モイネロについてまとめてみた(5/4試合終了時点まで)

こんにちは。福岡出身の「くま」です。
先日、妻の「ねこ」から誘われてnoteをやってみる事にしました。
主に野球について書いたりしますので、よろしくお願いいたします。

モイネロ投手について

1995年12月8日生まれの26歳 プロ6年目の選手です。
出身はキューバで育成選手として入団後頭角を現し2017年6月16日に支配下選手へ。その後、暴力的ともとれるストレートと大きなカーブを中心に奪三振の山を築き上げ20年には最優秀中継ぎ投手を獲得するなど、今やパ・リーグを代表する投手でメジャー移籍も噂される投手です。

そんなモイネロ投手ですが、昨年から森投手が離脱すると守護神として抜擢されるのですが、守護神というポジションでは本来の力が中々発揮される様子がないイメージでした。
今期も、森投手が不調で4/17に抹消されて以降守護神として藤本監督に指名されたのですが4/21のオリックス戦では延長11回に登板もサヨナラ負け、4/30の楽天戦では9回4点差の場面で登板も4失点し延長突入もチームはサヨナラ負け。
私のTwitterのタイムラインでは「モイネロは守護神に向いてない」とのツイートが多数…
では、本当にモイネロは守護神に向いてないのか?
そこでSportsnaviのアプリを使用して今期登板したモイネロのデータを集計・分析することで本当にモイネロは守護神に向いてないのか?
考察していこうと思います。


集計について

集計については以下の条件で行う事とします。

  • 集計に使用するアプリは以下サイトの携帯版アプリを使用する(以降スポナビと呼称)https://sports.yahoo.co.jp/

  • 集計は手集計後スプレットシートに纏める。

  • スポナビのモイネロ投手が投げた結果だけを集計

  • 見逃し・空振り=S ボール=B ファール=F とカウント

  • 球種はスポナビを参照

  • キャッチャー・審判などモイネロ以外の要素は極力考慮しないものとする。(データがないため)

  • 森投手が離脱した4/17以前を「中継ぎ」それ以降を「守護神」として集計

  • 集計期間は3/25~5/4まで


モイネロ投手今期の登板イニングについて

モイネロ投手が登板したイニングを集計した結果

今期は藤本監督のチーム方針もあり3連投しない。
ということで、開幕8連勝中に9回を投げる事も多々あったこともあり今期だけで言えば9回のイニングを投げることが最多となりました。
勿論、守護神として指名された後のメンタル面で影響があったことは考えられるがマウンドに慣れてないなど、ということは今期に限ればそうではないと考えられます。
では、モイネロ投手はどの球種を投げているのか?そこに注目して見ました。


モイネロ投手の投球割合について

今期モイネロ投手が投げた球種別投球数
今期モイネロ投手が投げた1試合平均での球種別投球数

上記の表より、モイネロ投手はストレート主体の投手である事が分かります。
ただ、守護神として指名されて以降スライダーの投球数が約2倍になっている結果となりました。
TVの解説などで、モイネロ投手が変化球を投げたがっている。と某解説者が言っており甲斐捕手のサインに首を振っている事が影響しているのかと。
決め球としても、スライダーは機能しているので本人としてもイメージのいい球として認識しているかもしれませんね。
それは以下図にて傾向として見えています。

決め球がスライダーである場合の投球内容

モイネロ投手の奪三振数について

モイネロ投手の代名詞ですが奪三振があります。
では、奪三振については何か影響はあったのでしょか?

モイネロ投手の奪三振を奪った球種

奪三振数は15から7の約半数に減少しており特にストレート・チェンジアップで奪う数は大きく減っていました。
試合数も1しか変わらない事から、モイネロが不調と言われる理由はここにあるのではないかと分析することが出来るのでは?と考えられます。
では、どのような場面で三振を奪えているのか?を見ていきます。

奪三振を奪った際の投球内容(中継ぎ)

やはり、ストレートで多く押している事が分かる。
4/16の楽天戦以外ではストレートを軸にして球速差のあるカーブやチェンジアップを混ぜているある意味セオリー通りの投球をしている。
スライダーは割合が低くもあるが、緩急以外での選択肢としても機能していそうであることが分かります。

奪三振を奪った際の投球内容(守護神)

全体的な傾向として奪三振をとるための組み立ては変わってないような引用を受けますが、投球数が増えたはずのスライダーが奪三振をとった時にそこまで使われていない印象になります。
では、モイネロ投手はどのような時に打たれているのでしょうか?


モイネロ投手が打たれた試合について

四球及び失点した投球内容

打たれた試合の打席については、共通して早いカウントで打たれている事が分かります。
3/29・4/21では共に初球を打たれ、4/30の西川選手には制球が定まらない中のストレートを打たれていますね。

4月30日投球内容

4/30を振り返ってみるとマルモレホス・鈴木・岩見選手には変化球中心で攻めるも川瀬選手のエラーも含めボール先行の投球となり、続く辰巳選手からストレート中心に切り替えることで悪いながらも三振をとれたので以降でストレート中心の選択になることも見て取れます。


結論

結論として、モイネロ投手の守護神での起用については、私個人の意見として向いていない。と考えています。
一番大きな理由として、奪三振が強みであったモイネロ投手ですが守護神転向後半分に減っている事です。
精神的な部分の問題なのか、どうかはわかりませんが結果として奪三振が減っているので、今後この奪三振がどう増えていくか?がモイネロ投手が新たな抑えとなるのに必要なのではないかと思います。
守護神に必要な能力の一つとしてあげられる奪三振能力。
その暴力的な投球で、今後もバッターを切り捨てる投球を見せてほしいと思います。
長くなりましたがありがとうございました。

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