カトマンズと大塚のカスタマンダップ
「カスタマンダップ」という聞き慣れない言葉を初めて耳にしたのは比較的最近のことで、大塚にあるネパール料理店の名前としてだった。4月中旬に訪れた際、何かのアトラクションかと見紛うようなエントランスに衝撃を受けて、思わず写真に収めたのだが、その後しばらく用事が重なって、その写真を公開する機会を失ったまま時間が経過していた。
6/1(KIN224)、大塚でIHMドルフィンという会社を経営されている吉野内さんから新刊『波動時代の幕開け』を献本いただいたことで、そのネパール料理店のことが思い出され、翌6/2(KIN225)にインスタ(非公開アカウント)で眠らせていた写真をUPすることにした。
その日の夕方、TBSの番組「世界遺産」で「カトマンズ盆地」が取り上げられることを、少し前にカトマンズ在住の道友・悟郎さんがFBで知らせてくれていたので何となしに見ていたら、「カスタマンダップ」という言葉が耳に飛び込んで来た。しかも、カトマンズという街の名の由来にもなっていると言うではないか!
チベットサポート活動で毎年訪れるようになって早17年。途中、311と新型コロナで行けない期間がありながも、既に13回も訪れている街なのに、「カスタマンダップ」という言葉もカトマンズとの関係も理解していなかったことに愕然とした。
手元にある『地球の歩き方/ネパールとヒマラヤトレッキング2018~19』で調べてみると、確かにP54ダルバール広場のところで以下のように紹介されている。
ダルバール広場なら、2007年に初めてリサーチで訪れた時に訪れているし、その後も何度か訪れているはずなのだが、「カスタマンダップ」という音が、私の記憶には全く残っていなかったのだ。おそらく他にも印象的な建物や場所が沢山あって、そちらに意識が引きつけられてしまったのだと思うが、私の場合、覚えにくい音韻の言葉というのもあるので、それが影響したのかもしれない。
いずれにしても、2ヶ月ほど前まで意識に登ったことすらなかった言葉「カスタマンダップ」は、6/2(KIN224)にシンクロ共鳴して私のもとにやって来たことで、強く心に刻まれることとなった。
結果だけみれば、この話はこれで終わりなのだが、振り返ってみると、ここに至るまでのプロセスにも興味深い点が多々あるので、それもメモしておきたいと思う。そもそも大塚に行く用事がなければ、このシンクロは体験出来なかったのである。
話は2023年末に遡る。IHMドルフィンからの依頼を受けて大塚のオフィスを初めて訪れたのは、律動の月1日(G12/13)新月のことだった。『20の銘板』の見方で「律動の月」全体がKIN84(6・種)に対応し、代表の吉野内さんがKIN42(3・風)であるのを知って、私は父方の祖父母(祖父がKIN84、祖母がKIN42)のことを思い出していた。
会員向け動画撮影の中で、波動や吉野内さんとの出会いについて話し、お正月用特典サービスとして「ぴちぴちドルフィン体操」も披露した後、スタッフの方とランチに向かったのは、大塚の人気インド料理店「やっぱりインディア」だった。オフィスから200mくらいしか離れていないのに気づいて私が勧めたのだ。
この店の店長ラムジーは、かつて三茶の名店のシバカリー・ワラにいた名シェフで、実は私と太陽暦誕生日が同じなのだ。もう何年も前に大塚で「やっぱりインディア」を独立開業した時に何度か訪れたこともあって、数年ぶりの訪問だったのにも関わらず、彼は私のことを覚えていてくれた。彼の実力からすれば当たり前なのだが、今やすっかり大塚の人気店の一つになっている。
そのお店がIHMドルフィンから至近距離にあったことに縁を感じつつ、次にIHMドルフィンを訪れる機会が巡って来た時には、ちょっと別なお店に行ってみようという気持ちにもなっていた。というのも、大塚には他にも魅力的なお店が沢山あるのを知っていたからだ。
その機会は惑星の月11日(G4/14)に巡って来た。波動測定器オペレーター向け研修会の場で「波動測定器を上手に活用するコツ」というタイトルで1時間ほど講演させて頂くことになったのだ。
この日、KIN176(7・戦士)は、吉野内さんと和気清麻呂に関するシンクロで話題にした漫画家・里中真智子さんの誕生キンでもあり、暦的にも面白いシンクロが色々あったが、講演は午後からだったので、私は狙いをつけていたいくつかの店の中から、ネパールのタカリ料理を出すという「カスタマンダップ」に行くことにしてみた。
多民族国家ネパールの中でもタカリ族の料理は美味しいという評判があり、実際の経験からもそれは確かだと思えたのと、駅から至近距離であったことで決めたのだが、そういうお店なら行ってみたいということでLも同行。路面にある外看板はごく普通な感じだったのに、エレベーターの扉が開くと、いきなり巨大祭壇のようなものが出迎えてくれるのだ(トップ画像)。
料理も確かに美味しかったが、エントランス含め徹底してネパール風にしてある内装やミニコンサートができそうなくらいに広い店内の方に、すっかり感心してしまった。しかし、「カスタマンダップ」という店名の由来を知った今、そう名乗るくらい気合いの入ったお店だったのだと納得した。
最後に、大塚を訪れる機会を頂き、新刊の献本を通じて再び大塚に意識が向く機会を下さった吉野内さん、その吉野内さんとの縁を繋いで下さった江本勝先生、カトマンズとの回路を常に活性化させて下さっているマナサロワール・アカデミーの二人の校長サンモさんとヴィジャヤさん、そこに通う子供たちを支援し続けて下さっているサポーターの皆様、そして現地でいつもお世話になっている木村悟郎さんとウサさんに感謝したい。
日常の中のちょっとしたシンクロも、そうした多くの人々との繋がりや縁があって成り立っているもので、現れ出たひとつの現象だけが独立して存在している訳ではないということを、改めて実感させてくれる出来事であった。(D)
水晶の月7日 7・星(KIN228)
★6/1(土)〜 6/23(日) 13の月の暦タイムスコア展 at TIME&SPACE
★6/9(日)神楽坂セイギーヒー/新年の「13の月の暦」を起動させるワーク
★6/16(日)二子玉川【「青い嵐」とシリウスの秘密】
★6/18(火)ピンク法螺貝りーこさん&ペトログリフ武内先生とのコラボ!
サポートに感謝いたします! 提唱者のホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻が伝えた「平和の暦」としての本来の『13の月の暦』の普及活動と、NPOクリカとして行っているチベット・サポート活動に活用させていただきます。