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IVS2023 KYOTO / IVS Crypto 2023 KYOTOのKulture参加レポート vol.1
次世代の起業家が集う日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2023」と「IVS Crypto 2023」が2023年6月28日から30日の3日間に渡って京都で開催されました。Kultureは、IVS2023 KYOTO / IVS Crypto 2023 KYOTOの公式コミュニティパートナーに参画しました。
Kultureは、6月28〜30日に京都で開催される日本で最も歴史あるスタートアップイベント「IVS」のコミュニティパートナーになりました!https://t.co/wj6Ylx5O1T
— Kulture Inc. (@Kulture_info) June 13, 2023
Kulture Klubにてクーポンコード配布中!この機会に是非私たちのDiscordにご参加ください。https://t.co/4DoXtf9X0z#IVS2023 #IVSCrypto pic.twitter.com/9xLTngYh2b
今回、コミュニティパートナーとして、Kultureスタッフが「IVS2023」と「IVS Crypto 2023」に現地に参加してきた中で、雰囲気や参加したセッション/イベントなどを複数回に渡って紹介していきます。今回は、IVS2023の全体感と、Kultureとも関連しているNFTやWeb3に関するセッションやブースを一部ご紹介していきます。
IVSとは?
IVSとは、「次世代の、起爆剤に。」をミッションに、新たな時代を牽引する企業の経営者・経営幹部・投資家が一堂に会するカンファレンスです。
今年で17年目を迎えたIVSは、その特徴のひとつでもあった「招待制」を廃止。学生や起業を目指す人、エンジニアなど誰もが参加できるように刷新されました。IVS KYOTOの参加人数は過去最高の1万人を突破し、大盛況でした。
無事に参加者数は10,000人を超え、アジア最大規模となりました🙇♂️✨ 明後日6月30日(金)まで、会場にて皆様のお越しをお待ちしております✨#IVS2023 #IVSCrypto https://t.co/aUMD6l4lS4
— IVS公式アカウント | IVS Official Account (@IVS_Official) June 28, 2023
会場では、ヘルスケアやゲーム、全国から参加したスタートアップ企業やVCがブースを設けたほか、国内外の著名な経営者やキャピタリストを招いたセッションが3日間で250以上行われました。
さらに、2022年から始動した「IVS Crypto」では、国内外のWeb3起業家や投資家、開発者、メディア、政府機関らが集まり、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンなどWeb3領域に特化した大規模カンファレンスとなりました。
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【Kultureセッションレポート】web3事業にどう進出するか
![](https://assets.st-note.com/img/1689319357397-PCJNBXaN4G.png?width=800)
▼登壇者
高野 悠 氏(全日本空輸株式会社)
塚本 真裕 氏(野村證券株式会社)
唐澤 鵬翔 氏(アクセンチュア株式会社)
満木 夏子 氏(Pivot Tokyo株式会社)
セッションサマリー
■社内理解を得るために
ANAの社内ではWeb3についての知識や理解がなかったので、まずはわかりやすい施策から始めた。一度結果が出ると社内外で注目を浴びたので、まずは小さくわかりやすく出すことが大事。
逆に、いきなり大きいところ(マイル連携とか)からするとできなくなる恐れがあった。
コロナの影響で違う事業の軸足を立てないといけない状況だったので新規事業は社内で前向きに捉えられていた。
■NFTでやる理由
NFTでやる必要があるのか?Web2的な仕組みで良いのでは?と言われたりするが、それでもNFTでやることを通した理由はブロックチェーンの透明性という機能的部分で社内を通した。
■その他
思想としてのweb3と技術としてのweb3の話は分けて話す必要がある。
ANAは外部との連携やコラボを多数行っているが、社内ピッチコンテストやカンファレンスなどで繋がりは作っていた。web3は一度始めたらやめられない。やると決めたらやり続けるオペレーション力は日本人に向いてる。
感想
Web2で出来るのでは?という問題は、現状多くの企業がぶつかっているポイントと思われます。いかにわかりやすく社内にベネフィットを伝えつつ、Web3で行う必然性があるのかを伝える重要性を感じました。
また、Web3事業者の横の連携は確かに重要です。連携することでサービス自体のインターオペラビリティの向上はもちろん、法律改正の観点からもメリットがあると思います。
【Kultureセッションレポート】成功するWeb3コミュニティの最新事例
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▼登壇者
小林 清剛 氏(Noxx)
太田 雄貴 氏(Sport3 Founder)
田中 隆一 氏(株式会社フィナンシェ)
吉田 直人 氏(Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.)
セッションサマリー
■Web2とWeb3コミュニティの違い
・トークンホルダーは「自分ゴト化」が強い
株:買う、意見する、収益を得る / トークン:株よりも様々な関わり方ができる
→期待値コントロールをすることが大事。過度な期待をさせるべきではない。
・現状はWeb2.5の状況。運営主体がいないとまだ一般のユーザーはついてこれない。運営がいることの安心感。
■Web3コミュニティ運営の秘訣
・最初の創業メンバーの熱量は重要
・タイムスパンを意識した期待値コントロールが重要
∟短期の値の上下だと稼ぐための人が集まる
∟長い期間インセンティブがないと今までのファンコミュニティと同じ
→ある程度長期スパンではありつつも、メリットがある仕組み作りが重要
・トークン所有メンバー内のスコアリングやコミュニティ単位でのランキングを見せることでモチベーションを上げる
・トークンの価格に期待値をもたせない、煽らない 考え方的には株を持っているイメージに近い。
■Web3コミュニティのこれから
・Sports3はアスリートSports3 Pass(NFT)を配布。→一般の人や企業はSports3 Collection(NFT)の購入でアスリートを支援できる。
・NFTホルダーは選手と一緒にイベントに参加できたり、NFTホルダー仲間と一緒に応援に行けたりする
→選手とファンの距離を近く。様々な競技のファン同士も繋げる
・選手にとっては様々な人との出会いの場にもなる
・プロジェクト成功の定義:【ファンが増える】【収益が増える】【体験や価値が提供できる(本人が主体的に行うこと自体が価値)】
・アスリートはクリプト界隈に入ることにまだ疑心暗鬼
∟アスリートはブランディングや印象を気にするため
∟NFTという言葉を使わないなどハードルを下げるコミュニケーションを実施
感想
Sports3は、アスリートの抱える課題に沿って立ち上げたプロジェクトになっており、今後の展開が楽しみでした。スポーツだけでなく、音楽、演劇など別のエンターテインメントにも置き換えられそうで、Kultureでは、インディーズのアーティストなどが活動していく時にも、近しいことが当てはまるのではないかと感じました。
また、ブランディングを大事にするという点はアーティストも同様のため、対アーティストに対してもファンに対しても、わかりやすく安心して使える仕組みを用意することは必須だと考えました。
最後に
まずは、NFTやWeb3に関するセッションやブースに関するご紹介をさせていただきました。セッションなども知見になることが多かったですが、セッション以外での来場者やブースで、企業や人とのつながりを作る機会がある貴重なコミュニティの場でした!
次回は、KultureのエンジニアスタッフによるIVS2023 KYOTOのレポートを紹介していきます!次回の更新をお楽しみに!
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