高齢者医療/介護はどうなるか

医療における偶発症

偶発症って予想ができているけど避けられない患者にとって不利益なことってくらいで考えてください。どれくらいの確率で起こるかは手技によっても違うし、ベテランでも起きる時はおきる。
偶発症の説明はしっかりしているはずなのに、それを医師/病院の責任として押し付けられるとゲンナリする。

先日起こったERCPという処置で起こった偶発症を「医療ミス」と書いているあたりは悪意しか感じないし、これを書いている記者は本気で書いているなら医療系の記事は書かない方がいいと思う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed2d7c2c2b727e5cc0136f8a4e8d36254a4823ac?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240530&ctg=dom&bt=tw_up

高齢者医療はどうなる

高齢者医療はどうなるのか、これは永遠の命題であり、高齢者は何もしなくても年をとるだけで疾患のリスクが増大します。例えば、60歳の人と90歳の人が同時に肺炎になった場合、明らかに90歳の方が治りにくいです。年をとるだけで心臓や肺の機能は低下し、体力も衰えます。浸水川西市で起きたER CPR後の偶発症はその典型例だと思います。これは避けられない現実であり、医療事故ではありません。このような状況が続くと、高齢者医療への障壁がますます深刻化するでしょうね。


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