イーサリアムのL2ソリューションって?その② どんなソリューションがあるの?

はじめに

前回はL2ソリューションって何?ということだったので、今回は具体的にどんなソリューションがあるのかとその特徴を調べてみた。
前回の記事はこちら👇👇

Optimism

Optimistic Rollupというロールアップを採用しており、Fraud Proofを使用するためセキュリティは高いがL2→L1の反映に時間がかかる。
EVM(Ethereum Virtual Machine)互換性を備えており、既存のDAppを移植することが可能。
2021年7月にメインネットにリリース済み。

Arbitrum

Optimism同様にEVM互換性を備えており、Optimistic Rollupを採用しているがMulti-round Fraud Proofsを使用している点が異なる。(処理速度が遅くなるがコストが低くなる)
2021年8月にメインネットにリリース済み。
2023年3月23日に$ARBがエアドロされお祭り騒ぎに。(うらやましい!)

OptimismとArbitrumの違いはこちらの記事が参考になりました。

zkSync

OptimismとArbitrumとはロールアップの仕組みが異なる。
zkSyncではValidity Proofsを使用したZero-Knowledge Rollupsを採用している。(Optimistic Rollupと比較すると処理が速いが、コストが高い。またEVM互換が難しい。)
証明方法にはSNARKが採用されている。
zksync lite(zkSync1.0)、zksync era(zksync 2.0)の複数バージョンあり。
給付金がもらえると注目されており、ここ最近TVL(Total Value Locked)上昇中。

StarkNet

zkSync同様にZero-Knowledge Rollupsを採用している。
証明方法がzkSyncと異なりSTARKを採用している。
STARKはSNARKの課題を解決するための新しい方法。
StarkWareによって開発されており、StarkNetは誰でもプロダクトを構築可能。
StarkExは特定のプロダクトのために提供されているソリューション。
こちらも給付金がうわさされている。

Validity ProofsとFraud Proofの違いについては、こちらの記事が参考になりました。

さいごに

Z2ソリューションは、さまざまなプロジェクトが立ち上がっています。
覇権を握るのはどのプロジェクトか、注目です。
給付金目的のお触りは作業になって退屈なものですが、どういう仕組みなのか知ることで少しは楽しめるかと思います。
次は給付金GETしたい!

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