忘年会の話その1 〜陽気なおじさま〜

2度も先延ばしにしていた、昨年末の2度の忘年会についてのお話。
長くなるから、今週と来週に分けて書きましょうか。
今週は1回目の話。

12月26日。
2022年の終わりがはっきりと見えてきた頃。
この日は高校の部活の顧問の先生、同期、後輩、そして私の4人で1回目の忘年会。
今回は私と後輩の地元の街で開催。私より後輩の方が店をよく知っているというので、予約から何からほとんど任せてしまった。
その後輩、待ち合わせに遅刻。
「店の場所知らないよ、どうすればいい?」
そう後輩に聞いたら
「お店のURL送るんで地図見て先に行っててください!」
ま、そりゃそうだな。

スマホの地図に示されたお店に行って、席に通される。
2時間の飲み放題と串盛りを注文。
私はまず黒ホッピーのセット。外で飲むときはいつも手始めにこれ。
普通のビールより飲みやすくて、気に入ってる。
が、いつも外(ホッピー)だけ残る。いいバランスを保って飲めばいいんだろうが、なかなか上手くいかない。中(キンミヤ)を頼み直せばいいんだろうが、そのためだけに店員さんを呼ぶのもなんだか面倒で、最終的には外だけ飲む。
全部飲み切った頃、後輩が来た。
この後は、サワーとかビールをいきますか。

結局酒を4〜5杯飲み、エイヒレやらアボカドの刺身やらを注文して、塩ラーメンで締め。
まだ時間は早かったので、後輩の提案で人生初のハシゴをすることになった。
調子に乗って飲むと気持ち悪くなるので、ちょっと不安。ラーメンで締めてしまった時点で、すでに満腹でもあるのだが。

「私の知り合いが既に盛り上がってるらしいんですよ」
そう語る後輩に導かれ、普段私が足を運ばないエリアに進む。
しばらく歩くと、態々お知り合いが出迎えにきて下さった。
お酒のせいもあるのか、随分とご陽気なおじさま。
おじさまに案内されたお店は、ちょっと狭いがお酒がたくさん並んでいて、飲兵衛にはたまらないんだろうな、という感じ。

おじさまに案内された席には、もっと陽気なお父さんと、比較的控えめなお兄さん。
当然ながら、完全初対面。
こういう時、大体私は人見知りが発動する。
おじさま達はご陽気なのもあってフレンドリーモード全開。しかも皆さん揃って私の顔に見覚えがあるという。
言われた私、心当たりがない。
恐怖心MAX。

恐怖心をなんとか抑えつつ話をしてみれば、思ったより(と言っては失礼にあたるが)心優しいお方だこと。
詳しいことは書かないが、ちょいと相談にも乗ってもらった。お陰で自分の目標を再確認できた。
思いがけない形だったが、佳い時間を過ごせた。
おじさま、後輩、ありがとうございました。

…やっぱり、心当たりがない。

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