クマクラ

「劇場へ足を運ぶには重たい、でも家ならまぁ見てやらんでもないか」ぐらいの映画を毎週紹介…

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「劇場へ足を運ぶには重たい、でも家ならまぁ見てやらんでもないか」ぐらいの映画を毎週紹介。もっと映画が好きになる、映画のさまざまな情報をお届けしていきます。

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  • 週刊Living Films

    「劇場へ足を運ぶには重たい、でも家ならまぁ見てやらんでもないか」ぐらいの映画を毎週紹介。もっと映画が好きになる、映画のさまざまな情報をお届けしていきます。

最近の記事

誰か意見を交わしたくなる映画2選。

映画のエンドロールの先に何が待つだろう。 コーヒーを片手に彼ら彼女らとたわいもない感想をおしゃべりするかもしれない。赤ちょうちんが灯る居酒屋で、友人らと語り合うかもしれない。それとも、家族の思い出の1ページに、あるいは一人でじっくりと物語について想像を巡らせるかもしれない。 映画に限らず、何か同じもの見たり、聞いたりした後でそうやって意見を交換し合うのはすごく有意義な時間の使い方だと僕は思う。もちろん今それが難しい状況ではあるが、テクノロジーの発達のおかげでオンライン

    • ちょっと何言ってるか分からない映画2選。

      ちょっと何言ってるか、分からない。 エンドロール終了後劇場から出てきたサンドイッチマン富澤たけしは、相方である伊達みきおの顔を見てきっとそう言うだろう。そして伊達もツッコむことなく頷くだけのはずだ。もちろんそこに、笑いがあるはずがない。 今回はそんな不可思議で難解すぎる映画を2つ紹介したいと思う。鑑賞後本当に「ちょっと何言ってるか分からない」と言ってしまいたくなる。もしかしたら映画というのは考えるものではなく、感じるものなのかもしれない。言葉であれやこれとカタチのない

      • 印象的なワンシーンが光る映画2選

        どうぶつの動画は、ビタミン剤かもれしない。 画面の向こう側にいるイヌやネコが、こっちを見てほほ笑んでいる。なぜだろう。仕事でPC画面に向き合いながらカタカタと指を動かしている時は目がだんだんジバシバしてくるのに。目薬をさし、気分をもう一度引き締めて、さぁ、あとひと踏ん張りだと日々格闘しているのに。どうぶつの動画とあらば、目は疲れず、何時間でも続けて見ていられる。ナマケモノの食事、カピバラの入浴タイム、チンパンジーのおつかい。あげれば枚挙にいとまがない。発見は連続し、かわ

        • 原題から紐解きたい映画2選。

          人は名前に希望を込める。 これはどこかの広告コピーで読んだ一文だ。どうやら、そうらしい。 考えてみれば日常生活の中でも名前をつけることはたくさんある。生まれた子どもや、ペット、創作物、人によっては開発した商品に、なんてことだってある。それらの過程に思考を巡らせれば、「人は名前に希望を込める」ということは間違いないだろう。もしかすれば、何らかの儀式的な意味を持つものなのかもしれない。 それでも、無数に存在する映像作品の中には、込められた希望や想いが失われてしまった作品が多

        誰か意見を交わしたくなる映画2選。

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          実験的映画3選。

          クローゼットの中の服も春を待っているんだろうなぁ。そんなことを考えてはみたものの、おそらく春服を着る機会は無さそうだ。夏に備えてTシャツをザッピングしていること、これまでの生活のこと。など、あげればキリがなく、駄文乱文にしかならないと判断。ブログのような自分語りはここで割愛します。 今回は「なかなか劇場へ足を運ぶには気が重たい。でも家ならまぁ、見てみてやらないわけでもない。」ぐらいの映画をまとめてみました。ある種のチャレンジングな作品が多いですが、きっと映画の発見があるので

          実験的映画3選。

          思いっきり、○○映画、5選

          外出できない、こんな状況じゃpoison。 外出自粛の要請が出てから、早2週間。 どこかの居酒屋から聞こえてくる、ビジネスマンのにぎやかな笑い声も、 胃袋を刺激する香ばしい焼き鳥の匂いもどこかへ消えてしまった。 しかし、こんな状況だから仕方ない。 今、できるのは「家にいること」。 それで、命を奪うコロナを抑えることが可能ならば、喜んで自粛してやろうではないか。 そう意気込んだはいいものの、身体を動かすことは出来ず、 精神衛生上よろしくない。 そんな時、ふと思った。

          思いっきり、○○映画、5選