各自の持ち点301点をいかに0点に近づけるか、というもの。
ワタクシ藤沢、ここに来て急に覚醒。どんどん持ち点を減らしていく。
やった、これで0点だ!と思ったところで「バースト」という表示とともに、今投げた時の持ち点に戻った。なるほど、マイナスは認められないらしい。
結局、3回バーストしておいて1位入賞。スポッチャで意地見せた。

バスに乗って川崎駅に舞い戻ってきたのは夜の9時前。
「この店にいるよ」とのLINEに従って向かってみれば、ここで合流の先輩が。
思いがけない再会に喜ぶ。
さぁ、呑むぞ。
…と思ったが、お酒はともかく、おつまみに中々手を出せない。先輩方の前ということで、やっぱり気を遣ってしまう。
「もっとお食べ」と却ってお気遣いいただいたが、もはや私はここにいて話を聞いているだけで幸せでお腹いっぱいなんです。そういう話をしたら
「見ていてね、本当に楽しそうだよ」
とうちの代の部長。さすが全部お見通し。
…流石にお腹が空いたので、焼き鳥とチャーハンを少しいただきました。

夜10時半。そろそろ帰ろうということで、東海道線に乗り込む。私が一番遠くまで乗るので、途中の駅で他の皆さんを電車の中から見送る。
やっぱり、寂しい。
でもそれ以上に楽しくて、佳い年末を過ごせました。
また集まりましょう。

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