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虹の素「銀河旋律」感想。

この間は青の素の感想を書いて、今日は虹の素の感想。
前回同様分からないよという方は置いて行きますのでご了承のほどを。

近い将来あるかもしれない、タイムトラベルで歴史が改変される事態が多発した世界線。タイムマシンが実用化されるようになったら、もしかしたらその手の輩がやりかねない事態になっていて、架空の世界のはずなのに、全くあり得ないとも言い切れないのがちょっと恐ろしい。

自分の思い通りにしたい者と、元々あるはずだった幸せを奪われた者の戦い。
経緯は違えど最終的に元通りになったものの、途中で片方は元の記憶を失っているのに違和感を覚えた。
「改変される前の記憶は1時間で消えてしまう」ということが劇中で説明されていたが、それは「影響を受けた者も与えた者も同じ」という解釈をしたけれど、だとすると改変した者にとっては非常に都合のいい現象だなぁと思った次第。

最後の方で「国家規模の歴史改変があった」というシーンがあった。
ついに行くところまで行ってしまったか、知らない部分で主人公がとんでもないことをしでかしたのかと思ったが、(日本史には全く詳しくないので間違っているかも知れないが)よく考えてみると「改変された歴史が元に戻った」と感じたのだが、それが衝撃的な事態として描写されているのは、やはり歴史改変がもたらす影響の大きさを見せつけられた。

全く分からない方が多いかも知れないが、SCPにおける「現実改変能力」に通じるものを感じた。

細かい部分。
・アリマの天気予報、「阿波踊り 踊ります」が個人的にとてもツボ。私はこういうネタが大好きで、思わず吹き出しそうになった。
・ヤマノウエがしきりに「話しかけるな」と言っていたが、長嶋茂雄の部分はともかく(それも問題なんだろうが)はるかやヨシノの元に向かった時の行動も、実はギリギリアウト…?
・女子高生3人組、ちょっと探せばああいう連中がリアルにいそう。原宿でクレープ食べてプリクラ撮って舞浜の夢の国でインスタのストーリー撮ってはしゃいでいる画が浮かぶ。
・私の特技である「人の名前をなかなか覚えられない」が発揮され、時々サルマルのことをカニマルだとかウタマルだと勘違いしていた。ごめんなさい。
・実は役者さんが大変だと思う。話が進むにつれてその世界の現実や歴史がどんどん変わっていくのをちゃんと理解しきれないと務まらない。少なくとも私は追いつけないだろうな…。

長くなりましたが、最後に一言。

1時間という時間に収めるのもあるかもしれないが、特に最初の方は話がポンポン進んでいく印象があった。特にそれが悪いとかいう訳ではないが、出来ることならば2時間くらいかけてじっくり話を進めるものも観てみたい。
いつの日か、それが叶うことを願っております。

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