自分ののりしろを広げてみる

自分のキャリアは、受託のプログラマーから始まりました。今日はその時に学んで、今もやってることの話をしてみます。

ちょっと経歴

はじめての会社はシステム開発会社でプログラマーとして入社。

3年間でプログラマー、SEとして、こんな開発をやってきました。
・ECサイト構築(AD)
・学校教務システム(PG、SE)
・通販会社社内webシステム(PG)
・販売管理システム(SE、PM)
・労務管理システム(SE、PM)

会社は孫請けが多かったので、プロジェクトによっては元請けの方と動いていました。

元請けの方に言われたことこ

販売管理システムを作る時、元請けのリーダーの方にこんなことを言われました。

販売管理システムを作る前に、販売管理について本を買って学ぶように

そのプロジェクトは、SEだったので現場の方にお話を伺えば、システム要件をまとめることができるだろうと考えていました。
とはいえ、当時素直(笑)な僕は、販売管理の本を買い勉強をしました。

すると、実際現場の声だけではシステムが作れないことがわかりました。

まずは専門用語。
「赤黒伝票」「売掛、買掛」など、販売管理で利用する言葉があります。
それが何を指すのか、どうういことをやればよいのか、予備知識がないと、そこから聞く必要があります。短い時間の中で、その確認時間は無駄な時間です。

それももう一つ。
「現場の方は自分の範囲しか知らない。」

なので、現場の方の話だけ聞いてシステムを作ると、マネージャー層からは分かりづらいシステムができたりなんてこともあります。
そのため、SEはその間を埋め、全体最適をしないと、要件定義が出来なかったのです。

そのためには、販売管理がなんたるかを、事前に理解しておく必要があったんです。

元請けのリーダーはそのことを知っていたので、最初にそれを教えてくれたのでした。

木だけでなく森を見る

現場の情報だけで実際作ってみると、コレじゃないシステムが出来ることが多々あります。使いづらかったりね。

全体を知ってモノを作るのと、知らずに作ることでは、その出来栄えは大きく変わってきます。

この件をきっかけに、システム開発する際は、技術のことだけでなく、全体を把握する癖がつきました。
おかげで、PLについて、労務管理についての知識もついて、その後の仕事にも大いに役立ちました!

自分ののりしろを広げよう

この話は受託システム開発に限った話ではありません。そうすると、ディレクターが言葉が理解でき、開発の勘所が変わってきます。

自社サービスの開発者であっても、例えばマーケティングのことを触りだけでもいいから学んでみる。そうすると、ディレクターが言葉が理解でき、開発の勘所が変わってきます。

僕は今開発は全くやってないですが、UIやUXをはじめサービスに関わることは何でも学ぶようにしています。

そうすることで、自分にのりしろができ、色んな職種の方とスムーズにコミュニケーションを取ることができるようになります。

開発者が自分でマーケティング勉強するというのは、難しいことだと思うので、ぜひ他職種の方と学合いをして、自分ののりしろを広げてみることをおすすめします。




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