憧れと現実。その後。

去年の3月、こんな事を書いた。

手帳型ケース。
パカっと開けて使うのにカッコよさを覚えていた。
スマートな印象を持っていた。

そして昨日買ってしまった。
青と白を基調に、金色の斜め十文字が入ったやつ。
かっこいいけど、どこか女子っぽい感じがする。
多分十文字のせい。
見てくれおっさんな奴が使うようなもんじゃない。

しかし、ケースに画面保護のフィルムとストラップ、合わせて6千円も払ってしまった。
最低でも半年か一年、出来れば次の機種変まで使う。
百均のでもいいかと思ったけど、すぐダメになりそうだからやめた。

そして実際に使ってみた。

開いた時の表紙的な部分がまぁ鬱陶しい。
邪魔。
折って使いたいけどそれで負荷がかかって千切れたら嫌だから放ったらかすしかない。
そして、いちいち開けるのがちょっとめんどくさい。
しまう時に閉じるのもめんどくさい。
結局、普通のケースよりちょっと手間が増えた感じ。

憧れてた時はかっこいい。
現実にはめんどくさい。
これなら普通のケースの方がいい。

そして気がつくと、ほぼ一年経っていた。
慣れというのは恐ろしいもので、手帳型ケースにすっかり馴染んでしまった。
今やスマホを開く時はパカっと開くのが当たり前。
表紙になる部分は折っても何の問題はないから当たり前のように折り畳んでいる。
邪魔だと思っていたのが嘘のように慣れてしまった。

しかし、表紙の裏にある小さな鏡やカード入れは全く使っていない。使う機会がない。
鏡は小さすぎて何に使えばいいのか分からず、カード入れはPASMOか何か入れればいいのだろうけど、持っているカード類は常に財布の中に入れているからそっちで慣れてしまったし、スマホケースに入れておいてもしスマホごと無くしてしまったりどこかに置き忘れてしまったらとんでもなく面倒くさい事になる。
という大根の桂むき並みに薄っぺらい理屈で鏡もカード入れも使っていない。
結論としては
「手帳型ケースである意味はゼロ!」
である。
結構ボロボロになってきたから新しいものと取り替えようかと思う。いつの間にやら金色の斜め十文字も消え去ってしまったことだし。
慣れてしまったからまた手帳型にするのか、それとも普通にはめるタイプにするのか。あるいは面倒くさくなって最後までこのケースを使い倒すか。
何か変化があったらまたお知らせしたい。

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